わずか5日ほど留守しただけなのにすっかり旅気分で、自宅に帰ってくれば
いつもの日常が始まって。同じような日々を過ごすのか。とそういう気分によ。
「タソガレ場所」
これは私が勝手に命名しただけのことで、本当は平沢海岸という立派な名前がある。
2007年公開の映画『めがね』の中で、小林聡美嬢が南の海辺でタソガレるという
シーンを観て、私だってタソガレてやるわ、と真似っこしたわけ。
当時、母が倒れて入院し、父との先行きが分からない生活が始まったばかりだったからね。
北の海だってかまわないわ、海辺であればタソガレることはできる。
大佐渡の山を背負って海が見える清々場所では、不思議とタソガレることはできない。
大地から海を間近で見る場所でなければタソガレることはできない。
以来、チャリンコギコギコで季節を問わずどのくらいお世話になったことか。
もう何度も書いているが、私がタソガレているとき父が息を引き取ったようだしね。
子どもたちもここで海水浴させたし。チュッパも海遊びに興じた思い出もある。
どうしたってご挨拶せねば、というわけ。
23日、夷市で買い物してからギコギコ。もわっとした湿気の多い空だったな。
海に突き出ているコンクリート道を先っちょまで歩く
振り返れば金北山
鉄塔の奥がドンデン山
大佐渡の先端方面
そのまま加茂湖へと回る
小佐渡方面を見る
金北山は加茂湖が水鏡
私は、ここからの金北山がいちばん姿がいいと思っているの。
子どもの時から見ている場所だからね。
さてと、これから整体に行ってくる。
素晴らしい景色の写真を見ながら、“行ってこの景色を見たい”との思いが強くなりました。
最も、わたし自身は遠出が出来る体調では無いので、写真で想像し楽しませていただきました。ありがとうございます。うらやましいです。
でも、”実家仕舞い”は辛いですね。
わたしには、男兄弟がいますので、わたしは全くタッチせず、でしたから、楽でしたし、悲しさ、寂しさも傍で視ませんでしたので、楽でした。
それより、わたしの家の始末が気になっています。二人の娘がどうしたいか、不明。”売却して、二人で分けなさい。”と言っていますが…。
何事も、始めるのは楽しみが有りますが、終う時は気分的にマイナーになります。仕方ないです。
佐渡の風景を楽しんでいただいて嬉しいです。
とても張り合いが出てきます。とはいっても、
もう行くことはほぼほぼないと覚悟はしていますけれど。
わたしにとっても思い出になりました。
実家じまい。
両親はひとことも言わず彼方に逝ってしまいました。私としてはそれでよかったです。
自分の思うようにできましたから。
トミコ様、きっと娘さんたちがいいようにしてくださいますよ。ご心配なさらずに。