ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「プリデスティネーション」、時空を超えるエージェント

2015-03-12 17:26:18 | 映画
おススメ度 ☆☆☆

SF映画好き、特に時空映画好き ☆☆☆☆

SF小説の大家ロバート・A・ハインラインによる短編小説「輪廻の蛇」の映画化。(題名は英語の題名よりこの方がしっくりくる)

ただし映像のふくらみは大きく、謎は最後まで引っ張っていく。

特にアクションとか、スリリングとか、その手の映画ではない。

ただただ、時空に繰り広げられる、二転三転の物語に驚かされる。

冒頭、爆破犯を阻止しようとして、小規模火災を起こし、あげく、顔面焼却のひどい怪我で、ほとんど顔が分からなくなるぐらいの手術を受ける。そして立ち直った時空警察のエージェント。(もうこのあたりからトリックが始まっている)

時空エージェントとは、昔風の時計仕掛けの器械で、時をさかのぼったり、未来へ飛んだりできる能力を持った人。

すなわち、過去を塗り替えられるのだが、

1970年、ある酒場、なぜかバーテンダーは、時空エージェント。

その酒場で、一人の青年が、話を聞いてくれと、そしてウィスキーのボトルを賭けの対象にして、物語は始まる。

青年は、女の子として生まれ、両親に捨てられ、孤児院で育つが、宇宙飛行をめざし、猛特訓を受ける。

そんな彼女が、謎の男と結婚、女児を出産。

だが、そこから、男に目覚め現在の青年があるという。

バーテンダーに扮した時空エージェントは、青年を自分の後継者にしようと、青年を時空変換の部屋へ連れていくのだが、

そこから、事態は二転三転。

よほど注意して見ていないと、方向を見失う仕掛け。(二度見たらまた面白いかも)


イーサンホークが、時空エージェントを熱演。

だが、青年(実は女)を演じるサラ・スヌークの化けっぷりも見事で、ジョディフォスター並の熱演。



女性を演じるサラス・ヌークの画像






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「ゲットパッカーズ」、ツタヤだけレンタル、自己啓発本を巡るクライムコメディ!

2015-03-11 17:54:31 | アメリカ映画
おススメ度 ☆

人生について考える人 ☆☆

劇場未公開。ツタヤだけでレンタル。日本人は、この手の映画には弱いのでは(これ私のひとりよがり)


スライことシルベスタスタローンが絡んだ映画で話題に。

だが、出番は少ない。

一方、製作途中資金が集まらなくて困ったという話も。

だが、結構豪華俳優で、ダニードレホもチョイ役で。

自己啓発本で、成功するという話。

だが、だれが、成功するのかそれが問題。

元犯罪者、マフィア、悪徳記者、女優、警官などなど、最初は別々の話が、著者の集会で、全員勢揃い。

その後の落ちまであって、大団円。

原題の「Reach Me」は自己啓発本の名前。

邦題の「ゲットパッカーズ」は、奪還金。こちらの名前は日本のコミックにもある。

まあよくわからない話ではある。
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「小野寺の弟、小野寺の姉」、微妙な二人の恋物語

2015-03-11 17:28:38 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆

40歳の姉と33歳の弟の関係の人 ☆☆☆☆

女きょうだいのいない私には、ちょっと微妙な映画。(姉の感じがわからない。)

それぞれに、負い目を感じている2人。

表面的にいがみ合っても、結局いたわり会う関係。

片桐はいりの姉と、最近演技的にも上達してきた向井理の弟。

これまさに、はまり役、この映画、原作、脚本、監督を作家の西田政史が務め、映画化の前に舞台も。

片桐はいりと向井理の主演で。

話は、お互い気を使って、姉40歳、弟33歳まで独身の奥手。

弟に至っては、付き合っていた女に、姉と私のどっちといわれて別れてしまっていた。

そして、手紙の誤配をきっかけに、付き合いの始まった弟と、メガネ店で働く姉の、メガネ営業マンとの勘違い恋愛と、ほろ苦い、いかにも日本的それも、懐古的雰囲気で描き切った、コメディ。

まあ、恋愛経験者にとっては、苦い思い出を思い出させるそんな、小品。

弟を調香師にしたて、幸せの匂いを探させるひねりで、落とし前をつける。

まあ、それぞれのエピソードにさもありなんとうなずかせる演出はいける。報知映画賞で新人賞を取ったのもうなずける)
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「さいはて やさしい香りと待ちながら」、岬のコーヒーショップ。

2015-03-10 18:49:07 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆

女性向け、女だらけの映画です。

世界農業遺産にも認定された石川県能登半島の珠洲市、さいはてとはちょっと、イメージが違うが、その海辺に立つ漁師小屋を改良して、コーヒー専門店を経営する岬。

このロケ地の近くに、二三味珈琲「shop 舟小屋」があり、大変繁盛しているそうな。

それをモチーフにしたのか、ローカル色満点。

岬は、父の残した小屋を改良して住み、漁師だった父の帰りを待つ。

隣に、民宿があるが、母親が入院し、その娘は男と関係して生活している。それを嫌う孫。

孫は、都会育ちの岬にあこがれ、近づきになる。

ある事件をとおして、娘と孫は、岬のファンになる。

そんな、まったりした家族関係を通して、家族の温かさを丁寧に描いた作品。

まあ、男性お断りの雰囲気がちょっと近寄りがたいが。

監督は、台湾の新鋭女性監督。

岬に扮する、永作博美が熱演。

佐々木希も難しい役どころを演じている。

能登の風景もきれい。
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「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」、凄腕シェフがフードトラックで回生

2015-03-09 19:05:54 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆

料理映画好き、父子の絆映画好き ☆☆☆☆

「アイアンマン」シリーズのジョン・ファブロー、自ら製作、脚本、監督、主演とワンマン映画を撮った。

ロサンゼルスの有名レストランで、フレンチの腕を発揮していたシェフカール。

自分のオリジナルに自信を持ち、客に提供しようとするが、オーナーから、定番に固執するようくぎを刺される。

おかげで、評論家からくそみそにたたかれ、それに対する反論を口汚くののしったことからネットが暴発。

おかげで、そのレストランにいられなくなる。

自らの意志を信じて、有名レストランに固執していた付けが回ったのだが、息子の夏休みもあって、元妻の提案するフードトラックを開業。

マイアミでのキューバンサンドウィッチの魅力をアレンジ、それが見事成功、息子の力を借りて、ネットでの宣伝も効いて、大繁盛。

息子や元嫁とも回復。

かの評論家まで、駆け付けおいしいとの好評。

成功物語だけに、見ていて楽しい。

ロードムービーの味付けもあって料理番組としても成功。
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「ローマ環状線、めぐりゆく人生たち」、ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞。

2015-03-08 18:35:41 | ヨーロッパ映画
おススメ度 ☆☆☆

ドキュメント映画好き ☆☆☆☆

イタリア映画、ベネチアでドキュメンタリーではじめて金獅子賞受賞。

環状線はローマの都市部と郊外を隔てる境界線となる高速道路。でも羊が飼われたり、ヤシの木が生えていたり郊外でもある。

この環状線の周辺で繰り広げられる市井の人々のありのままを、じっくり2年半もの時間をかけて撮りあげた力作。

ただ、人々の生活を映すだけで、そのセリフの中から人生が浮かび上がる。

昆虫学者や、うなぎ漁師など自然と触れ合う人も取りあげれば、ゲイやダンサーなど、底辺の生活者にも目が向き、更には、豪邸の所持者まで題材に。

中では、認知のかかった母を持つ、救急士の人間味あふれる会話がじんとくる。

ドキュメントでありながら、人生を浮き彫りにする、その背景に高速道路の美しい風景もはさまれて、イタリアを感じさせる。
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「パパ、アイ・ラブ・ユー」、2歳の息子と父親の奮戦記

2015-03-08 12:10:27 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆

子育て中の父親 ☆☆☆☆

劇場未公開 2012年作品

「世界の終り」のマークウェーヴァーが、脚本、監督、主演した子育て物語。

自らの息子を出演させ、その父子のべたべたぶりを見せる。

息子はかなりおしゃまで、生と死まで教えるのはさすが。

途中、同じ子育て中の女性と知り合ったり、

パーティーで、昔の恋人と出会って、いい雰囲気になったりと、大人の付き合いも十分。

だが、妻を交通事故で亡くしてからは、ややぼうぜん自失気味で、

俳優を続けるが、十分にお金を稼げず苦労する。

金魚を飼って、息子に生き死にを教えるところが、この映画の肝か。

ただ、プライベート映画っぽくって、普通人にはちょっと物足りない。

子供はほんと可愛すぎる。
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「記憶探偵と鍵のかかった少女」、記憶探偵という不可思議な存在

2015-03-07 17:19:52 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆

アメリカ映画だが、スペイン人監督、主演はイギリス人、ちょっとヨーロッパテイスト。

なんとも謎めいた題名だ。

大したアクションもホラーもない、でもサイコサスペンスとでもいおうか、不思議な映画。

最初は、その謎めいた作りに、興味を持つが、徐々にわけがわからなくなり、その仕掛けに引っかかりつつ、どんでん返しのラストへと導かれる。

大体、記憶探偵という怪しげな職業。その彼が、妻を亡くし悩んでいるところに変な少女のサイコ的魅力に惑わされていく。

16歳の少女の脳内に入っていくのだが、そこで語られる事実と、調査していく周りの人たちとのかい離。

少女の幼いころまで侵入し不可解な事実が。

主演のマー久ストロングの、どこか神経質なたたずまいに、ドキドキ感をそそられる。

しかし、怪しい人物が出てきたり、妻の事件が挿入されたりとやや支離滅裂。

そこを狙った作品らしいが、結末ももひとつもやもや。

結局、少女にたぶらかされたようで、タイッサ・ファーミガの美貌が、物語の鍵か。{/eto_tora
/}
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自分のミスを棚に上げて、恫喝する整形外科医!

2015-03-07 14:10:08 | 日記
世の中には、碌でもない医者がいる。

それでも流行っているのだから、たちが悪い。

2週間前、坂道を自転車で走行中、不注意で縁石に乗り上げ、転んでしまった。

額と頬と左手甲に擦過傷をを負い血も流れすぐ医者(外科、整形外科医)にいった。左足の甲も痛みがあった。

外科医だから、手慣れたもので、傷の手当てをしてくれた。左足については、レントゲン写真で骨折のないのを確認、湿布薬をくれた。

翌日、その翌々日、その翌々日、その翌々日と、経過観察のため医者に行った。

傷は、徐々に回復。その間、包帯交換など傷については一応、適切な処置がされた。

問題は、左足だ、湿布は自分で交換しろとけんもほろろ。

3日目ごろから、脚の甲が腫れだした。

所用があったので、靴を履き少々歩きもした。

足の痛みついては、何の指示もなく、時期が来れば治るぐらいの態度だったので、そのまま放置した。

ますます腫れがでた。傷の手当の最終日、痛みを訴えるとやっと傷の程度を見てくれた、まあ、そのうち治るとのこと。

歩いてもいいかと尋ねると、ここでやっと、歩くのも、靴を履くのもよくないと言い出した。

そして、塗り薬(痛み止め、消炎剤)をくれた。

そして1週間、事故から2週目、塗り薬が無くなったので、医者へ行くと。

やっと足をまじまじと観察、甲の骨が盛り上がっているのに気が付くや(甲の骨はもともと盛り上がっている)

「絶対に、甲の部分の圧迫してはいけない、1か月は安静にしなければだめだ、わかったか」とぬかした、このものの言いよう、それならなんで最初に注意しなかったのか。これは誤診以外の何物でもない。それを今になって強調するとは、勘違いも甚だしい。

ちなみに、その翌日、腫れはほぼひいて、痛みも少なくなった。

これから一カ月靴も履けずに、出歩きもできないのか。

こんな医者のいうこと聞いていてろくなことない。

患者を怒らして喜んでいる医者って、なんなんだ。


図はイメージです。
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「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」、大富豪と女子大生のあやしい関係

2015-03-06 17:59:20 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆

ソフトSM映画好き ☆☆☆☆

主婦が趣味で書いてインターネットで評判になり、一躍有名になった官能小説の映画化。

原作も、監督もイギリスの女性。

そいう意味では、女性向の映画かも。

ちなみに、昼間の映画館は空いていて、若い女性ばかり。上映中、スマホを見まくるのには恐れ入った。

学生新聞の取材で、大企業のCEOを訪問。一目で惚れあう二人だが、なにせ平凡な学生と大富豪が相手と来ては、ちょっと違い過ぎない。

だが、男性は女子大生に興味を持ち、自らのSM趣味に付き合わせようと、あの手この手で持ちかけてくる。(自家用機やヘリコプターのサービスも)

そのサプライズな仕掛けに、徐々に心開く女子大生。

だが、その趣味とは、SM、お仕置き部屋があって、道具はそろっている。

契約を交わしてからプレイに入るといいながら、強引に女を裸にしていく男。

その強引さと、危なっかしいSMプレイにいつしかはまる女子大生。

全裸シーンも多く、セックスシーンも多いので、まあこの手にあこがれる人にとっては、見れる映画かも。

だが、R+15版では、大きなぼかしが入って、あぜん。R+18も公開されこちらはもう少し見れるらしいが、所詮AVではありませんから。

ただ、女学生に扮するダコタ・ジョンソンの裸は、いやというほど見られる。ただ、彼女女学生としては年取り過ぎ。

そして結末が。

この趣味に至る男の理由があるらしいのだが、そこが語られぬまま終わってしまう。要は中途半端。

これは、3部作の第一作だとの話で、序章に過ぎないらしい。
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