公園南西部にある築山の南急斜面の崩れ修復実験は、事務局はかなり力を入れてきました。応用した技術は、近代土木技術ではなく、昔から山村の村人が山の斜面の崩れを修復してきた技術で、山にあるもの、枝、草、落ち葉、土など、そして村人なら誰でも持っている鍬などを使う原始的技法です。
西洗公園の築山の崩れなど規模は小さいものです。原始的技法で公園愛護会でも十分対応できることがわかりました。
崩れをひどくしてしまってから修復したので工数を要しましたが、早めに修復していれば作業は簡単です。
8か月ちょっとの種々の公園仕事の実験で、西洗公園愛護会事務局は、日々、公園を観察し、問題を発見したら、愛護会でできることは愛護会ですぐ解決し、できないことは港南土木事務所に解決をお願いすることがだいじと痛感しています。
ところで、横浜市は、公園愛護会が公園管理のベテランになり、有能な園丁となり、公園仕事を行うことを求めていません。たとえば落ち葉ですが、市は、愛護会に、落ち葉を掃除して集めて黄色の大きなビニール袋に入れ、処分することを標準作業として求めています。これでは公園の土はやせるだけですね。樹木は弱るだけですね。それでは市は、公園の樹木にちゃんと施肥しているかというと、街区公園ではやっていないでしょう。京都や鎌倉の名園の管理と比較すれば実質管理していないに等しいと思います。
横浜市は公園が多いと誇っていますが、管理不十分では問題ですね。公園は管理できて初めて公園機能を発揮し続けることができます。維持管理が今後の課題と思います。
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