まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

街角ピアノ 「旭川」

2022-11-07 08:58:07 | TV

今朝は3時半ころ目が覚めて。
しばらくもそもそしていたが眠れそうにもないので「トイレにでも行ってくるか」と。
パソコン部屋が明るい。あれっ、とガラス戸から外を見たら月が林に沈むところだった。
少しだけ欠けている月、きれいだった。トイレ行きもまんざらではなかったわ。

録画した3日の『街角ピアノ「旭川」』を観ている。好きな番組だけれど、放映時間がつか
めないから番組表を見て気が付いたら録画しておくだけで。
ノーナレーションと定点カメラで演奏者を見つめるだけ、後は演奏者の話。
それが静かで心地よい。

ピアノが置かれた旭川駅が素敵で、今すぐにでも行ってみたいなと思ったくらい。
広い駅舎、高い天井、広々した木の床。窓際に沿った木のベンチ、数々のテーブル。
そこで勉強する女子高生、お弁当食べているご夫婦。
「人にやさしい駅舎」のコンセプトそのものそのもの。
南口を出れば東京ドーム2、5倍もある庭園、北口は冬はスケートリンクができるとのこと。
晴れた日に庭園を散策したらいいだろうなあ羨ましいなあ、と。

2011年に完成した新駅舎は、数多くの建築賞を受賞しているんですって。
設計者の内藤廣さんは「これだけの空間密度を持った駅舎は、世界的にみても例がない」
と述べているそうな。ちなみに内藤さん、みなとみらい線「馬車道駅」も設計しているのね。

♪フォレスガンプを弾いていた64歳の電気設備士の男性は、2番目3番目というのが好き
なんですって。旭川はそれにぴったりなんですって。で、定年後は家族で移住したそうな。

今回は男性が多かったように思う。
友人の前で初めて腕前を披露して、腕前を褒められて照れている高校生。
反対にピアノを見つけたら弾かずにはいられないという部活帰りの高校生。
ふたりともピアノを弾くのが楽しくてたまらないというのが見て取れるのよ。

61歳の行政書士の男性。自転車で25キロ走る、街を走る、川沿いを走る、林を走る。
駅はちょうど折り返し地点だから、ピアノを弾いて帰る。ピアノは独学ですって。

独学の男性はもうおひと方いた。71歳。
定年後、保育士の免許を取り、毎日のように駅に着て弾いて行くとのこと。
独学でピアノ演奏ができるようになるってすごいことだ。もうただただ感心するの。

そんな人生を選んだのかと、転機になった動機は何かと惹きつけられた女性お二方。
ドラマロンバケの曲を弾いていた還暦を迎えた女性。
写真を撮るために夫と息子を残して逆単身赴任で。
好きなことができるのも元気なうち、と送り出してもらったそう。
普遍的な写真を撮りたいんですって。よくきっぱり自分の人生を選び取ったなと。

もうおひとりは41歳で幼稚園教諭からスナック経営に転職した女性。
まるで180度違う転職だ、子供相手から大人相手、昼から夜へのお仕事。
何がきっかけだったんだろう、申し訳ないけれどいろいろと想像したりして。

ほんとにかわいかったのが小4の弟と小6のお姉ちゃんの連弾。
弟が茶目っ気があるのよ、カメラに顔をうんと近づけたりして。
弟「ひとりだと心細いけど、連弾だとお姉ちゃんと一緒で安心する」んですって。
仲がいいのね、お姉ちゃん大好きなんですって。微笑ましい。
いくつまでそう言っているかな、うふふよ。

旭川の街角ピアノは、上手い人だけでなく個性豊かな方たちが思い思いに演奏していて
とても楽しかったし心温まった。
ちなみに、私は音楽も全くダメで楽譜も読めません、ましてピアノなんかとてもとても。
クラシック音楽になると居眠りするくらいで、はい。

 


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