美容院に行ってきた。
アシスタントの若いイケメン男子が、髪のローションとかもろもろをお隣の鏡の前に並べていたので、
「そのピンク、よく似合うね」と声をかけた。
「ぼくですか?」って。
そうよ、君きみ、君しかピンクは着ていない!
「服、気を配っているから嬉しいです」って、顔赤らめる。
私もなあ・・・
臆面もなく褒められるようになったか。いけずうずうしいか。ま、いっか。
いや、別に若くてハンサム男子だから褒めるってもんでもないのよ。
この間、庭いじりをしていたら。
はす向かいのヤマナカさんがどこぞから帰ってきた。
なんとなんと縦縞の素敵なお着物をお召しになって。びっくり見とれる。
私より年上だけれど、スマートでいつもスポーティーな洋服を着ているかね。
思わず庭いじりの手をとめて、
「ヤマナカさん、素敵です!よく似合います」って声をかけてしまった。
そんな自分にびっくり。ヤマナカさんもびっくりして立ち止まる。
「着物着て欲しいって、おばあちゃんの遺言なんです」
そうかあ。
そういえば、ずっとご主人のお母さんと同居していたもの。
「おばあちゃん、私に自分のおっぱい見てくれって触らせるのよ」と話してたこともあったもんなあ。
思わずのひと言で、亡くなったおばあちゃんのお顔まで浮かんできた。