幾度となくはっとさせられる、恐怖映画のテクニックだ。
でも、そこでハチャメチャなことが起こるから、これはもう笑えてくる。
そう、恐怖ではなく笑いなのだ。
なんでここまで、やるのみたいな。
そしてこれは、少年たちの群像映画だが、
主人公の男女はしっかり描いていて、微笑ましい。
最後に少年たちが撮影した映画が、エンドロールで流れるが
これが又結構面白い。少年たちの作るゾンビ映画だ。
保安官を父に持つ青年は、工場の火災で母親を亡くす。
そして、映画を作る仲間の一人の女性に恋をする。
二人は相思相愛になる。
夜、人のいない駅で撮影を開始すると
突然列車が現れ、車と衝突。
それがなぜか衝突だけで終わらない大事故となる。
そこから始まる、未知との遭遇。
高校の生物学の先生がからんでいるみたい。
「未知との遭遇」や、ETを撮ったスピルバーグへのオマージュともいう。
少年たちと未知との出会いは、その手法は違っても人を引き付けるものがある。