好天が続くと西洗公園の地面はかちかちになり、鍬もスコップも地面に入りません。過去50年間、落葉はすべて捨てていました。芝生広場すら雑草を根からとる、芝が剥げた面を掘って落葉をすき入れるなどの土管理をやってきませんでした。雑草交じりの芝生広場は雑草広場になりつつありました。公園は雑草公園になりつつありました。
2024年度西洗自治会生活環境部は、公園の危機を感じ、2024年度、初めて町のボランティアが入った西洗公園愛護会と協働し、公園の維持管理方針を180度変えました。
1. 雑草は、刈るのではなく、根からとる。とった雑草はすべて園内で活用する。
2. 落葉は捨てず、すべて園内で活用する。
3. 地面に落ちた枯れ枝は、太いものも細いものもすべて園内で活用する。
4. 樹木の低部のヤゴ、胴吹枝、その他、伸びすぎた枝の剪定は公園愛護会の仕事。とれた枝はすべて園内活用する。
捨てないとなると公園愛護会は活用法の勉強をしなければなりません。この種の勉強は園丁的仕事をする愛護会員でなければできません。
園丁的仕事をする人を募集してきましたが、悲しいことに新規応募者は1年後の現在もゼロです。結局、上記の町のボランティア、当時84歳の、老病に苦しむ、半分棺桶に足をつっこんだよぼよぼ老人が、園丁的仕事をすることになりました。それが、私ですね。
2024年4月以来、私は、ほぼ毎日、雨の日は雨具を着て、公園に行き、観察し、問題を見つけ、ネット情報も活用しながら、解決策を考え、実験すると決心すると、一心不乱、実験しました。重点付けはしましたが、同時に複数の問題に取り組みました。2024年度は実験に明け暮れました。失敗だったと悔やむ実験はありませんでした。意外にネット情報は有益でした。
体を使う作業がほとんどでしたが、ほかに重点を置いたのが、公園利用者、公園の近くに住む人、公園について考えている人、フリーの公園ボランティアとの情報交換です。積極的に声をかけ、取材してきました。
犬を連れて公園に来た人は、ほとんど私に声をかけられ、情報交換後は、憤然として公園を出た人が半数ぐらいいたのではないでしょうか。芝生の中で犬が糞尿することについて不衛生ではないかと私が言うので犬を連れた人はみんな不愉快な思いをしたのでしょう。中にはノイローゼになったと西洗自治会長に直訴した愛犬家がいました。
西洗公園は「人の公園」です。「犬の公園」ではありません。まだ少ないですが、犬の公園は出来始めています。横浜にあると聞いていませんが、川崎にはあります。これは民間経営犬の公園でして、利用料は時間500-1000円と結構高いです。犬を飼うと大変ですね。癒されるどころか、苦しむことが多くなってきました。
2025年度も実験は続きます。経験知識は記録します。
落葉等、全量、園内で活用できます。
落葉等は、土が流れて凹んだ所に敷き、土をかける、芝生のはげた部分で溝や穴を掘って入れ、土をかける、腐葉土づくりに使うなどいろいろあります。2024年度は凹んだ所に敷いた落葉の量が一番多かったです。
私流ですが、落葉と土を混合したものをつくっておき、山にして積んでおくと便利です。この土は落葉などが補強材になっていて、斜面の修復に使うと安定した土面ができます。この山は古くなると土はやわらかい養分ある土となります。芝生の目土、草花の土壌などに使えます。この山作り用地として西洗公園では10㎡ほどの面積の土地を公園南縁部に用意しました。
腐葉土づくり用地としては30㎡ほどの土地を公園倉庫前広場の南東部に設けました。西洗公園では特に木枠を設けていません。平地の上に落葉を積みあげています。
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