本日の佐渡は曇り、気温20度とやや肌寒い。
早いもので母が倒れてから今日で7か月になる。今朝は父が施設に行って・・・
先日、部屋に入って
「母さん、おはよう」といつものように呼び掛けると、目を開いて、あー、とも、うーともつかない声を出した、まるで返事するように。
左手はよく動いて、耳を掻くやら、足を掻くやら、タオルケットを引き上げるやら。
動作だけ見ていると、意識があるようにも見える。でも、それはない。
今日はどんなかな、と思うと訪問するにも張り合いが出てくる。
12月1月は、夢中で過ぎた。症状に一喜一憂した。
2月くらいになって母が落ち着いてくると、先行きの分らなさに、私がまいってくることが多くなった。横浜に帰りたくて・・・
病院が変わり、施設に入所でき、全てが私が何かしようと思ってもどうにかなるものでもなく、という状況になってくると、受け入れるしかない。
そうなってくると、少し覚悟ができて、佐渡での過ごし方を模索して気持ちが積極的になってきたわ。(でも、また変化するにきまっているけれど)
7時に訪ねて来る友があることにも慣れたし、6時半ころ電話が鳴ってもびくっとしなくなった。朝よ朝。
代わりと言ってはなんだが、友もお隣さんも私が夕方の5時頃にはパジャマを着てうろうろしていることに慣れてくれたことだろう。
日々、地元の《うまいものや》さんを巡り、今日は何が出ているか見て回る。店番をしている友人と一言二言話をする。
農家の庭先にある花を摘んでくるのでしょう、それはそれはいろいろな種類がある
たいていの品物は100円が基本。友も出荷しているが、いいお小遣い稼ぎになる、と笑っている
そうこうしているうちに、夕方になり、父と一杯やりながら、日々は終わる。
単純極まりない生活が続いている。