ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「男はつらいよ お帰り 寅さん 」、満男をめぐる後日談!

2020-01-03 16:55:41 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆☆ (劇場鑑賞)

山田洋次監督による国民的人情喜劇「男はつらいよ」シリーズの50周年記念作品。1969年に第1作が劇場公開されてから50周年を迎え、97年の「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇」以来、22年ぶりに製作された。

96年に渥美清が亡くなり、続編が作れなくなった。

だが、山田洋次監督、今一度と、4Kデジタルで復活させた。

今回は、さくらの息子満男に焦点を当て、初恋の相手をフランスから呼び寄せ、思い出を振り返らせる。

満男は、結婚して中学生の娘はいるが、妻を亡くしている。

現在は、小説家として、デビューしたばかり。

だが、その縁で初恋の相手泉と出会うことに。

寅さんの恋人リリーのいる喫茶店に行ったり、泉の母礼子と出会ったりする。

リーリーの浅丘ルリ子、礼子の夏木マリは今の配役として登場。

昔の映像を交えながら、後ろに寅さんがいるような感じ。

そして、ラスト近く、寅さんをめぐるマドンナたちの懐かしの映像が流れ、寅さんファンをうならせる。

ずっと撮り続けてきた山田監督の温かいまなざしが健在だ。

満男の吉岡秀隆、泉の後藤久美子、をはじめ、倍賞千恵子、前田吟ら豪華出演陣。

冒頭で、桑田佳祐が、寅さんに扮し主題歌を歌い上げるのは、ちょっと違和感。

それにしても、さっそうとした渥美清はかっこいい。

 

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「泣き虫しょったんの奇跡」、将棋のプロを目指した棋士の奮闘物語!

2020-01-02 17:02:31 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆★

原作は、棋士・瀬川晶司五段の自伝的小説「泣き虫しょったんの奇跡」。

小学校から将棋好きに。全国中学生選抜将棋選手権大会で優勝して奨励会入り。

だが。、3段まで行くが、年齢制限でプロになれず挫折。

父の死を契機に再び将棋に取りつかれ、アマ棋士として活躍。

特例が認められ、プロに3勝すればプロになれる規定で見事プロ入りを果たす。

題名の「泣き虫」は、原作者の自己謙遜なのか、映画では、殆ど泣かない

監督の豊田利晃が、将棋好きのため、将棋の場面が長く丁寧に撮られている。

好きこそものの上手なれだが、本人の挫折と立ち上がりは苦労の連続だ。

時々に励ましてくれた人たちがいて、回想画面で勇気づけられる。

わき役に意外と芸達者な俳優さんが出ていて、誰と当てるのも一つの面白味。

松田龍平がひょうひょうと瀬川を演じている。

勇気づけられる映画ではある。

 

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「ある女流作家の罪と罰」、有名人の手紙を偽造していたリーの話!

2020-01-01 17:15:20 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆★

劇場未公開

実在のリー・イスラエルの自伝の映画化。

地味に見える映画だが、なかなか面白い。

アカデミー賞のノミネイト作なのもうなずける。

ベストセラー作品を手掛けた女流作家。その後、鳴かず飛ばずで、酒におぼれ、唯一の友達が猫。

その猫が病気に、だが治療費が払えない。

そんな、プライドが高くてだらしない女をメリッサ・マッカーシーが好演。

その生業を見ているだけで面白い。

有名人の手紙を偽造して、しのぎに。

だが、いつしか偽造がばれて・・・

だまされたと思って、見てみては!!

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