こんなご時世だから、今回の佐渡行きは誰にも会わないでおこうと決めていたけれど。
実家に着いてすぐに1階から2階から全ての窓全開で掃除をしていたら、
ちょうどお隣さんが出てきて、「帰ってきたの」と入ってきた。
お隣さんはお仕事しているから、私が帰ったときでもあまり顔を合わせることはない。
マスクなし少し離れて対面会話。
そんなことなら、言うてくれたら戸を開けて風を通してあげるっちゃ、それならいいでしょ、
私の携帯番号教えておくしって。やれありがたや、いざというときはすぐにお願いできる。
ついでに、かねてからお願いしたいと思っていたことを思い切って切り出してみる。
「そういうことになったら声かけて言いかしら」と訊く。まだ2、3年先になるけど。
「私の方こそ一番に声かけて。頼みます」と言ってくれて。ほっとしたのなんの。
嬉しいわ安心したわ、土産が二つもできた、と
ビール持ってお礼に行ったことは言うまでもない。
その掃除で掃除機が壊れて、マサチャンママにSOS。
ご主人と孫さんが新米と一緒に掃除機を持ってきてくれた。
「うちのが待っとるぞ」って。
うん明日行くわ、お金返さんなんし、と言って借りた掃除機使って掃除終了。
私が本日の業務を終えて飲んでいたら、マサチャンママがスミイカとタコの刺身を
持ってきてくれて、掃除機抱えて帰って行った。あらま。
もう、対面会話禁止の決心がもろくも崩れて。
翌日は、マサチャンママんちでちゃっかりコーヒー飲みながら世間話。
「何たあねえわさ、おれもマスクしてないし」ご主人。
「何ともねえわよ、免疫力よ免疫力」と力強くマサちゃん。
そのうち先月熱中症で倒れた鞄話屋ご主人まで来て輪に加わる。
もうこうなったら私だけ気を遣っていても仕方ない。
「いいか」「知らんわ」の世界であれこれの情報を仕入れてきた。
帰ったときのいつものようにいつもの会話。何ら変わらないそれがありがたい。
さすがに8月のひりひりした空気は感じられない。
会える時に会わねば。次に、はない。
そういうことで、まだまだ遅刻友、おばさん、コシオサン、店番友の話も書きたいのだけれど、
長くなったので(いつものことか)それはまた後日。