こちらは佐渡の北側、大野亀の*トビシマカンゾウ
今回の墓じまいのあと、28日私たちが横浜に帰る日、娘はどうしても見たいと言って
小雨の中、路線バスに揺られて出かけた。カンゾウライナーもあるがそれでは帰りの船に
間に合わないからと、1日に数本しかない路線バスを駆使して。
ちょうど満開の見頃で大野亀の下の方を覆いつくす黄色の花が見事で感激したって。
ラインから送られてきた写真。
それはそうと。
地元の佐渡でも墓じまいを考えている人はいるのね。ちょっとびっくり。
お隣さんに「今回は墓じまいで帰ったのよ」と話した1日後、教えてほしいと来た。
自分の実家の墓じまいを考えているんですって。仏壇はもう処理したから墓をどうしよう
かと親戚とも相談していたそうな。墓じまい費用がどのくらいかかるのかが問題で。
わが家の永代供養料、解体費用を教えてあげると、考えてたより安かったようでなんとなく
ほっとしたお顔で帰って行った。
永代供養のお金を入れる袋を買いに本屋へ。店番の奥さんは顔見知り、若いけれど実家の
お父さんの介護をしているとき、お互いに介護情報交換していた。
どれがいいか選んでもらっていたとき「私、永代供養に興味あるんですよ」って。
80代後半のお母さんは存命で一人暮らしをしているそう。それでも二人していずれのとき
を話し合っていて、墓じまい永代供養を望んでいるんですって。そうなんだ。
墓解体を頼んだ仏壇屋さんの話では、今、佐渡では墓を建てるより壊す仕事の方が多いと。
そうか、そういう時代になったのね。
5月末、田植えも終わって田んぼは苗が揺れているだろうと、楽しみにしていた。
けれど、国中の病院周りは放棄地が多い。16年前、母が入院していたころは一面の田んぼ
風景が広がっていたのに、と、ここでも時代を感じる。
24日
25日 入院している叔母の家のあたり
大佐渡のお山 いちばん高い金北山 右に目をやってドンデン山
左 ドンデン山
叔母の家からの帰り道 こいのぼりが
そうだわ 両津の端午の節句はひと月おくれの6月だったんだ
入院している叔母も従妹に「永代供養をお寺さんに頼んでほしい」と言っている。