おすすめ度 ☆☆☆
夏帆が主演を務め、「百円の恋」「嘘八百」の武正晴監督と脚本・足立紳コンビがタッグを組んだヒューマンコメディ。
題名の「きばいやんせ」は、鹿児島弁の「頑張って」。「
だが、この映画のメインは、後半延々と描写される鹿児島県大隅半島の奇祭だ。
この大隅町は、人口7000人、まさに過疎の町(北緯31度)。
この奇祭は、海岸の山道を神輿で練る、豪快な行事。
不倫と職場に愛想をつかした女ディレクターの話だが、後半は、若者たちの発意で、村おこしのため奇祭を実行する様子を描いて熱を帯びる。
やや、ステレオタイプなところと、祭りシーンが長すぎるというマイナスを抱えて損をしているが、貴重なシーンである。
前半は、職場放棄の元女子アナの壊れっぷりを夏帆が好演しているが、ややくどい。
最後は明るく終わるので、それが救いか?
村の青年を大賀が熱演。