昨日の11時半ジェットフォイルはトライアスロン参加者らしき人たちでいっぱい。
(暑い中次々とゴールしてくる人たちをテレビ観戦していて、ちょっと感動したの)
隣の席の30代若者もそんな感じ。
「完走されました?」と聞いたところ
「僕たちは審判なんで・・・」
って、その後は、自転車雑誌凝視。
それにしても、ジェットフォイルも自転車を積み込むんだ、と初めて知ったわけで。
あの組み立て式自転車を見ると、いろいろ想像されてやはりどきどきするわ。
で、 こちら。 続編
古希にして自転車に目覚めた伊藤先生自転車本第一弾。
こちらが先に出版されてたのね。
どちらを先に読んでも差し支えないけれど、『自転車ぎこぎこ』の方が私は面白かった。
うん、ツーリング記録として、バイクの種類やら時速やら走行距離やら勾配やら
何日で走破なんて部分は、私が興味がないからでしょうね。
いちばん好きなエピソードが北海道ツーリング計画のときのお仲間人物表記。
いやおかしいの何の、あたたかさがあってユーモアたっぷりのお仲間紹介。
もうもうにやにやしっぱなしですよ。
それは、ツーリング計画作戦会議のときから。
会田君はほどほどに参加しただけ。北海道を走ればいいのであった。
物事を行うにあたっては細心ではあってが細事にこだわらなかった
だから多少の意見を言ったような顔をしていたが、なるべく旨いものを食べられる道筋がいいということを言っているにすぎなかった。
前野君もあまり意見を言わない人であった。
俗事は俗人の俗知にまかせよう、それがいちばんいいのだ、という哲学を持っているからだ。
彼は、いつも話がまとまるまで、関心があるでもなく無いでもないという按配の絶妙な間合いをとって待っていた。
話が長引くと、まだ結論は出ないのかね、といった感じの視線を投げてよこす。
大久保君、交渉事は、冷静沈着なこの人の役目。
かくして、全ては気心知れた大久保君と伊藤さんが取り計らうという次第でして。
こんなお仲間とツーリングしたら楽しいことこの上ないよね。
なんとしても、70歳過ぎても飄々と好きなことに取り組めるんだと思わせてくれることが嬉しいのよ。私も、ってその気になってくるんだから。