救急車に乗った。いや私が具合が悪かったわけじゃない、付き添いで乗った。
昨日12時を回った直後ぐらいに、おばちゃんの娘さんから電話があった。
独り暮らしのおばちゃんが、めまいがひどくて動けないでいるから見に行って
もらえないかと。
救急車を手配しようかと言うから、それは私が見てから決めるから大丈夫と伝える。
娘さんはこれから向かいますと電話を切って。
娘さんは、電車1本できたとしてもどんなに早くてもかれこれ2時間はかかる。
付き添いになるだろうとバッグ持って玄関へ。あっ、かんじんのもの忘れたと、
預かっている鍵を取りに戻って急いでおばちゃん宅へ向った。
焦りながらも玄関を開けて、1階の居間にはいない。雨戸も締め切ってあって。
大声で「おばちゃん!」と叫ぶと2階から「ここよ」って。そうだ寝室は2階だったんだ。
おばちゃんは、ベッドに横たわっていて動けない。頭をあげようとしても駄目だとすぐ寝る。
頭も言葉もしっかりしているからひと安心し、「このままじゃだめだから救急車呼ぶね」と
了承してもらって救急車要請した。
名前、住所、電話番号、もちろん今の状態も。私の名前、関係も訊かれ、これから向かう
からサイレンが聞こえたら外に出て誘導してくださいとの指示を受けて。
救急車が来るまでに娘さんと夫に連絡し、必ず必要となるお薬手帳と保険証を探す。
おばちゃんがいつも座っている椅子のそばにバッグが置いてあったから、
これだなと無断で開けて入っていることを確認した。これがもし、おばちゃんが
引き出しに仕舞っていたりしたら探すのに手間だっただろうと思う。
出しっぱなしがよかった。すぐ目に入るところにあったのがよかった。
ちなみに自身で救急車要請したことがある友人は、救急士さんにお薬手帳のことを
聞かれてもめまいがひどくて動けないから救急士さんに探してもらった経験がある。
それ以来、お薬手帳はケースに入れて紐でコート掛けに吊るしていると言ってた。
救急士は男性二人女性一人が来た。女性の要請だからかなと、実際我慢していた
トイレの中には女性救急士が入って手伝っていたから。そういう配慮もしてくれるんだ
とすっかり安心した。おばちゃんは男性救急士二人に抱えられて救急車の中に。
付き添いの私は、杖と靴を持ってくるようにと言われて慌てて上着も持って。
案の定「お薬手帳と保険証を見せてください」と促された。救急車の中で問診、検査。
その結果、初めて希望の病院へ問い合わせてくれて受け入れてもらうことに。
もうそれだけでほっとして力が抜けていった。
救急車は止まっている車に「ご協力ありがとうございました」とアナウンスしている。
やっぱり救急車は酔うなと思っているうちに病院到着。
おばちゃんは診察室へ、私は受付へ。保険証提示、必要事項記入。
娘さんは2時半頃来た。あとはバトンタッチして。
結果、良性の突発性めまいのようで様子見をすることになって帰宅したと連絡をもらった。
それにしても、鍵を預かっていなかったらどうなったことだろうと考える。
独り暮らしのおばちゃんの家へ入るすべがない。結局娘さん待ちになって2時間以上の
苦痛を与えることになる、もっと事態は悪くなるかもしれない。
先を見越した娘さんの配慮はさすがだ。
おばちゃんが携帯を首からぶら下げていたのも幸いした。めまいの中でどうにか娘さんに
連絡できたんだから。いつもは適当な場所にほったらかしていると怒られていたのにね。
あとは保険証やお薬手帳の保管場所を分かりやすいところに、かな。
いや、いつ何が起きるか分からない。独り暮らしというだけじゃなくひとりの時は必ず
あるんだから、自分が動けない事態の時のことを見越して、準備手配をしておかなければ
とつくづく実感した。長くなったけれど自分備忘録。
誰でもわかるところに置く癖をつけておくんですね
経験がないから今からそうします。
知人の娘さんも大助かりでしたでしょう。
自宅に戻られ目まぐるしい一日でほっとされたでしょう
お疲れ様でした。
さすがだと思いました。
おばちゃんの娘さんにも感謝されたでしょうね。
よかったよかった。
救急車要請の事態は避けたくてもこればかりはね。
お薬手帳と保険証は自分だけが分かるのではなく、家族にも保管場所を、できたら目に付くところに置いた方がいいですね、慌てますから。お金は後でもなんとかなります。
携帯は自分の手が届く範囲に置く癖をつける、がいいかもです。私なんかほったらかしですから。
でも、救急車のお世話にならないことがいちばんですよね。お互いに気を付けましょうね。
自慢じゃないですが、父のことで救急車同乗数は片手では間に合いません。何しろ1日に3回も乗った経験がありますから。
おばちゃんが入院などと言う事態にならずよかったです。
保険証とお薬手帳ですよ、キリマンジャロ様。