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「あなたの名前を呼べたなら」、インド格差社会の恋愛は?

2020-04-22 17:21:52 | アジア映画

おすすめ度 ☆☆☆★

インド・フランス映画

助監督や脚本家としてヨーロッパでも活躍するムンバイ出身の女性監督ロヘナ・ゲラの長編デビュー作。それゆえ、インド映画らしい、ダンスシーンや長時間といったものは見られず普通の恋愛映画だ。

経済の発展が著しいインドのムンバイが舞台。

夫を亡くしたラトナは建設会社の御曹司アシュヴィンの新婚家庭で住み込みで働く予定だった。しかし、婚約者の浮気が発覚して直前で破談となってしまい、広すぎる高級マンションに1人で暮らすことになった傷心のアシュヴィンを気遣いながら、ラトナは彼の身の回りの世話をしていた。

恋人を失ったぼんぼんと、田舎から出たデザイナー希望の真面目家政婦。

身分社会のインド。その格差は厳然としたものがある。

タイトルの「あなたの名前を呼べたなら」は、ご主人様を決して名前で呼べない封建社会。

大都会ですらこうなのだ。

で、御曹司は、結局アメリカへ。

ただ、ラストは、少し前向きな終わり方。

てらわない演出が光る。

 

 

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