レースカーテンの始末、フックを買って取り付けて、とここまではよかったが、
かんじんの取り付け出窓、眼鏡をかけて見たら、まあ汚いこと汚いこと、絶句。
ほんと、汚れとカビと埃がゴムパッキンの縁にレールにこびりついている。
もうびっくりしたわ、厚手カーテンの裾が染みだらけ。こちらは洗濯屋に
出して洗ってもらったことがあるのに。
ただの汚れじゃないから原因は何かと探る。そうだわ、結露に気が付かなかったのだわ。
出窓のレースカーテンは開けることがないから、結露があってもそのままほって
おいたんだ、その挙句だ。ガスストーブ使うようになったら気を付けよう、と固く決心する。
って、この話じゃなかったんだ。父の実家のお嫁さんの話だ。
お米のお礼にと少しばかりの荷物を送ったのに「届いた」の連絡がない。
いつもはきちんと電話をくれるのに、2日経っても3日の昨日も音沙汰がない。
荷物そのものは追跡で調べたから届いていることは分かっている。
それだけによけい心配になってきた、何かあったんじゃないかと気になってきた。
催促がましいかと思ったが、心配が勝って電話をした。
家電、出ず。携帯にかけたらお嫁さんのお嫁さんが出て。
ばあちゃんはちょっと夏バテで弱っとるけど、電話代わりましょうと。
お嫁さんが出て弱々しい声で、心臓がちょっとの、と言う。
聞けば、夏バテなんてもんじゃない。心臓に穴が開いてると言われただなんて。
「てえそで(疲れて)てえそでらちかんだったから、点滴打ってくれ」と
かかりつけの個人病院へ行ったそうな。薬ももらって。
また2日も経つと息切れや疲れの症状がひどくて病院へ行く、それを3回くらいやって。
これじゃおかしいと中央の総合病院へ行って診てもらったら、心臓に穴が開いている
なんての診断。個人病院はどんな診察してたんだ、と私が怒る。
今までもらってた薬は全部飲んではいけないから捨てなさい、との指示だそうだ。
手術するとしたら、この病院ではできないから新潟へ行かないと言われたと嘆く。
「もう80超えてるから手術はいやだ、せんてもいい。
疲れたり息切れしたりだるかったりと、長々いろいろ不具合があったけど、
誰とも比較できないから、それがそんな病気だと思わせん、そんなもんだと
おもとったが」というその言葉に深く頷く。
そうよね、その通りだわ。自分の身体、諸々あってもそんなもんだと思うよね。
それがある日、どうにもならなくなって病院に行きたくなる。
身体が、診てほしいと強くサインを送る。その結果けっこう大ごとになっていて。
電話の声が小さくなってきた。話していると、弱ってだんだん声が出にくくなるそうだ。
25日に家族そろって話を聞きに行くという。どうか佐渡での治療で済むように
と祈らずにはいられない。
いつもと違うことの裏には、やはり心配事が隠れているんだとの思いを強くする。
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