ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「きばいやんせ!私」、鹿児島大隅半島の奇祭!

2020-01-12 16:52:50 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

夏帆が主演を務め、「百円の恋」「嘘八百」の武正晴監督と脚本・足立紳コンビがタッグを組んだヒューマンコメディ。

題名の「きばいやんせ」は、鹿児島弁の「頑張って」。「

だが、この映画のメインは、後半延々と描写される鹿児島県大隅半島の奇祭だ。

この大隅町は、人口7000人、まさに過疎の町(北緯31度)。

この奇祭は、海岸の山道を神輿で練る、豪快な行事。

不倫と職場に愛想をつかした女ディレクターの話だが、後半は、若者たちの発意で、村おこしのため奇祭を実行する様子を描いて熱を帯びる。

やや、ステレオタイプなところと、祭りシーンが長すぎるというマイナスを抱えて損をしているが、貴重なシーンである。

前半は、職場放棄の元女子アナの壊れっぷりを夏帆が好演しているが、ややくどい。

最後は明るく終わるので、それが救いか?

村の青年を大賀が熱演。

 

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「ライオン・キング」、ディズニーアニメのCG版!

2020-01-11 18:09:32 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆

アフリカの雄大な自然を背景にライオンの王子シンバの成長と冒険を描いたディズニー・アニメの名作「ライオン・キング」を、ジョン・ファブロー監督が、フルCGで新たに映画化。

アニメ版に比べて、リアルなところが多く、子供にはちょっとな場面がある。

オオカミを利用して、兄を貶めた弟がライオン世界を統括する。

兄の子は、逃れて、イボイノシシに育てられる。

そして成人して、故郷へ帰り、叔父を破り王になるという、成長物語。

最近のCGは、動物などリアルに再現されるので、まさにピッタリな感じ。

ミュージカル風で、楽しい。

 

 

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「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」、リンとの場面が追加されて!

2020-01-10 17:45:33 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆☆ (劇場鑑賞)

「この世界の片隅に」で、描き残したシーンを追加。

娼婦リンとの交流を追加することで、より深みが出た。

ただ、二度見になるので、初見の印象はうすらぐ。

リンとの話は、恋模様で、子供には向いてなくて、より大人向けの映画といえる。

それにしても、呉と広島、猛爆による被害と原発。

丁寧に描かれた、当時の風景が、リアリティをもって迫ってくる。

あえて、戦争反対を叫ばなくても、個人の物語が、戦争の悲惨さを描き出す。

当時の置かれた女性の立場、今では考えられないことだが、それが現実だった。

この良作を二度見させられた満足度。

 

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「パージ:エクスペリメント」、犯罪が許される12時間!

2020-01-09 17:29:07 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆★

R15+

人気ホラー「パージ」シリーズの第4作。

1年に一晩、12時間だけ全ての犯罪が合法化される法律=「パージ法」。

本作は、その実験がニューヨークのスタテン島で行われる様を描いている。

貧困層が住む島、黒人が多くを占める。

薬の取引が盛ん。

政府が、これを機会に貧困層を間引きしようと画策。

闇に乗じて、抹殺犯を送り込む。

一方、家族を守ろうと必死の抵抗をする一味。

グロテスクなシーンも頻見。

まあ、アクションシーンもあり、最後まで見れる。

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「家族を想うとき」、宅配業者の悲哀!

2020-01-08 17:30:43 | イギリス映画

おすすめ度 ☆☆☆☆ (劇場鑑賞)

イギリス・フランス・ベルギー合作

イギリスの巨匠ケン・ローチ監督作品。

イギリスの宅配業者の死を取材、その過酷な労働条件を目の当たりにし、他の業者も取材して、この映画を作り上げた。

邦題「家族を想うとき」は、アンチテーゼ。

宅配業の個人事業者の立場に置かれたリッキー。宅配という、時間との闘い。自己責任。

やがて家族との時間も制限される。(例えば、娘を同行させただけで、客から文句が来る)

長時間労働で、体もグタグタ。運転も危うい。

妻も、介護士をしているが、夫のために車を売ったがために、移動に時間がかかり、彼女も、娘と息子の世話に時間がさけない。

まさに、労働(金を稼ぐ)ゆえに、家族が犠牲。

そして子供たちの反逆。

ラストも救いがない。

だが、心に刺さる映画。

 

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「キングダム」、中国戦国時代の物語!スケールが大きい!

2020-01-07 17:03:47 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆★

中国春秋戦国時代を舞台にした原泰久のベストセラー漫画を実写映画化。

中国ロケをした結果、壮大な歴史絵巻になった。

後に秦の大国を制覇する始皇帝の物語だが、若き頃、兄弟の争いがあり、それを物語に。

将軍になることを夢見て切磋琢磨した二人の若者。

その一人漂が時の王に瓜二つだったため、替え玉として宮廷入りしたが、結局内乱で殺される。その死に際に立ち会った信。

兄弟争いで、追放された兄えい政は、漂と瓜二つ。運命を感じた信は、しん政の敵討ちに加担する。

そして、非常に難関な戦いを制する。

中国の歴史ものだけに、なかなか壮大な物語。

特に、信は、次から次と強敵と対戦し、なかなかのアクション。

俳優陣も充実していて、見ごたえはある。

物語に深みが感じられないのは残念。

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「誰もがそれを知っている」、ペネロペ・クルスとハビエル・バルデム共演!

2020-01-06 17:52:03 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆☆

スペイン・フランス・イタリア合作 PG12

イランの名匠アスガー・ファルハディが、スペインの田舎町を舞台に全編スペイン語で撮り上げたミステリードラマ。

アルゼンチンで夫と2人の子どもと暮らすラウラが、妹アナの結婚式に出席するため、故郷スペインの小さな村に子どもたちを連れて帰ってくる。地元でワイン農園を営む幼なじみのパコや家族と再会し、ともに喜ばしい日を迎えるラウラたちだったが、結婚式のアフターパーティのさなか、ラウラの娘イレーネが姿を消してしまう。

スペインの田舎町が、結婚式を題材に、丁寧に描かれる。

後半は、俄然ミステリアス。

そして、ラウラとパコの昔の関係が明らかに。

それは、だれもが知っていることだった。

それぞれの苦悩が、名優の演技によってあきらかになるが、結末はすっきりしない。

最後までひぱっていく力はあるのだが。

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「バイオエスケープ‐生存率0.1%‐」、ある日突然閉鎖されたマンション!

2020-01-05 17:02:44 | イギリス映画

おすすめ度 ☆☆☆

劇場未公開

GEO先行レンタルのため、情報不足。

突然“感染者”として封じ込められたマンションの住人の恐怖を描いたスリラー。ある朝マークは、窓の外に助けを求めるマンションの住人たちの姿を見る。外へのドアは封鎖され、外には防護服を着た得体のしれない科学者たちが住人達を”感染者”として次々と隔離していた。何も情報がないまま封鎖は続き、ついにはマークたちの部屋にも科学者たちが迫る。

壁を破った隣人たちも協力して、脱出を試みるも。

情報不足による、パニックになった人たち。

76分の中尺のため、だれずにみられる。

ただ、結末がすっきりせず、あいまいなまま終わる。

心理的恐怖は結構効いてくる。

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「グレイテスト・サマー」、16歳の少女ひと夏の成長!

2020-01-04 17:34:46 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆★

青春映画好き ☆☆☆

PG12

「ホワイトハウス・ダウン」「ラモーナのおきて」のジョーイ・キング主演。

エイミーの祖母が、臨終の間際にある重大な秘密を告白し、家族は崩壊の危機に陥ってしまう。なんと、祖父は、本当の祖父ではなかった。

エイミーは教会で出会った司祭見習いの男の子、ルーク(ジャック・キルマー)に出会い、これまでとは違う彼女の特別な夏がはじまる…

魅力的な少女のひと夏。

それだけで、いい。

 

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「出国 造られた工作員」、北朝鮮のスパイになった男の物語!

2020-01-04 13:52:06 | 韓国映画

おすすめ度 ☆☆☆

PG12

ドイツの東西の壁が壊れたころの話。

実話の映画化。従って、韓国での上映は限定されたらしい。

主人公は、大学教授。ドイツでは、評価されず、北朝鮮へ行くも、今度はスパイに仕立てられ、送還される。

日本人拉致事件と同じ構図。

だが、本作は、ドイツ当局に助けを求め、逆に北朝鮮のおとりに仕立て上げられ、家族を餌に、スパイ組織と争う羽目に。

一つの判断が、家族崩壊を招くという教訓。

四つ巴の展開にちょっと戸惑うが、結局は、家族と別れる。

ラストは、ベルリン崩壊後、北朝鮮におくられた家族のその後が。

但し、実話では、厳しい現実だったらしい。

 

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