いつもの場所から帰って来た夫が、
「最初に咲いとったヤマユリは、もう花が落ちとった」と報告。
「ヤマユリの命も終わったんだ、私も、毎日食べて作って出してばっかりだけど、これから先20年もこれでいいんかね。
もっとなんかやらんなん気がするけどなあ」とヤマユリにかこつけて我が人生をぼやく。夫は、
「今までもやらんかったんだから、これからもこのままなにやるもんだ」と。まことにごもっとも。
続けて、ギリシャの年金がどうたらこうたらと来たから、
「遠くのギリシャのことよりわが身のことの方が大事」とぴしゃり。
なんたる会話。
あああ、君たちはいいね。
どこで咲いていてもそれなりだけれど、所を得ればより風情を増すからさ。(前にもブログで言った気がする)
だいいち四の五の言わないものね、与えられたところで自分を全うするものね。潔い。
野におくものは野において鑑賞すると味わいが違うわ。(もう8日も前の写真です)
舞岡公園 古民家周りの紫陽花 古民家に紫陽花 よくお似合いで
舞岡公園あちらこちらのホタルブクロ 竹に括り付ける心遣い
園路沿いのオカトラノオ どうよ、この曲線 悩ましい
どうでもいいのだけれど。
「今日も食べるもの買いに行って来る」と向かったスーパーからの帰り道。
前方から観光バスが4台も来るのよ、珍しい。
「美空ひばり後援会」だって。で4台とも乗客はおらずで空なの。
私は想像したね。
近くの公園墓地にひばりさんのお墓があるからお客さんは墓参り行ったのかしら。
そこで何かあるのかしら。
きっと後でお迎えに行くのだな。
なんて。そんなこと考えていたらなんとなく愉快になって気が晴れてきたわ。
で、どんぴしゃり。やっぱりひばりさんの命日だったのね。
もうなにがなんだか。とっちらかりっぱなしですみません。