パソコン友からこんな素敵な茶さじを頂きました。ああ、それなのに・・
お茶を入れる。
苦手なことは数々あれど、お客様にすっとお茶を入れられない。
そもそも家にはお茶を飲む習慣がなかった。
あるのは薬缶に沸かした麦茶かほうじ茶を飲むのみ。今に至ってもそう。
江戸時代下町の人情物、捕り物関係の物語を読むと、まずは何はなくとも客にお茶を入れる場面が必ず出てくる。
お茶も出ない
出がらしのお茶を出す
ぬるいお茶を出す
熱くて口がつけられないほどのもをを出す
思いもかけず美味いお茶が出る
商家の亭主自らがお茶を入れて出す
お茶うけが何もないからたくあんを切って
お茶うけは、張り込んでどこそこの有名なまんじゅうか
はてはせんべいが
必ずお茶うけまで気張って。
その描写ひとつで暮らしぶりや人物の人柄や背景が想像できて・・・
客人に美味いお茶を入れるって、こまやかな心遣いが要るのだなと改めて感じたのだけれど。
「いっか、ほうじ茶で」などと言わず、せっかく頂いたのだから極上のお茶を入れようかな、などと思いましたが果たして。難しいなあ。
どこでも太陽は同じだけれど、夕焼けの景色は違って見える。
昨日