おすすめ度 ☆☆★
強烈な映画好き ☆☆☆★
15+ きわどいセックスシーン
昨年度、2本の「光」作品が封切られた、河瀨監督作品と本作だ。監督名を付して分けられている。
原作は、三浦しをん。
25年前の離れ島での殺人事件。殺人後地震で現場は破壊され、うやむやに。
妻と娘と三人で平凡なサラリーマン生活を送っていた信之。
そこへ、過去の秘密を携えた輔が現れる。
輔は、信之の妻とも関係を持ち、信之を脅す。
再び、信之の野生が芽吹き、悲劇へと突っ走る。
冒頭から、不協和音の曲が流れ、それに離れ島の神秘的な風景がおどろおどろしく。
セックスと殺人という、根源的な本性がむき出しにされていく。
登場人物すべてが、異常さを持っており、感情移入できる人物はいない。
まさに、人間の業を描いて秀逸。
だけど、見る者は置いていかれる。
光とは、あこがれのことか?
井浦新、瑛太、橋本マナミ、長谷川京子ら主演陣の演技は的確。