おすすめ度 ☆☆☆★
NHK BS プレミアム鑑賞 1959年製作
キャサリン・ヒューム女史のベストセラー小説をもとに、フレッド・ジンネマン監督が作った1人の修道尼の物語。
ベルギーの都会ブルージスの家を棄てて、ガブリエル・バン・デル・マル(オードリー・ヘップバーン)は修道院に入った。
医師として有名な父バン・デル・マル博士をはじめ、弟妹たちや恋人ジャンの住む俗世との縁を絶って、修道志願女としての彼女の生活が始まった。師長のシスター・マルガリタや、シスター・ウィリアム、修道院長マザー・エマニュエルのもとで、厳しい修道の日日が彼女に課せられる。
前半は、この修道院生活を淡々と描いているので、興味がないと置いていかれる。
中盤、念願のコンゴへ。実際にコンゴで撮影したとかで、カラーで見せてくれる。
コンゴの医院の主治医に気に入られるが肺結核を患い止む無く帰国する。
そして、ドイツがベルギーに侵入、父が殺され、尼僧をやめて地下活動に身を投じる。
常に尼僧生活に矛盾を感じた彼女をうまくヘップバーンは演じている。