おすすめ度 ☆☆★
オーギュストロダン好き ☆☆☆★
PG12
「考える人」や「地獄の門」で知られる彫刻家オーギュストロダン。
日本にもファンが多く、京都国立博物館に「考える人」展示。国立西洋美術館には、「地獄の門」、彫刻の美美術館には、バルザック像が展示されている。
また、彼の弟子で愛人のカミーユもよく知られた伝説だ。
そのロダン没後100年を記念して、パリ・ロダン美術館全面協力のもと、製作された。
「地獄の門」制作の舞台裏が覗かれる。
ただ、内縁の妻がいながら、才能あるカミーユと10年もの恋愛関係にあり、恋に激しいロダンの一面が描かれる。
二人が別れてからも、モデルの女性たちとの交流は絶えない。
ある意味、セックス三昧のようなロダンが描かれている。
芸術家は、苦悩する、なかなか才能が認めてもらえない。
そのジレンマは、下衆た作品を生んでしまう。
バルザック像がその一例だ。妊婦のような腹。
おまけとして、美しい女性たちの裸のモデル像は魅力的だ。
監督は、ジャック・ドワイヨン、ロダンを演じるのは、バンサン・ランドン。