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「長江 愛の詩(うた)」、製作期間10年――悠久の長江、壮大で幻想的な叙事詩。

2018-05-21 17:11:24 | 中国映画

おすすめ度 ☆☆☆ (劇場鑑賞)

長江好き、叙事詩好き ☆☆☆☆

2016年・第66回ベルリン国際映画祭・銀熊賞(芸術貢献賞)受賞作。

映像は、美しく、その詩情は素晴らしいのだけれど、眠いこと眠いこと。

上映時間は、116分と中尺だけど、うんと長く感じる。

何しろ、長江(揚子江)を上海からおんぼろ船でさかのぼるのだから。

さすが、中盤、三峡ダムまでくると、音の大きさと映像の雄大さに圧倒され、目が覚めてくる。

それにしても、登場するアン・ルーという女性の存在は何なのか。

邦題は「愛の詩」だが、原題はただの長江図。

眠気覚ましに、セックスシーンを挟んだのか?

一方、父の残した詩集、なぜ、書かれたのが天安門事件の年、1989年にしたのか。何らかの意図が?

さらに、奥へ進み、氷の長江。

そして、ラストは。

まさに、ミステリアス。

名カメラマン、リー・ピンビンの手わざが光る。

コメント
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