ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「パリ、カウントダウン」、フランス発犯罪映画です

2015-03-05 13:20:57 | フランス映画
おススメ度 ☆☆

劇場未公開、WOWOWで放映される。

2013年フランス映画。

ジャック・ガンブラン、オリヴィエ・マルシャル主演。

二人の幼友達が、麻薬取引に巻き込まれて、取引相手と死闘を重ねるサスペンス映画です。

お決まりのカーチェイスや、派手なガンアクションがありますが、アメリカや香港、韓国映画に比べて迫力に欠けます。

その分地味な駆け引きで、フランスらしいなと思える映画です。

フランスの犯罪映画好きにはよいかもしれませんが、ちょっと話が分かり難く、とっつきにくいきらいがあります。

幼馴染や、家族とか、裏事情も絡めて、逃避行だったり、攻撃だったり、一応王道の犯罪映画です。

結末もそれなりにショッキングですが。あくまで、地味な映画です。
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「ワレサ 連帯の男」、ポーランドの民主化を成し遂げた男の半生

2015-03-04 17:34:40 | ヨーロッパ映画
おススメ度 ☆☆☆

ポーランドのこと知りたい人 ☆☆☆☆

もう、アンジェイワイダも80代後半。

自国の歴史を振り返ってみた。

それには、ワレサがいい題材。ソ連の圧政下で労働運動を盛り上げ、のちに大統領になった男である。

このワレサに焦点を当て、当時のフィルムなどを交えながら、連帯という労働組合組織の発展を描いている。ワレサ自体健在なので、描くのは難しいが、頂点の時代で映画を終えている。

だが、ワイダは、ワレサの個人的な面も丁寧に描いている。

冒頭、イタリア人女性ジャーナリストのインタビューから始まり、ワレサに自らの立ち位置を説明させている。

そして、この映画のもう一つのキーマンが、ワレサの妻である。その子だくさんに恐れ入るが、ラスト近く、ワレサの代わりにノーベル平和賞をもらいに行くが、空港で全裸検査の屈辱を受けるシーンが描かれる。

このポーランドの民主化が、東の壁をぶち壊した遠因にもなっており、ヨーロッパでは、このワレサは重要なキーポイントなのだろう。

なかなか日本では、身近でないポーランドだが、ワレサは、絶頂期に日本を訪れており、日本びーきだそうだ。

それにしても、ワレサを演じたロベルト・ビェンツキェビチ、「ソハの地下道」にもでていたが、このワレサで、饒舌さを好演。政治家は話がうまくなくては務まらないを、実践している。

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「STAND BY ME ドラえもん」、あのドラえもんのエッセンスがいっぱい詰まってます

2015-03-03 17:08:43 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆

子供経験者 ☆☆☆☆

日本アカデミー賞アニメ部門賞を受賞したので、早速借りてみた。

これ、3Ⅾ作品なんだけど、DVDは2Dだけ。

まあ、近未来の話がでてくるので、3Dがいいかなと思う。

ドラえもんの作品の中から、選りすぐった作品をつなぎ合わせてできたというだけあって、ドラえもん感は満載。

題名が、英語なのも、大人を意識したのかも。

話の大半が、伸びた君のしずかちゃんへのラブコールで、出木杉君がでてきて、苦難の連続。

雪山でのラブシーンも一つの山場で、まあ、大人向けとしても大丈夫。

ラストは、独り立ちするはずが、ドラえもんを呼び返したりして。

「永遠の零」の山崎監督のアカデミー賞ダブル受賞となったが、

丁寧な作りで、共感を呼ぶ。

まあみたことある話だと、かるくいなすのもいいが、青春ものにケチはつけまい。

大山のぶ代さん世代の人には、彼女の声を思い出してください。
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「上村君殺人事件」、ネットで大騒ぎ

2015-03-03 14:02:40 | 日記
上村君殺害から1週間が経ち、葬儀も執り行われた。

一方で、犯人グループは特定、週刊誌などでは、指名や顔写真も出ることだろう。

ネットでは、犯人とされる舟橋君の写真はおろか、家族(父母、姉妹)の写った写真も流失。

更には、住所が特定され、何とかしろの書き込みも。

今日に至って、上村君殺害現場の動画がアップされたとの話も。

そして「イスラム国」ごっことの話も出て、

ニュース番組などでは、冷静にとあおっているが、それが逆効果。

警察の落ち度も指摘され、久しぶりの猟奇殺人事件に世間は浮足立っている。


写真は載せません。
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「おみおくりの作法」、孤独死の死者を弔う市職員のおみおくり

2015-03-02 17:38:21 | イギリス映画
おススメ度 ☆☆☆

静かな、それでいてじんと来る映画好き ☆☆☆☆

特に前半、たんたん、これぞ公務員というまあ面白くもない律儀男の日常が描かれます。孤独死者の身寄りを探して、弔うという地味な仕事。

だが、後半、自らのアパートの向かいに住む男が孤独死した。

その調査を始めた矢先、役所の合理化で、退職を勧告されてしまう。まだ、44歳。こりゃたまらんね。それも、独身で地味な生活を送ってきた御仁だから。恋の一つもなかったのかね。

で、がぜん張り切って、張り切りの理由が、孤独死の男の娘が美人だから?

まあ、退職勧告の腹いせもあって、自費もめげず、孤独死男の消息を訪ねて、イギリス中をへめぐる、まあ、ロードムービーだ。

女にはもてるが、アル中だとか、公務員とは真逆の生活、さらには、フォークランド紛争で落下傘部隊だったとか、イギリスの昔の恥部がでてきたり、面白い展開に。だが、誰一人葬儀に参列するとは言わない。

しかし、ここで逆転、娘が葬儀に出てくると、さらに喫茶店へのデートのお誘いも。

公務員氏は有頂天。

だがそこは皮肉。これがイギリス映画なのだ。

地味だけど的確なエディ・マーサンが主演。彼が主演でと思うが、これが光っているのだ。
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「私は生きていける」、第三次世界大戦が始まったイギリスで生を求めて旅する少女

2015-03-01 17:48:48 | イギリス映画
おススメ度 ☆☆

出生時に母親を亡くした少女が、アメリカから伯母たちのいるイギリスへ。

そこで、3人のいとこたちと触れ合ううちに、その大自然の中、長男に恋をする。

そんな中、第三次世界大戦が勃発、軍により男女別に強制的に疎開させられる。

男との約束(住んでいた家で又会おう)を守って、施設を脱走。少女は下の従妹とともに、家を目指す。

サバイバル旅行で、男たちに襲われたりする。

最初自分の殻に閉じこもり、まわりを見なかった彼女が、恋という目的の元、従妹を抱えながら生きるすべを学んでいく。

綺麗なイギリスの森林風景がふんだんに出てきて、こころ和む。

最後は、恋人とも再会、新しい人生が始まる。

たんたんと少女目線で描かれるが、取り立てて魅力ある映画でもなく、感動は薄い。

女性目線なので、女性にはいいのかも。

「つぐない」「ハンナ」のシアーシャ・ローナンの主演で、彼女好きならいいかも。
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「R100」松本人志のボンデージ映画です

2015-03-01 15:43:45 | 日本映画
おススメ度 ☆

松本人志が2013年に製作した、監督第4作目です。

何かと物議を醸す松本人志の映画。

今回は、R+15のSMボンデージ映画です。

大地真央、寺島しのぶ、片桐はいり、冨永愛、佐藤江梨子とそうそうたるメンバーの女王様ボンデージ映画で、前半は、このムードで結構面白い展開です。

この女王様たち、演技を忘れて本気を出しているようなていで、まあそれなりに女優の魅力を振りまいてくれます。

1年の約束でSM契約を交わしてしまったがために、職場や家庭にまでSM嬢が押しかけてくるというまあ、ありがたいというか苦しいというか、

そして止めようと思っても辞められない羽目に。

後半は、もうはちゃめちゃ、松本氏としては、ここまでしているのに、わかってくれよなというか、分からんでもいいよ、おれの好きにさせろとか

まあ、このくそ面白く、面白くない映画に、結構なエネルギーが費やされているわけで、吉本さんも腹が太いというか。

それにしても、R100という、100歳未満は見てはいけないというこのパロディ。

もう、老境の域に達したのでしょうか松本さん。
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