まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

比べてもなんだけれど

2007-07-10 15:06:12 | モブログ

父は、昨日の娘の品のないあけすけ話を聞いていたに違いない。
今朝は「おはようコール」が鳴らなかった。拗ねていたのかしら・・・
こちらから電話をすると、忘れていた、と言ってたからいいのだけれど。

それでも罪滅ぼしに、雨の中、ヨドバシに、父用の集音器を見に出かけた。(昨日、友達と一緒に京急に行った時、やっぱ寄ればよかったと、後悔したけれど)

欲しいのがあるのだが、チラシのそれと価格が合わない。
「ちょっとお待ちください。調べてきます。」と中年のはっぴを着た店員さん。続けて、
「そこのマッサージ器でお休みしていてください。新製品ですからとてもいいですよ。」と親切に勧めてくれる。マッサージ大好きな私としては願ったりかなったり。でも、店員さんはすぐに戻ってきて、品番がわからないので、なんとも・・・とのお返事。ま、しょうがない。立とうとしたら、
「まだ12分もありますからどうぞ!疲れを取ってください。」と、どこまでも親切。私も注文をつける、背中をやってもらいたいのですけれど。。。
「疲労回復にセットしたから、そのうちに背中の方にも行きますよ。」と、店員さん。
でも、待てど暮らせど器械のゴリゴリするやつは腰にしかタッチしない。いつくるかいつくるかと、じりじりしていたらなんだか余計疲れてきた。
それでも、本当はマッサージ会社のその店員さん、さりげなく商売熱心で、それはそれで感じが良かったわ!

それに比べて昨日の某レストランの君!
ワインを注文したからといって、お水が要らない訳じゃあないんだから催促されなくても3人分注いでね。
勝手にバター皿を動かしたくらいで、わざとらしく直さないでね。さりげなくやって、さりげなく。そうでないと、いじわるしてナイフやフォークを隣の席に移動させてやるから。
オーダーを間違えたら、運んできた女の子が誤るのではなくて、注文をとった君が一言言いに来てもいいんじゃない(語尾が上がる)運んでいる通りすがりでいいんだから。
間違えられた友は常になく、いいわ、なんて言うものだから、年若い友人が「確かにお肉と言いましたよ。」ときっぱり!
こういう友人がいてくれると、楽でいいわ。

まったく!
でもな、彼のほうも厨房で、あの3人組のおばさんたちいやんなるよ、まったく!って言っているに違いない。(確信する)

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娘たちの会話

2007-07-09 16:23:10 | モブログ
私の娘のことではありません。私たちの親にとっては、、、の娘のことです。ややこしい?はっきり言えば、私たちの会話です。

○さん、帰ってきたの?
ヘリクリサムを刈り込んでいた私に、お隣のしんちゃんママが声をかけてきてくれました。
ご両親の具合どう?アナタのお家の方こそどう?
二人の会話は、どちらもどうしても両親のことになります。
母が、生命力がだんだん落ちてきて、父の後ろ50メートルも離れて歩いているんだって・・・
父は、母が息をしていてくれるだけでいい、って・・ちょっとびっくりしたわ。

うんぬんかんぬん話をしていると、そこへゴミをだして帰ってきた角のAさんが、○さん、あなたのお父さんが帰ったあと、家も父を1週間、面倒見たわ。と話に加わってきました。
もう、気を遣って大変だった、元気に帰ったときはほっとしたわ。

同年代の私たちは、夫を会社に送った後だったから、心置きなく立ち話しをしました。
こうなってくると、長生きしてくれているのがいいのか悪いのかどうなのかしら・・・
二人して一緒に衰えていってもらって、パッ、パーーンと送ってあげたいね。あとに残された方が、一人で長くなったら可哀そうだものね。
まだまだここでは書けないような、親には聞かせられないような、品格を問われるような話が続きました。(もう、すでに聞くに堪えないって?)

でも、本当は3人ともとても親思いです。
しんちゃんママは毎日電話のやり取りをし、月に一度、遠い東北まで顔を見せに通っています。
Aさんは、お父さんがそちらに行きたいという度に、関東地方の遠い町にお迎えに行き、1週間程度一緒に過ごして、また車で送っていきます。

今朝も父の「起きたよコール」が鳴りました。今朝はいちだんとベルの音が大きいように思います。
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遭遇した

2007-07-08 15:55:52 | モブログ
湘南ライナーの中で。横浜駅から二人のお嬢さんが乗って来て、われら夫婦の前の座席に座った。座るやいなや化粧をし始めた。そんなこと日常茶飯事だから珍しくもなんともない。私の細い目を奪った出来事は、そのお嬢さん二人が奇しくも同じ手鏡を出したことよ。全く関係のない二人なのにね。

黒いプラスチックに、蝶がでっかく浮き彫りになっているやつ。ぱかって開けて、一心不乱にお化粧をし始めている。期せずして二人とも、目の化粧。アイライナーを使って、マスカラで睫を黒々染め上げて。二人の手順も寸分違わない。目の前の方たちだから怪しまれずにしっかり見せていただく。そうか、ああやるのか、ふんふん、あんなに何回も塗り重ねるのか。。。まことに退屈しない。
うーーん、そっか、化粧は目が決め手なのね。だから力が入るんだ、と改めて感心する。気に入るまで何度となく塗ったり鏡で確かめたり・・・
仕上がりは100倍美人になっていた。

昨夜、今年初めて、ゴキブリに遭遇した。黒々としたアイツ。
古い家のときはほとんど出なかったのに、改築したら出るようになってきたのはほんとにおかしいとは思うけれど・・・
私はほれ、自殺したくなるほどゴキちゃんが嫌いでないから、あれま、出たかいな、とばかり、新聞紙を取りにいく。うん、大丈夫、そのくらいの時間で見失うようなことはない。軽く弱く失神する程度にたたく。強くたたかないようにね、理由は分るでしょ。それから戦利品の大きさを確かめて、処分をする。
私は、ゴキちゃんが廊下を駆け回っても平気だけれど、「ゴキブリが出た」と大騒ぎをして、何も出来ない夫のために、っゴキブリ退治薬を買ってきた。
つくづく気の利く妻だと思う。
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へこんでいます

2007-07-07 21:00:40 | モブログ

よんどころない用事とは、息子の結婚式のこと。
すでに1年も前に入籍を済ませていたから、結婚式は挙げないと思っていたら、7月7日にこだわって今日・・ということで。
「かあちゃん、ブログに俺らのこと書くなよ。」と、きついお達しがあったので(私のブログなんてなーーんも知らないくせにね)、そんなこと頼まれても書きません。

へこんでいるのは私の写真の腕。
記録サイズを最高ランクにすると手ぶれがはっきりと分るのね。今まで、デジカメの手ぶれ機能がどうたらこうたら、手ぶれ防止の最新デジカメとか手ぶれに関することをいろいろ目にしていました。
でも、いつもパソコンで見るだけでいいや、と思っていた私は、下から2番目の記録サイズにしていたから、手ぶれなんてない、別に、大丈夫と思っていました。なかなかじゃん!と内心自慢したいくらい。

ところが今日撮った写真を早速パソコンで見ると、いやはや見られたものではありません。手ぶれがひどくてきれいなお顔がゆらゆらしているではないの。せっかくの記念の写真が、見るも無残なことに・・・

朝なんか忙しい中、「ムービーメーカーでスライドショー作成」のテキストを読んで復習までして式場に行ったのよ、ステキなものを作ってプレゼントしようと思って。音楽の付け方は書いてないな、なんてチェックまでして。

ああ、この努力をどうしてくれるんだ!!誰でもいいから訴えたい。
だめだ、たまに親らしいことをしようとすると、こういうことになるのね。
頭を冷やして考えます。はい!


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暑いですね

2007-07-06 17:11:53 | モブログ

長袖がちょうどいい佐渡から出てきたので、今日の暑さはこたえます。
じっとしていても背中から汗がじわじわと・・・
ああ、嫌だ嫌だ、夏が嫌いな私は憂鬱です。

今日は、持病の定期健診に備えて、病院に採血に行きました。
その帰り道、バスの中でのこと。

ちょっとそこの某高校男子生徒!!
あなたがのうのうと座っている椅子の肘掛におばあさんがぐったりと座っているでないの。疲れ果てているように座っているでしょ。「席を替わりましょう。」と一言何故言えない!!!たった10分くらい立っていられないのか!それとも既得権だとでも思っているのか!
具合でも悪かったのか?
降りるバス停になったらさっと立ったから、そうではないと独断で判断する。
若者の50%くらいが、この日本を美しくないと思っているだって?
そう、君が美しくないんだよ!

その光景を目撃したおばさんは、暑さゆえ、怒りまくる、そしてなんも言えなかったわが身に跳ね返ってきて、うなだれる。

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たいしたものだわ

2007-07-05 19:14:16 | モブログ
もちろん私のことです、決まっています

よんどころない用事が控えているので、床屋に行った、ことを書こうと思って、ネットをつなごうとしました。
ところがところが、画面はつながりません、の薄情な文字が堂々と出てくるではないの
そんなことないでしょ、朝はちゃんとつながったではないの。焦るけれど、原因を探ろうとするけれど、「たくさんの原因があります。」という解答にもならないつれない文章がずらずらと出てくるでないの。それじゃ、分からんっつうの
ま、そのうち直るさとほっておけない、絶対解決したい。その気持ちはどんどん増してくる。

一度消して再び起動させることに。結構冷静でしょ。それでも、うんともすんとも言わないインターネットエクスプローラー。
とうさん、機械をいじった?と詰問された父まで、いじってない、と答えつつおろおろしている。オフラインにはしてないよな、とかデジカメのカードは入ってないよなとか、一丁前にそれらしい作業をするけれど、どのホームページを開いても「つながりません」の文字だけがでかでかと威張っている。
もっと時間を置いてみようと思って、魚屋さんに焼き魚を買いに行って時間をつぶしましたよ。2時間もたったから期待してパソコンを開いたけど、だめ!だめだめ!

落ち着いて落ち着いて。
しょうがない、いよいよ富士通のトラブル解決ガイドを読みだした。
「ルーターやモデムの電源を一度消してください。つながる場合があります」
おー、これかもしれない、とさっそく取り掛かる。どれがどれにつながっているのか分からなくなったらアウトだもんね、私にしては慎重にやった。繋がったね!息をつめて(大袈裟)画面を見つめたわ。繋がった時は感動
だってね、一番不得意なことに挑戦したのだから・・・

それにしても、何度も思う、大事なことは、ま、いっか、ですまし、どうでもいいことには、拘る私。これも友が言うとおり、血液型のせいね、きっと

で、床屋。どうでもいいのだけれど、つくづく思う、床屋の椅子に座るには決死の覚悟がいるって。だって理容師さんは私の生殺与奪の権を持っているのだから、剃刀と耳かきを手にして。(耳かきもしてくれる)それでも、もうあなたに任せると決めたからには、ゆったりすることに決める。かくして終わった時には眠気でもうろうとし、早々に家に帰るわけです。
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ツナガル

2007-07-04 12:21:22 | モブログ

新聞で「森見登美彦「の『夜は短し歩けよ乙女』が山本周五郎賞をとったことを知った。この人ってもしかして・・・

クサナギツヨシが『Okiraku』を出版した同じ時期に、ツヨシ表紙があまりに素敵なので、『野生時代3月号』を購入した。ミーハーもいいところだが、眺めるだけでいいのだから、それはそれでね、幸せというものです。
で、その野生時代の特集が「森見登美彦の歩き方」
誰だ?森見登美彦って、知らないわ。と思って、その雑誌は剛君のインタビューを読んで、うううーーーん、と満足していたわけよ。だってね、興味ないもんね、それでも、彼のあこがれの人、本上まなみさんとの対談は写真があったから、ちらっと見た。読んだのではなくて見た。背が高いひょろっとした人で、はっきりいってあまり好みではない。もうそれきっりだろうと思ったら、思わぬところで「森見登美彦」の名前を見たから、記憶は蘇って・・・

ミーハーで雑誌を買うのもなかなかなものです。そうでなかったら全く読もうと思わなかったでしょうから。



私の苦手な「ありえない系」分野なのだが、面白かった。くすくすと笑いたくなるほど、妄想ぶりが楽しい。だってね、登場人物の一人が3階建て電車で現れるなんてありえないでしょ。お酒を飲んでも飲んでもいくらでも飲める乙女、なんてね。1ページに文字もいっぱい詰まっているけれど、リズムがいいからどんどん読める。
良かったら読んでみてください。

写真左は、鈴木成一装丁の本。
こちらは、『プロフェッショナルー仕事の流儀』を見ていた時、東野圭吾の「白夜」がこの人の装丁と知って、ああ、この人が・・そうなのかと思ったわけ。
それからデザイナー当てが面白くて、借りてくる本借りてくる本、表紙を見て「鈴木だ」いやこれは違うな、とか結構楽しく遊んでいる。3割くらいの確率で当たりますよ。表紙の割り付けがきっちりしているから。。。

でも、私は「新潮社装丁室」がデザインした表紙の方が好きです。
(最近では、長嶋有作「夕子ちゃんの近道」がそう)温かい感じがするから。

 

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すっかりなじんだ

2007-07-03 09:55:42 | モブログ

本日の佐渡は曇り、気温20度とやや肌寒い。

早いもので母が倒れてから今日で7か月になる。今朝は父が施設に行って・・・
先日、部屋に入って
「母さん、おはよう」といつものように呼び掛けると、目を開いて、あー、とも、うーともつかない声を出した、まるで返事するように。
左手はよく動いて、耳を掻くやら、足を掻くやら、タオルケットを引き上げるやら。
動作だけ見ていると、意識があるようにも見える。でも、それはない。
今日はどんなかな、と思うと訪問するにも張り合いが出てくる。

12月1月は、夢中で過ぎた。症状に一喜一憂した。
2月くらいになって母が落ち着いてくると、先行きの分らなさに、私がまいってくることが多くなった。横浜に帰りたくて・・・
病院が変わり、施設に入所でき、全てが私が何かしようと思ってもどうにかなるものでもなく、という状況になってくると、受け入れるしかない。
そうなってくると、少し覚悟ができて、佐渡での過ごし方を模索して気持ちが積極的になってきたわ。(でも、また変化するにきまっているけれど)

7時に訪ねて来る友があることにも慣れたし、6時半ころ電話が鳴ってもびくっとしなくなった。朝よ朝。
代わりと言ってはなんだが、友もお隣さんも私が夕方の5時頃にはパジャマを着てうろうろしていることに慣れてくれたことだろう。

日々、地元の《うまいものや》さんを巡り、今日は何が出ているか見て回る。店番をしている友人と一言二言話をする。


農家の庭先にある花を摘んでくるのでしょう、それはそれはいろいろな種類がある


たいていの品物は100円が基本。友も出荷しているが、いいお小遣い稼ぎになる、と笑っている

そうこうしているうちに、夕方になり、父と一杯やりながら、日々は終わる。
単純極まりない生活が続いている。

 

 

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行きたい!

2007-07-02 16:30:55 | モブログ
モーレツに行きたい。行きたい気持ちが激しく募る。身をよじりたくなるほど行きたい。

NHK「世界遺産」で見たオルチャ渓谷。
別にオルチャ渓谷でなくてもいい。イタリアの春のトスカーナ地方に行きたい!

もう6年も前になるかしら、娘とイタリアに行った。嫌がる娘を拝み倒して一緒に行ってもらった。(今はきっと感謝しているはずだ)
フィレンツェから迷い迷いバス会社を捜しようやくの思いでバスに乗って念願のシエナに。
カンポ広場を目指して暑い中を歩いた。あの貝殻のような扇形の赤茶色い広場が見えた時は、ここかあ~、ついに来た、と大感激した。
時はシエナのお祭り、ハリオの真っ最中。賑わっていた。
なんだって高い所に登ることを目指していたから、早速マンジャの塔に登ることに。エスカレーターだから、待つのも我慢した。大きなお札を出したら、細かいのはないのかと受付嬢は文句を言う。ないものはないから、身振りで「ないない」しぐさ。

事情は忘れたけれど、エレベーターが止まったところで(てっぺんはもっと上)終点。それでも素晴らしい景色に、疲れも気苦労も吹っ飛んだ。
真下はカンポ広場。ちょっと先に大聖堂。そして、はるか彼方までトスカーナのあの起伏にとんだ緑色の丘がどこまでも続いている。もちろん糸杉もオリーブの木も・・・

あの景色をもう一度見たい!!
あと何年後かに絶対行くことにする。そう決めた!!
シチリア、トスカーナ、グランドキャニオン、候補地はどんどん増える。
やっぱり長生きをするように養生するわ。
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気持ちがハイ!

2007-07-01 09:56:41 | モブログ
(古い言い方ね)なのだと思う。そうとしか考えられない。

私としたことが、けちな私としたことが、別に必要でないものをいろいろ買ってしまった。買ってしまったという言葉がぴったり!

まず、地元の呉服屋さんで浴衣3点セットの売り出しを見かけたのがことの始まりだ。
たまには娘に何か、と突然頭に浮かんだ。選んでいると店員さんが・・
いつもならそんなこと気にしないのだが、彼女にアドバイスを求めたら、買わずにいられない気がしてきた。で、結局お買い上げ。
着るものを本人の承諾なしで買うなんて普段の私では考えられない。娘の困惑顔が浮かんだが致し方ない。寝巻にしようと何にしようと本人任せ、ゆうパックで送りつけました。

二つ目は湯沢からの帰り。時間がたっぷりあったので(これが曲者だった)いつもなら決して行かないデパートなんぞに行ってしまった。佐渡にはないからかしらね。ウインドーショッピングなんて大嫌いなのに6階まで見て回った。そこで、吸い寄せられるようにふらふらっと目についたコーナーに。大好きな形のバッグ(布だから、袋といった方がいいか)がぶら下げてあるではないか。
手に取ってみているとまたもや感じのいい店員さんが。
「お似合いです。」なんて久しく言われたことない言葉だから、(脳内では 、おんなじようなのがあるだろ、止めたら、というかしましい声が聞こえるのだけれど)それだけで、ま、いっかとお買い上げしてしまった。
だってね、山菜とり用の帽子をかぶって試しても、誰も、お似合いです、なんて言ってくれないものね。今度横浜に帰る時に使うことにします。全く袋物には弱い!

3つ目は昨日のこと。
今使っている財布が、ことのほか使いにくい。新品なのに使いにくくてお金を出す度にいらいらしていた。で、地元のバッグやさんに。店員さん相手に、ああでもないこうでもないと散々うんちくを垂れた。お客様はこれがいいのではないですか?と、勧められたのが、何の飾りもないそっけないやつ。素顔ですしぃ・・・とアドバイスもしっかり受けて。アドバイスは気に入らないが、財布は気に入ったので、買うことにした。
そのやり取りの間に、一人のおばあさんが入ってきて、バッグを選んでいた。店員さんはグチグチ言う私にあきれてそちらの方のお相手に。自分が選んだ黒と店員さんが勧める茶色のバッグでおばあさんは、悩んでいた。
ほら、悩んでいる人を見ると口を出さずにいられない私は、見ず知らずのそのおばあさんに、断固とした口調で、
「お母さん、そっちの茶色の方がしゃれているから、予算が合うならそっちの方が似合うわ」と有無を言わせないアドバイス。
80過ぎ取るんだや。とおばあさん。
「全然そんな風に見えんから大丈夫。この黒は言うては悪いけれどどこにもあるねかや。それに比べたら、この茶色はいい。90になっても軽くて、薄いから体にぴったりくるねかや。使いやすいよ。チャックも少ないし・・・」
店員さんそっちのけになって私はがんばる。
私は、農業やっとるし普段は自分では買わせんだ、今度旅行に行くもんだから、うんぬんかんぬん、おばあさんはいろいろ話しかけてくる。そして最後に、あんたがそんなに言うなら、そんならこれにする、と決めてくれた。が・・・・

家に帰る道々、おせっかいだった私はチョビッと後悔しながら考えた。おばあさんは後悔しないよな、しないよね。本当に茶色のバッグの方がよかったんだから。うん。
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