ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「インビジブル 暗殺の旋律を弾く女」、孤独なヒットマンと盲目のピアニスト!

2018-11-24 16:06:32 | イギリス映画

おすすめ度 ☆☆☆

イギリス・アメリカ合作

ラスト3分に明かされる怒涛の展開! ! 想像できない衝撃のラスト! ! ゴージャスで緻密なサスペンス・スリラー! ! 

小出しにされる、ストーリー展開。

間に挟まれる、コソボでの姉妹の悲劇。

盲目の美人ピアニストが主演。

二重三重の構造。

ミステリアスの条件は揃っているのだが。

主演のソフィアを演じるナタリー・ドーマー。自ら製作・脚本、監督は夫のアンソニー・バーン。

自ら乳首だしのセックスシーンも惜しげもなくさらし、ワンマン映画の体。

だが、いかにも、物語を難しくしている。というのは、説明が足りなにのだ。

そこここにヒントが隠されているので、二回三回見れば、より内容が理解できるのだが。

私目は、残念ながら、最後の落ちを気付かずじまい。刑事が繰り返し監視カメラの映像を見るシーン。

まさにそこが、この映画の肝なのだが。

そこは自分で見てのお楽しみ。


 

 

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「ボーダーライン ソルジャーズ・デイ」、緊迫する国境麻薬戦争!

2018-11-23 17:06:19 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆★ (劇場鑑賞)

アクション映画好き ☆☆☆☆

PG12

アメリカとメキシコの国境地帯で繰り広げられる麻薬戦争の現実をリアルに描き、アカデミー賞3部門にノミネートされた「ボーダーライン」の続編。続編とは言いながら、シチュエーションは同じだが、話はつながっていない。

アメリカ大統領が、壁を作ろうといっている当のメキシコとの国境が舞台。

冒頭アメリカへ密入国しようとするメキシコ移民を捕らえるも,逃げた奴がいきなり自爆。

続いてスーパーマーケットになだれ込んだ複数の成人男性が次々と自爆。

この自爆テロに、麻薬マフィアが絡んでいるとみたCIAは、二つの組織を分断しようともくろみ。

カルテルのリーダーの娘を誘拐、二つの組織を争わせようと。

CIA特別捜査官マットは、カルテルに家族を殺された過去を持つ暗殺者アレハンドロに協力を依頼。

その極秘作戦は敵の奇襲や米政府の無慈悲な方針変更によって想定外の事態を招き、メキシコの地で孤立を余儀なくされたアレハンドロは、兵士としての任務、復讐、そして人質として保護する少女の命の狭間で、過酷なジレンマに直面することになる……。

アクションシーンは、壮絶を極め、緊迫度は高い。

第三作への余韻を残して、終わる。

マットのジョシュ・ブローリン、アレハンドロのベニチオ・デル・トロ前作に続いて、渋い演技だ。


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「アンクル・ドリュー」、老人バスケチームが大活躍!

2018-11-22 17:45:25 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆ (劇場鑑賞)

バスケットボール好き ☆☆☆★

NBAのスター選手カイリー・アービングが特殊メイクで老人に扮し、ストリートで勝負を挑むという、米ペプシのCM用ドッキリ企画から生まれたキャラクター「ドリュー爺さん」を長編映画化した青春スポーツコメディ。

あるトラウマからプロ選手の夢をあきらめ、ストリートバスケチームのコーチをしている青年ダックスだが、ある日突然、チームの主力選手をライバルチームに引き抜かれてしまう。

ひょんな事からかつて伝説のバスケ選手だったドリュー爺さんと出会い、ドリームチームを結成してニューヨーク最大のストリートバスケ大会に挑んでいく姿を描く。

爺さんたちは、みな問題をかかえ、車いすなど、バスケができる身体じゃない。

ところが、皆が集まって、ダンスをしたりしているうちに、しゃきっとしてバスケをこなしていく。

主役のコーチを演じるのが、コメディアンのリル・レル・ハウリーだけにコメディ色満載。脱線して、エッチな会話もふんだん。

まあ、スポコンの王道を行くので、すっきりする。

出てくる老人すべて、バスケの一流選手なので、試合は迫力がある。

エンドロールで、ダメ出しシーンが出てくるがこれまた笑いもの。

 


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大連でうに餃子を食する!

2018-11-21 18:59:28 | 日記


大連へ行ってきた。

フリーのガイドさんに連れてもらった昼食がこれ。

 喜鼎

イタリアのベニスを模して造られた一角にある。

隣には、ウニ博物館もあり、そこでは各国の餃子のモデルが並んでいる。

さて、うに餃子、中国では、餃子といえば水餃子。

中でもこのうに餃子は特別。

うまいの一言。

 

 

 

 

 

 

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「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」、アメリカのフィギュアスケーターのスキャンダル!

2018-11-21 17:46:02 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆★

スポコン映画好き ☆☆☆☆

アメリカ人のフィギュアスケート女子選手として初めてトリプルアクセルに成功し、1992年アルベールビル、94年リレハンメルと2度の冬季五輪にも出場したトーニャ・ハーディングのスキャンダラスな半生を描いている。

映画は、トーニャ、母親、夫、夫の友人らが、語る、一人称映画になっており、事実とは異なる。

幼少期の厳しい母親、青春期の夫の暴力と、決して恵まれた人生ではない。

だが、持ち前の勝気と、優れたスケート技術で、のし上がり、アメリカ人初めてのトリプルアクセルなど、優れた成績を残している。

ただ、勝気がゆえに、審判員ともめたり(芸術点を理解していない)、もめごとが絶えない。

「ナンシー・ケリガン襲撃事件」は、それぞれの証言が食い違うので真相は闇。で、裁判でトーニャは有罪判決を受ける。

一応、オリンピック出場へと、成功話なのだが、釈然としない終わり方だ。

トーニャを演じるのは、マーゴット・ロビー。ちょっとガタイがしっかりしているので、スケートは無理かとも思うが、しっかり練習して、トリプルアクセルを演じている。

エンドロールで、本物のトーニャのスケートシーンがあり、こちらは本物だ。

母親役(アリソン・ジャネイ)は、その演技でアカデミー助演賞を受賞している。



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「ガンジスに還る」、死期を悟った父とガンジスの聖地バラナシへ!

2018-11-20 18:34:37 | 映画

おすすめ度 ☆☆☆ (劇場鑑賞)

老後、死を考える人 ☆☆☆★

インド映画

インドの新鋭シュバシシュ・ブティアニ監督が弱冠27歳で手がけ、ベネチア国際映画祭などで賞賛されたヒューマンドラマ。

日本でも知られる、ガンジス川の聖地バラナシ。

夢を見て、死期を悟った父親がバラナシへいくと言い出し、仕事を抱えながら、聖地へ。

15日間の限定付きのホテル。そこは、まさに死期を過ごす老人たちでいっぱい。

父は、近くのばあさんと親しくなったり、ホテル生活を楽しんでいる。

息子は、仕事が気がかりながら、老人と一緒に過ごす。

ホテルの外は、ガンジス川であり。聖なる地だ。

ゆったりする時間を過ごしながら、今まで疎遠だった父子の関係がほぐれていく。

インドの宗教観を背景に、ガンジス川の流れに、生と死を考えさせてくれる。

でも決して、押し付けるのではなく、自然と感じ取れる。

父を見とる息子が主人公で、父の死をみとるという大事な体験をする。

日本では、ほぼ、病院で亡くなるので、この感じは無理だろう。宗教観の違いか。

 

 

 

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「台北ストーリー」、エドワード・ヤン監督作品!

2018-11-19 17:54:49 | 映画

おすすめ度 ☆☆☆

エドワードヤン好き ☆☆☆☆

1985年 台湾映画 ただし、日本公開は2017年

エドワードヤン監督、第2作

台湾で、初回上映時、4日で打ち切られたという曲者。日本でも当時公開されなかった。

特に、前半、それぞれの関係が分からないまま進むと、確かに眠い。

そこを我慢して、それぞれの関係が分かってくると、俄然引き込まれる。そんな映画だ。

原題「青梅竹馬」は幼馴染のこと。

舞台は台北の古い問屋街である迪化街。そこで育った幼馴染みのアリョン(ホウ・シャオシェン)とアジン(ツァイ・チー)の恋人とも友達ともつかない関係に、近代化が進む台湾社会の変化が重ねられる。近代化の象徴として、台湾社会に浸透したアメリカと日本のイメージが頻繁に使われる。

二人は一緒に、アパート探しをするところから、話は始まる。

だが、不動産会社に勤めていたアジンが、会社の倒産で無職になり、兄のツテでアメリカ移住を考えている。一方、親の家業である紡績業を継いだ元野球選手のアリョンは、昔のしがらみに取りつかれている。

アリョンは、家を売ってアメリカ移住を考えるが、借金まみれのアジンの父のためにお金を使ってしまう。

アジンらは、自由に現代の台北を謳歌しているが、アリョンは、踏み出せない。

迪化街の崩れそうな建物と、日本企業のネオンサイン。アジンが囚われる古い台北と、アリョンが生きる新しい台北が軋んでいる。

ベートーベンかと思えば、ラストは「湯の町エレジー」、日本の演歌が、古い台湾によく似合う。

ディスコダンスとか、街を疾走するバイクとか、躍動するシーンも描かれる。

1980年代の台湾。どこか懐かしい。


 

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「危険な情事」、まさに危険な情事!

2018-11-19 15:14:27 | NHKプレミアムシネマ

おすすめ度 ☆☆☆

不倫映画好き、恋愛ホラー映画好き ☆☆☆★

1987年 アメリカ映画

わずか一度の情事を楽しんだことから女につきまとわれる男の悪夢を描く。

ダン(マイケル・ダグラス)は有能な弁護士で、美しい妻ベス(アン・アーチャー)と6歳になる娘エレン(エレン・ハミルトン・ラトセン)に恵まれた幸せな家庭生活を送っている。

妻が実家に帰った日、ダンはパーティーで知り合ったアレックス(グレン・グロース)と一夜を共にする。翌日もずるずる、目くるめくセックス三昧。

その後、アレックスは、ダンにまとわりつく。妊娠したとの脅迫。

いい加減に、あしらうが、断り切れないダン。

やがて、家族にまで魔の手が及ぶ。

不倫、妊娠というありふれたパターンだが、見せ方が怖い。

そして、ラストの惨劇へと続く、ホラー映画だ。

不倫は怖い。


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「エヴァ」、魔性の女をイザベルユペールが演じてます!

2018-11-18 17:41:29 | フランス映画

おすすめ度 ☆☆

イザベルユペール好き ☆☆☆

かつてジャンヌ・モロー主演で「エヴァの匂い」として映画化されたジェームズ・ハドリー・チェイスの小説「悪女イヴ」の再映画化。

同名の「EVA エヴァ」スペイン映画があるので、要注意。

他人の戯曲を盗んで発表したことで、一躍成功をつかんだ男ベルトラン。2作目を期待されるがペンは進まず、パトロンからは矢の催促が。

恋人の別荘で、想を練るつもりが、突然飛び込んできた娼婦エヴァに一目ぼれ、

だが、結局いいようにあしらわれるという話。

ちょっと話が分散するのと、キャラの立て方が不十分で、消化不良。

ベルトラン演じる甘いマスクのギャスパー・ウリエル。

年配だが、娼婦を演じるイザベルユペールの怪しげな雰囲気が、全体を包んでいる。


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「目撃者 闇の中の瞳」、二転三転、真相は?

2018-11-17 17:31:38 | 映画

おすすめ度 ☆☆★

ミステリー映画好き ☆☆☆★

台湾映画  PG12 グロいシーンがあります。

台湾のアカデミー賞といえる第54回金馬奨で主演男優賞ほか5部門にノミネートされるなど、高い評価を得た。

台湾映画のサスペンスもの珍しい。

新聞社のインターンが主人公。

その上司が大臣になるというから結構、大物を巻き込んでいる。

9年前に目撃した車の衝突、死亡事故。当時は、なぜか記事は没に。

そして現在、事故を起こして、車の修理屋へもっていくと、9年前に事故を起こした車だった。

そこで、9年前の事故を掘り起こしていくと、というミステリー展開。

9年前と現代が錯綜して描写されるのと、嘘をつく人が出てきて、混乱させる。(2回、3回見ればわかるのかも)

それと、主人公自身も、お金を頂戴しているという、傷を持つ。

そして、ラストが近づき、ホラー調となり、まさにラストはショック。

117分しっかり描いてくれるが、韓国映画などとまた違った、独特の節回しが、ちょっとひつこく感じられる。

 

 

 

 

 

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