録画しておいた「ヨルタモリ」 香取慎吾君来店の回を観た。
独断と偏見でツヨシクン来店のときと比べてみる。
慎吾君、ツヨシクンとはえらい違うのね。
ツヨシクンはなんの衒いも気負いもなく店に入って来て、ママの宮沢りえちゃんと、
「ツヨポン!」「リエポン!」「アイラブユウ東京!」なんてお気楽にやっているけれど・・・
慎吾君、ちょっとおどおど様子伺いながらの態。おれ、入っていいのか?大丈夫なのか?の表情。
ふたりともタモリさんに会えてとっても嬉しいのが分かるのに表す態度がずいぶん違う。
ツヨシクンはすぐに懐にするっと入って心底楽しそう、タモリさんとの間になんもない。
この夜はタモリさんもすごく饒舌喋る喋る愉快そうにタモリさん、持論展開。
対する慎吾君は久しぶりの再会が嬉しくても楽しくても、どこか薄いバリアがすーっと挟まっている感じ。
そりゃあお酒の力がいるわ、タモリさんと会話するのに。ハイボール10杯飲んだって言ってたものね。
自分を全開していないから、常に相手との距離を無意識にはかって接している感じが抜けないように見受ける。
お酒の力を借りてもセッションしても即興ソング歌っても、慎吾君の薄いバリアは最後まではがれなかったと思うわ。
そんなだから、うん、慎吾君とはジャズな人かそうでないか、なんて話題は出ないな。
夢に向かってなんて、とか、友達100人できるかななんてことを、貶して盛り上がることもないな。
トーストにバターを塗る音が嫌だとか、朝飯が和食の家は家庭円満、なんてどうでもいい話のやり取りは慎吾君とはないな。
(タモリさんいわく、ジャズな人は今日を今日のために生きる人、だから向上心がないんだって。
今日を明日のために生きる人はジャズじゃないそうだ)
ちなみにツヨシクンはジャズな人ね。ジャズな人って褒め言葉なのよ、ご本人はそう受け止めていないみたいだけれど。
慎吾君が、慎吾君をえらく贔屓にしている三谷幸喜さんとさえ電話番号のやり取りなんてしない、と言うのも分かる気がする。
ツヨシクンがするっと相手の懐に飛び込んでいっちゃう、で思い出す。
映画「あなたへ」の撮影時。
高倉健さん行きつけの金沢のステーキ屋さんかな、健さん、お土産にそこのステーキを焼いてもらって、
「これクサナギに食べさせる」ってホテルに持って帰った話。
例の騒動のときに、健さんがツヨシクンのお手紙を出していたそうだ。この二つのエピソード、貴重。
どちらがどうの、いい悪いの話ではない。ふたりの気質の違いだろうと推察している。
それは別にして、慎吾君がスマップにいるときとは、顔つきも雰囲気も大人びて違っていたからそれはちょっと驚き。
テレビ観て勝手な妄想するのは面白い。妄想だからほとんど違っていると思うけれど。いいの。