通常どの町でも草花好きがいて、町の公園には花壇をつくって草花を咲かせています。横浜市も花壇づくりを奨励し、公園愛護会に補助金を出しています。
ところが西洗公園(街区公園。主に日限山(4)の住民が利用)には花壇もなければ、草花の地植えもありません。花壇づくりをやる活動的公園愛護会もありませんでした。
昨年4月の西洗自治会総会で、ある方から花壇づくりの提案があり、賛成多数で花壇をつくることになったが、現時点で西洗公園に花壇をつくりたいというボランティアは現れていません。肝心の花壇づくりの提案者も、言ってみただけで自分でつくる気はないとのことでした。
西洗公園には草花を植えないという不文律があるかのようです。
私の記憶では、この公園は、運動広場、芝生広場、園路以外はオオムラサキツツジの植込みで埋め尽くされていました。毎年オオムラサキツツジが咲くころになると、オオムラサキツツジの花が公園全体をおおい、目がさめるような美しさでした。また、春は、正門付近と、公園中央部東側と公園南東部の樹林地にソメイヨシノが10本程度植わっており、この公園でお花見を楽しめました。
公園南側の芝生広場東は、滑り台もパーゴラもない広々した芝生面で、子供達はかけっこ、ボール遊びなどで伸び伸びと遊ぶことができました。鉄棒、ブランコ、滑り台などの遊具は、芝生広場西にまとめられていました。
花壇をつくる設計になっていなかったと思います。また、町の人々は、樹木公園、芝生公園、遊具公園、運動公園と、十分特長が多かったので、さらに草花公園の特長を加えたいと強く思わなかったのではないでしょうか。少数の人が草花を植えたがったのですが、すでに植わっている芝生、ツツジをあえてとって花壇にする考えは組織的に実行されませんでした。こうして現状を変えない、草花を植えないという不文律が成立したのではないでしょうか。
現状はオオムラサキツツジの植込みは元気がなく、花付きは極端に悪くなっています。芝生の荒れはひどく、はげた面が広がっています。美しい芝生の再生は比較的簡単ですが、オオムラサキツツジの植込みは、手入れが容易ではなく、往時の美しさを取りい戻すことは至難と思います。大胆に整理すべきではないかと思っています。1本植栽あるいは1列植栽にして土の改良を行なう必要があると思います。
運動広場、芝生広場、園路以外の土地を埋め尽くしている花の咲かないオオムラサキツツジの植込みをを大胆に整理すると、園内には広大な空間が生じます。樹林地では新たな憩いの場をつくれるでしょう。広場や園路の縁は草花を植えて飾るのに適しています。
今後50年、従来の不文律を破り、西洗公園に草花公園の特長を加えてもいいのではないでしょうか。西洗公園愛護会事務局としては今後住民の間で草花論が活発に展開されることを望みます。
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