ひろの映画見たまま

映画にワクワク

香港映画「アンダードッグ」(硬漢)、劉主演で大暴れ!

2011-07-17 10:11:01 | 中国映画

これは劇場未公開。ちょっと地味だ。

海軍兵士、練習中溺れた同僚を助けようとしたが、自身が溺れ、脳に酸素不足を起し、頭がおかしくなる。

除隊後、その軍でたたきこまれた使命を守り、民衆の敵と戦う。

軍で鍛えられた、喧嘩力は半端じゃない。

お蔭で、悪人をやっつけるが、時には、暴走してしまうことも。

そんな彼が香港マフィアと刑務所で知り合う。

そして、マフィアが、古美術展で、美術品を強奪する場面にぶつかり、大活劇に。

主演の劉烨が、黙々とした硬漢をたくましく演じる。

アクションシーンが、最初と最後だけで、中ほどはちょっとだれる。

恋人との関係、言語障害の少年、刑事たち。マフィアの集団。

これらの関係が、描かれるのだが、ちょっと分かりずらい。

続編があるので期待したい。

 

 

 

 

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映画「ラストターゲット」、ジョージクルーニ、今回はスナイパーに!

2011-07-16 16:21:51 | アメリカ映画

原題は「アメリカ人」

ラストターゲットは日本題名だが、ネタバレタイトルだ。

冒頭、スェーデンの雪山、彼女とベッドを共にした朝、銀世界を二人で歩いていると

突然銃声、素早くかわした彼は、彼女をも銃殺する。

クールな狙撃手というイメージが生まれる。

そんな彼が、敵を避けて、イタリアの山奥に。

そこで、アメリカ人のカメラマンと称して、村人と軽いお付き合いをする。

また彼女もできる。

そして、最後の仕事として、女狙撃手の銃を製作することに。

これが最後のはずだった。

ジョージクルーニーもいいおじさんになった。

それでも、黙々と体を鍛える姿は、役と重なる。

途中淡々とした生活が続きラストで一気に急展開というストーリーは無難な出来だ。

お色気シーンもあって、クルーニーは結構楽しんだかも。

 

 

 

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映画「戦火のナージャ」、戦争の愚かしさと悲惨さを描く!

2011-07-15 11:27:32 | 映画

これは、ロシアの巨匠・ミキータニハルコフの「太陽に灼かれて」の続編だ。ただ前作は未見。

冒頭、白昼のシーンがあって、字幕が白飛びして読みづらく、この二点でまず話が読めなくなった。

スターリンに背いて、反逆者となった父と娘の物語。

二人は、別れたまま、でもお互い生きていると信じて過ごす。

そして、二人は別々に戦争の渦中にあり、

攻めくるドイツ軍に、追われまくるのだ。

でもなぜか、二人は生き延びる。

それは、神のおぼしめしなのか。

戦争の非道さは、それぞれのエピソードで、痛烈に描かれる。

たとえば、娘。看護婦になるが、赤十字の輸送船が攻撃を受ける。

爆破、なぜか、ナタージャと牧師が一つの魚雷に捕まり助かりそう、

そこで洗礼を受ける。牧師は水死。

ナタージャは、助けを求めるが、通る船は助けに来ない。

やっと自力で海辺にたどり着いたとき、船は魚雷に触れ爆破。皮肉。

また、村では、冤罪で村民全部が焼き殺される。

まあ、枚挙にいとまがない残酷なエピソードの連続だ。

2時間30分、飽きさせない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ウディアレンの犯罪映画「カサンドラズドリーム」、男優二人の競演が見もの!

2011-07-14 20:15:32 | イギリス映画

これは、ウディアレンがイギリスで撮った作品だ。

DVDの解説で、インタビューに答えるアレン。

なんとあくびばかり。眠いの一言。そして質問に何と聞き返す。

こんなに自分の作品を持ち上げないのもみごと。

ただ、普通女優が主役の映画が多いのにこれは男性が主役。

それは、ひつぜんだからという。

ユアン・マクレガー とコリン・ファレル、今を時めく若手俳優だ。

それが、だらしない男性を演じるのだから何とも奇妙。

企業家を夢見るお調子者の兄(マグレガー)、ギャンブル好きで気弱な弟(ファレル)。

二人が力を合わせて、船を買ったはいいが、

弟がギャンブルに負けて金に困り、

商売でもうけている伯父から借金しようとするが

逆に殺人を依頼される。

で、ファレルが憎めない弟役で面目躍如。

まあ、二人の掛け合いを見ているだけでも面白い。

でも監督が眠くてはね?

 

 

 

 

 

 

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映画「乳母車」、山田洋次が選ぶ日本映画の家族編の一本。(NHKBSで放映)

2011-07-13 10:03:29 | 日本映画

石原裕次郎主演の映画だ。

石原裕次郎が、こんな家族映画に出ていたとは驚きだ。

普通の青年を演じているが、やはり彼らしいすがすがしさが異彩を放っている。

相手役の芦川いずみは、両親の、夫婦の危機に戸惑う姿を好演。

すなおに、石原扮する青年と付き合う様子は、何とも自然で微笑ましい。

石坂洋次郎原作だが、当時としては、めずらしく女性の自立的な生き方を描いている。

父の不倫が原因だが、父の優柔不断さが、今見れば気にかかるが、

当時は、妾、てかけというのが、当たり前の世界であったから、

むしろ、女二人に自らの生き方を選ばせる態度はよしとすべきか。

その辺を、なんとも宇野重吉(若かったね)がうまく演じている。

それにしても、山田洋次がなぜこの映画を選んだのかは

解説を聞いてよくわかった。監督の田坂具隆は、彼のお手本だったのだ。

 

 

 

 

 

 

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映画「スーパーエイト」、少年たちの出会ったものとは?

2011-07-08 19:26:03 | アメリカ映画

幾度となくはっとさせられる、恐怖映画のテクニックだ。

でも、そこでハチャメチャなことが起こるから、これはもう笑えてくる。

そう、恐怖ではなく笑いなのだ。

なんでここまで、やるのみたいな。

そしてこれは、少年たちの群像映画だが、

主人公の男女はしっかり描いていて、微笑ましい。

最後に少年たちが撮影した映画が、エンドロールで流れるが

これが又結構面白い。少年たちの作るゾンビ映画だ。

保安官を父に持つ青年は、工場の火災で母親を亡くす。

そして、映画を作る仲間の一人の女性に恋をする。

二人は相思相愛になる。

夜、人のいない駅で撮影を開始すると

突然列車が現れ、車と衝突。

それがなぜか衝突だけで終わらない大事故となる。

そこから始まる、未知との遭遇。

高校の生物学の先生がからんでいるみたい。

「未知との遭遇」や、ETを撮ったスピルバーグへのオマージュともいう。

少年たちと未知との出会いは、その手法は違っても人を引き付けるものがある。

 

 

 

 

 

 

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映画「小川の辺」、藤沢周平原作の映画化

2011-07-07 19:45:15 | 日本映画

この映画は、実はかなり映画になりにくい作品だ。

藩の主命により、友人を撃たねばならない非情。

さらに、相手の妻は自分の妹。

打てば必ず返り討ちに来るに違いない。

もうほぼ、結末のわかった映画で、最後まで持たせねばならない。

その間、派手な戦いがあるでなし、

最後の打ち合いとて、友人だから、非道の、それも滅法剣の強い相手でもない。

妹に色恋はあるが、それとて、この時代の不倫。表ざたではない。

舞台は、山形庄内地方、まあ日本らしい風景といえばそうだが、

さりとて、特に美しいわけでもない。

ことほど左様に難しい映画をよくぞ作品にしたものだ。

地味な映画だけに、感動を呼ぶわけでもないが

江戸時代の、主命という生き方に、真面目に生きる人々の姿が、丁寧に描かれ

表情と姿で、その苦労をにじませる演技は、大したものだと思う。

 

 

 

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映画「BIUTIFUL ビューティフル」、死にゆく男のあがき、それは生への憧れか?

2011-07-06 20:00:03 | 映画

題名のBIUTIFULはスペル間違いではない。主人公が子供にスペルを教えたその言葉だ。

あの「ノーカントリー」のハミエル・バルデムが主人公を演じるスペイン映画。

あの大聖堂がバックに映し出される、バルセロナが舞台。

ここも移民の街だ、セネガル人や中国人。

彼らを相手に闇の仕事にも手を出しているウスバル。二人の子供がいるが

妻とは離婚、彼女は精神的に病んでいた。

彼は、血尿が出るので、医師に診てもらうと余命2か月のがんと診断される。

そこから、彼のあがきが始まる。

底辺の社会での、違法問題。

それはよかれとしたことが裏目に出たりする。

セネガル人は不法滞在で退去。

中国人には、仕事をあっせんするがそれが裏目に。

ただ、救われるのは、学校に通う子供たち。

一度は妻を呼び寄せるが、

上映時間148時間の長尺もの。

ただ、その暗さに、作品の本質を見られるか。

それとも逃げ出すか?

それは見る人次第。

とにかく、ずきんと来ることは間違いない。

 

 

 

 

 

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映画「食堂かたつむり」、メルヘンチックな料理映画!

2011-07-05 10:53:58 | 日本映画

紫咲コウなら、外れはないかと思って借りたけど、これは私の守備範囲を超える。

主人公(紫咲コウ)が、恋人と別れて失語症になったとのことで、筆談なのだ。

あの勇ましい紫咲コウの声が聞けない。

彼女には母がいるのだが、父はわからないという。そして派手派手なんだ。この母子が映画の主題だが?

その嫌いな母の元へ帰ってきて、おっぱい山(不思議な感覚)のある山里に食堂を開設する。

それも、一日一組。来るのは、近所の人たち。

ただ、ここの料理を食べるといいことがあるという。

そんな雰囲気の映画だが、監督の富永まいさん、これが2作目。

CMとかアニメの分野で活躍。

お蔭で、CGとかアニメ満載で、お好きな方には楽しそう。

料理も凝っていて、もともと彼氏が印度人。

アジアン料理というか、自然食な感じ。

料理と映画はいい組み合わせなんだけど。

 

 

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