おすすめ度 ☆☆☆★
文学好き ☆☆☆☆
フランス・イギリス合作
第2次世界大戦中、イギリスで唯一ナチスドイツに占領されたチャンネル諸島の1つであるガーンジー島。フランスとイギリスの中間にあり、ドイツにとっては格好の占領地。
この歪んだ島民たちは、いかに過ごしたのか。ひょんなことから生まれた読書会が占領下の唯一の心の支えになっていた。
だが、作家のジュリエットが、島民がみな口を閉ざすある出来事を題材に小説を書いたことで、その一部始終が明らかになる。
それは、戦時下のなさぬ恋の顛末。
だが、現実には、行方不明になった女性の悲劇。
ただ、その忘れ形見が存在する皮肉。
一方で、作家と読書会のスタッフとの恋も描いて、
美しい島の自然とラブロマンスに目が離せない。