季節の花と言葉の花束

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東海道五十三次(岡崎宿)

2007-12-22 08:04:30 | インポート

岡崎宿は、家康生誕の城下町である。敵の侵入を防ぐため、複雑に東海道を曲げた「岡崎二十七曲」と呼ばれる道が今もなお残っている。宿の西のはずれの矢作橋は、広重の絵にも描かれているように、東海道で最長の木橋である。江戸時代は今より100mも長かったらしい。

橋を渡り、国道から分かれるあたりから西三河の田園地帯が始まる。一面麦畑である。途中永安寺の「雲竜の松」を見る。
知立宿に入る手前に来迎寺一里塚がある。知立の待つ並木は500mあるが、昔は1kmあったそうだ。

知立には名物のあんまきがある。鉄板で小麦粉の生地を焼き、あんを巻く。

知立宿本陣跡迄は14.9kmの道程である。


広重の絵は「岡崎・矢作ノ橋」の図である。矢作橋は長さ208間で、当時としては日本一の長大橋。シーボルトの紀行に精細な写生図がある。 日吉丸と小六の出会いの橋で、橋の向こうは岡崎城


初冬の「楓と紅葉」

秋の紅葉(こうよう)がすばらしい。                   
・300種もの園芸品種が江戸時代から作り出されている。 
・楓(かえで)と紅葉(もみじ)は植物分類上は同じだが、 
  楓のなかで特に紅葉の美しい種類を「もみじ」と呼ぶ説が 
  ある。また、盆栽や造園業の世界では、葉の切れ込みの数、
  切れ込み具合によって両者を呼び分けているらしい。     

  (例)【造園】かえで → 葉の切れ込み(谷)が浅い       
                もみじ → 葉の切れ込み(谷)が深い       

  英語では「かえで」「もみじ」とも「メープル」と呼び、 
  カナダ産の「かえで」の樹液からとったものに           
  「メープルシロップ」がある。                         


・楓科の代表種はイロハ紅葉(もみじ)。写真もイロハ紅葉。
・楓(かえで)の語源は「蛙手(かえるで)」から転じた。 
        水かきのように切れ込みの浅い葉のものを楓という。
  紅葉(もみじ)の語源は、                             
        秋に赤や黄に変わる様子を昔、「紅葉づ(もみづ)」
        といったことにもとづく。                       
        (色が揉み出ず(もみいず)、からきたとの説も)。
        切れ込みの深い楓を紅葉(もみじ)という。       
  なお、「イロハ紅葉」の名は、掌状に5~7裂する葉の先を
  「いろはにほへと」と数えたことから。                 
(季節の花300より)


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