地下鉄新橋駅出口から地上に出て道路を渡ると浜離宮恩賜庭園。
大手門から入る。
広いけれど広すぎず、静かで変化に富んでいて大好きな庭園のひとつ。
春、この公園で八重桜を見たときの感激は今でも忘れられない。
それから、あのぼってりと色濃い八重桜もなかなかいいものだと思うようになったわ。
佐渡通いの行き帰りに立ち寄って心落ち着ける場所のひとつだった。
今ではわざわざ行くことはほとんどなくなったから、両親に感謝せねば、ね。
浜離宮恩賜庭園。
江戸時代には江戸城の出城としての機能を果たしていた徳川将軍家の庭園。
十一代将軍家斉の時代にほぼ現在の姿の庭園が完成した、というから将軍家の力は
大したものだ。
明治維新ののちは皇室の離宮となり、名称を「浜御殿」から「浜離宮」に変えた、と
パンフレットに書いてある。御殿から離宮、ね。
今回は水上バス乗り場にたどり着くことがメインだから池やお茶屋の方はパスして。
北側の一画お花畑を通ることにした。時間も30分くらいしかなかったからね。
まずは大手門から入ってすぐのここで深呼吸して おー久しぶり とご挨拶
見渡すと 松 あちらにもこちらにも見事な枝ぶりの松
うーん 松も落ち着くな としみじみ感じ入る 年だね
高層ビルと松 違和感がないところが懐深い恩賜庭園
私なんてこの黒松の玄孫 ん?そんなもんじゃないか ともかく へのようなもんだ
そしてこの季節、*キバナコスモスが満開。
いい時季に訪れることができてよかった。
*コスモスはもう少し後
案内板に沿って水上バス乗り場へとぶらぶら歩き出した。ほどなくチケット売り場乗船口
待つ間チケット売り場の横の風景を眺めて
水上バスから見る石垣と豊かな緑と高層ビル。
背景のビル群を脳内消去して江戸時代にタイムスリップ。
青空を見るのは11時15分のこの時間まで。
それにしてもシニアっていいわね。入園料が半額の150円よ。
松のお手入れ料に役立っているかしら。