おすすめ度 ☆☆☆★
フランス・ベルギー合作
ナチスドイツ支配下のフランスからスイスへ、子どもたちだけで旅を続けたユダヤ人の少女の実話を映画化したヒューマンドラマ。エンドロールで、現在の少女が出演。
1943年、ドイツ占領下のフランス。ユダヤ人の子供たちを収容する施設があったが、密告でドイツ人にみつかり、子供たちは、名前を変え、フランス語しか話さないようにして、移動する。
だが、警備が厳しく、世話役の女性と連絡が取れなくなり、こどもたち9人で、スイスを目指すことに。
途中親切にしてくれる人がいたり、ドイツ兵に撃たれそうになったりと波乱万丈。
リーダー役を任されたファニー。足手まといの子供たちがいる中、みんなが協力して旅をする姿が、ほのぼの。
ドイツ兵に射撃される場面もあるが、遠路をぐずる子供たちも協力して逃走。
フィクション場面もあるが、総体に忠実に映画化されている。
子役の可愛さが映画をほっとさせてくれる。
名匠ジャック・ドワイヨンの娘ローラ・ドワイヨンが監督。