今日も雨、連日の雨。
お隣のお孫ちゃんのごきげんはどうかな?
昨日は何が悲しいのか不満なのか、大泣きがずうーっと止まなかったものな。
そのエネルギーたるや凄かったわ。ようよう止んだ時にはこちらもほっとしたわ。
軒先が触れ合うように建っているこの住宅街だから、夏は特にお互いの家の様子が分かるのよ。
週末になるとシンチャンママのお家には、シンチャン一家がお孫さん連れでお泊りに来る。
何日かお泊りしていく。
お孫さんのソウチャンがまだ言葉をしゃべれないときは、何かというと泣き声が聞こえてきた。
シンチャンママが「うるさくてごめんなさいね」と謝るくらいに。
いいのよいいの、子供の声が聞こえない住宅街なんて・・・ね。
「お外に連れてって、って泣くのよ。でもほらこっちは暑いから行きたくないじゃない。なんとかごまかすんだけど」
そうよね、って大笑い。
それがこの頃は言葉がしっかりしてきた、急にたくさんの言葉をしゃべりだした、よく聞こえるのよ。
つい2,3日前も玄関先でソウチャンが
「お外、行きたい」と強請っている声がした。
おおーついにそんなことも言えるようになってきたか。
と、こちらもちゅっぱに重ね合わせて感動した。
なんたって、ソウチャンはちょこっとだけ年上だからね。
それに対してシンチャンママがなんて答えているのかは分からない、そこまでは聞こえない。
でも、ソウチャンが何回も
「おそといきたーい」と催促しているのは聞こえる。それを聞いていた夫が、
「おばあちゃんも、たらかすのが大変だな」
と言うから思わず笑ってしまった。久しぶりに聞いた「たらかす」
「たらかす」ねえ。佐渡弁だと思う。
思うが「人たらし」という言葉はふつうに聞くからそうとも言えないのかしら。
そう、、子供を「なだめすかす」とか「あやす」とかのときに使う。
たとえば赤ん坊が泣いているときに、おばあちゃんとか周りの人が
「たらかしてやれっちゃ」なんて。
するとお嫁さんが抱っこして軽く揺さぶったりしてなんとか泣くのを止めようとするわけよ。
そうだわ、赤ん坊といえば。
ヨーコチャンや叔母に、
「あか」はもう大きくなったでしょ、と聞かれて、びっくりしたわ。これまた数十年ぶりの言葉。
「赤ん坊」のことを佐渡弁では「あか」。今はもう使わないだろうな。