宿場名の石薬師は、石薬師寺の本尊、薬師如来を石に刻んだことに起因する。広重の浮世絵にもこのお寺が描かれている。旅人をはじめ、参勤交代の諸大名も参詣して道中の安全を祈願したと言う。
石薬師を出るとすぐに田圃が広がる。宿場名の由来となった石薬師寺を過ぎると、石薬師の一里塚がある。”くたびれたやつが見つける一里塚”と言う。
一里塚を過ぎると、鈴鹿川に出るが、河川敷で一旦街道は途切れる。国道1号線に合流して再び東海道を歩き正野宿に入る。庄野宿資料館では江戸時代の保存食「焼き米」が見れる。
石薬師は、唱歌「夏は来ぬ」の作詞者、佐佐木信綱の生誕地。石薬師小学校では、「信綱カルタ」に親しみ、信綱の短歌を覚えていると聞く。
庄野宿本陣跡まで僅か2.7kmの道程である。
広重の絵は「石薬師・石薬師寺」である。ひなびた雰囲気の漂う宿場。 名刹・石薬師寺は山寺の趣にあふれる。この絵は晩秋の景色らしく、刈り入れ後の田んぼで、農夫がわらをかき集めて、わら積みを作っている
冬の花「カラン」
秋から初冬にかけて咲く。
(温室ものは春まであるようです)
・葉っぱは多肉質。花色が鮮やか。
・アフリカ東部のマダガスカル島を
中心とした、熱帯地方原産。
・別名「紅弁慶(べにべんけい)」
赤く強壮な花なので。
・3月21日の誕生花
・花言葉は「幸福を告げる」
(季節の花300より)