日限山4丁目日記

横浜市港南区日限山4丁目は美しい町です。美しい庭・家は町を美しくし、人々を幸福にします。まちびと

病院通いをしながら平均寿命をこえた

2023年08月03日 | 社会

厚生労働省の「簡易生命表(2021年)」によると、2021年の日本人の平均寿命は男性が81.47歳、女性が87.57歳で、過去最高を更新した2020年(完全生命表)と比較して男性は0.09年、女性は0.14年下回ったとのことです。人生100年と言われていますが、100歳以上が増えているということで、平均が100歳になることは簡単ではないですね。

私は、2020年(80歳)、体調不良になり、体重がどんどん減りました。便秘だったので便秘が問題と思い、便秘対策をやっていたのですが、快復しませんでした。友人知人が、「病院に行け、このままだと死ぬ」と言うし、私もそう思ったので、近くの病院で健康診断をうけました。

結果は腎不全、要治療でした。すぐ総合病院横浜栄共済病院に行きました。1日がかりで検査が行われ、その日のうちに、水腎症、しかし原因は前立腺がんと言われました。腫マーカーPSAが5900でした。4以上でハイ、10以上でハイリスクだそうです。生きているのが不思議でした。

がんはすでに破裂、骨などに転移している恐れが大きいということで骨の検査も行われ、転移していると診断されました。もう手術や放射線治療はできないとのことでした。

尿道カテーテルをつけ、まず排尿をよくし、男性ホルモン抑制治療を受けました。たちまち便秘が治りました。膀胱が膨らんで腸を圧迫していたことが便秘の原因でした。

1か月ごとにPSA値が急減し、数か月で2になりました。驚くべき効果でした。尿道カテーテルが不要になったので、散歩に毎日出るようにして足腰を訓練しました。

ホルモン療法は、すぐ薬が効かなくなるという問題があります。PSAが上がり始めると薬をかえました。2022年秋ホルモン療法の限界がきました。

同年11月から月2回抗がん剤の点滴を受けることになりました。この効果がすごくてPSAは現在0.05です。

がんは治ったのかと医師に聞くと、抗がん剤はがん増殖を抑えているだけでやめれば増殖は始まるとのことでした。また今の抗がん剤はやがて効かなくなる、もう一つ、効くと思われる抗がん剤があるとのことでした。

抗がん剤の欠点は、副作用がひどいことで、体の動きが悪くなる、味覚喪失、吐気、食欲喪失などです。1か月半、点滴をやめ、体の快復をまったことがあります。

現在は抗がん剤の量を減らし、月2回のペースで点滴を受けています。副作用は、脱力感、体の動きが悪い、ふらつくなどです。咳もひどいです。今のところ食欲喪失はありません。

普通の生活をするようにしています。動かない体を動かして仕事や運動もよくやっています。こんな状態で平均寿命をこえました。医療未発達なら81歳で死んでいたでしょう。ちょっと悲しい平均寿命ごえです。高い医療保険料を払っている若い人たちに申し訳ないと思っています。西洗公園掃除など頑張ります。


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