姜尚中さんが松任谷正隆さんと大人な雰囲気のバーで対談。
出自や生育環境、触れてきた文化、まるっきり違うお二人。
子供の時はもちろんのこと高校生の時に至ってはなおのこと、1,2歳しか違わないとはとても思えない今のお二人の顔つきだ。
そんな初対面のお二人が今までの人生で大切な10曲を選んで。
時代らしく、ヨーロッパのアイドル、フォークソング、シャンソン、映画音楽等々。
私もほとんど同時代だから、いっきにその時代に遡ることができるというもの。
姜さんが選んだ曲はやはり姜さんらしい、といおうか分かりやすい。
その中で異色だなと思ったのは「アイドルを探せ」と「中央フリーウエイ」 唸る。
松任谷さんが選んだ曲はそういう意味での異色だと思った曲はない。
松任谷さんが、由美さんと深くケンカした時に、「おれの人生を返せ」というフレーズを何度か言ったと告白したが、そうだろうなとこちらも深く肯いてしまった。
でも、明日死ぬという時に聞きたい曲は由美さんの「ひこうき雲」だそうで。
姜さんが究極のラブコールとおっしゃっていたけれど。
ちなみに姜さんはお母さんがよく歌っていたという「茶摘み」
私もそのおしゃれなバーのカウンターに混ぜていただきたかった。
そしてほろ酔いの松任谷さんのように、ちょっと気障なことでも姜さんに告白して、
ふんふんて聞いていただいて、うふふふって笑ってもらいたかったね。
大丈夫、話は通ずる、同時代(ほんとはちょっと上)だから・・・さ。