まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

 *辛夷の白い花が輝く

2020-03-12 08:57:02 | 植物

昨日は文句なしの暖かい1日。
お得意のうつらうつらはしていられない。そうは言っても外出はままならない。
ああ、もどかしい。何とかせよ、自分。

*辛夷 が咲いている。
花が開くまでハクモクレンと区別がつかない、いつまでもそんなこと言っているの。

高台の狭い空き地 グランドゴルフに興じる人たちの横に1本

 

区役所前の道路に1本

 

 

*ユキヤナギは流れて踊る

こちらの*ハクモクレンは別の日

 団地の裏手 陽が遮られている

道路を挟んでの対面の1本 同じ時間、日が燦燦と当たってこちらは満開

いろいろ要因はあるかもしれないけれど、
日がたっぷり当たるかどうかが差を生むことは間違いないよね。
人間もおんなじだわ。

 

 

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佐渡 思い出・花のある春の風景

2020-03-11 09:04:21 | 自然・風景

雪国北国に住む人たちにとって春は待ち遠しい、恋焦がれるほど待ち遠しい。
子どもも大人も老人も、それぞれの胸の内で待ち遠しい。
炬燵にしがみついて日々をやり過ごしていた私も、日差しが春めいてくると、
それっ!とばかりにチャリンコぎこぎここいでお目当ての場所に繰り出した。


2010・4・7 ツクシとヒメオドリコソウ


2011・4・10 「嫁泣かせ」と言われている*アゲラヒョウタンボク
この花が咲くと嫁の山仕事の始まりなんですって


2014・4・26 金北山に雪が残る間は吹く風が冷たい


2014・4・26 佐渡では4月下旬ころから桜が咲きだす


2009・4・27


上と同じ日


2014・4・27 足しげく通った清々場所


2010・4・29 *ゼンマイ伸び放題


2015・5・3 加茂湖湖畔の桜


2015・5・3


2011・5・9 アオネバ登山道 *ニリンソウ


2010・5・15 アオネバ登山道


2010・5・22 *ヘラオオバコ

 2010・5・29 *ザゼンソウ

佐渡の思い出シリーズはまだ続きそうです。

 

 

 

 

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受け入れること『ライオンのおやつ』小川糸著

2020-03-10 09:16:11 | 

私が子供のころ食べていた「おやつ」は何だったろうか?
干し柿や焼き栗、ふかし芋はおやつに入るのだろうか。
思い出そうとしても、今でいうおやつはなかったような気がする。
そもそもおやつという感覚がなかったのかもしれない。
おやつにまつわる甘いものの記憶は。
たった1回クリスマスの朝、枕元にあった薄い板チョコ。
母がお通夜の時にもらってくるお饅頭。このいくらいだった。貧しかったのね。

「人生の最後に食べたいおやつは何ですか?」
おやつはその人の人生が浮かび上がってくる。

若くして余命を告げられた主人公の雫は、
瀬戸内の島のホスピスで残りの日々を過ごすことを決め、穏やかな景色のなか、
本当にしたかったことを考える。 

入居してくる人に、ホスピスを運営するマドンナは、
毎週日曜の午後3時からこのホスピスでお茶会が開かれる。
ゲストの皆は、もう一度食べたい思い出のおやつをリクエストすることができる。
できれば具体的に、どんな味だったか、どんな形だったか、どんな場面で食べたのか、
思い出をありのままに書いていただければ、と話す。

そんな意図を持ったおやつの時間。
小説では6人の人のそれぞれのおやつリクエストが紹介される。



雫さんが入居して初めてのお茶会。
アワトリス氏 コンビニのロールケーキをリクエスト。

台湾菓子の「豆花(トウファ)」タケオさんのリクエスト。
貧しかった台湾での生活の中でお母さんが作ってくれたおやつ。
タケオさんは、じーっと、まるで懐かしい無声映画を見るような目で、
豆花を見つめていた。それだけで食べない。

二回目のおやつ「カヌレ」それはフランスに古くから伝わる洋菓子。
銀行員をやめコーヒー屋になったマスターのリクエスト。
学生最後の貧乏旅行でパリのカフェで食べたカヌレ。
「望みは捨てるな、希望を持ち続けろ」とはっぱをかけてくれたカヌレは、
自分の人生にとっての一番星みたいな存在だと。
残念ながらマスターはカヌレを食べることができなかった。

百ちゃん、百ちゃんは自分ではリクエストをしなかった。
イルカの調教師になりたいという夢を書いていた。その前は大工さんになりたいと。
百ちゃんの代わりにお母さんがリクエストを書いた。
アップルパイが食べたいと。

最後に百ちゃんに会わせてもらう雫さん。
壁に「生きる」のお習字が張ってある。生きることをあきらめていない百ちゃん。
雫さんは呼びかける。
「百ちゃん、天国に行ったら一緒に遊ぼうね。私も、すぐに行くからね。
また会おうね。約束だよ」
なるようにしかならない。百ちゃんの人生も、私の人生も。
その通りかもしれないけれど、なんて悲しい現実なのだろう。

「ライオンは動物界の百獣の王だからもう敵に襲われる心配はない。
安心して食べたり、寝たり、すればいいってこと」
『ライオンのおやつ』のタイトルの意味はここにあったのね。

マドンナが部屋を出てから、私は声を張り上げて泣いた。
「私はまだライオンになんんかなりたくない。百獣の王にならなくていいから、
生きたいよ。もっともっと長生きしたいよ。まだ、死にたくなんかないんだってば!」
雫さんの本音がほとばしり出て、そばにいたら抱きしめてあげたくなる。

次の週のおやつの時間。一度だけ母が自分のために作ってくれた牡丹餅。
厨房を取り仕切っている狩野姉妹の姉シマさんのリクエスト。
牡丹餅のことは何も知らなかったけれど、姉のリクエストを作った妹の舞さん。
今日のおやつに時間によって、二人の何かが救われた。
シマさんは妹に対する嫉妬心と、舞さんは姉に対しての無知と。

そしてまた、日曜日のおやつの時間。今度こそ。雫さんのリクエスト。
小学校の二年か三年のときのこと。父の誕生日に初めて一人でお菓子作りに挑戦する。
選んだのはミルクレープ。人生で初めて自分で作ったお菓子。

それに何よりも嬉しかったのは、父が喜んでくれたことです。
あのミルクレープを、旅立つ前に、もう一度食べたいです。

お父さん、六花(ろっか)そしてお母さんが違う妹、がミルクレープを食べている。
雫さんはもう食べることができない。
何気ない日常の間にキラキラした甘い思い出が挟み込まれていて、
それはまさしく私の人生を象徴するように思えた。
このタイミングで旅立ってもいいのかもしれない。
私にはもう、心残りはひとつもない。
振り返ると、なんて味わい深い人生だったのだろう。
私はこの人生で、酸いも甘いも経験した。
きっと、私の人生は、生きることのままならなさを学ぶためにあったのかもしれない。


奇跡的に参加することができた次のおやつの時間。
作詞家の先生のリクエスト「レーズンサンド」
雫さんにとって最後に参加したおやつの時間。

「なにか」を受け入れる。なにかとは、
運命であったり、家族であったり、誰かだったり、過去だったり、そして自分だったり。
なにかを受け入れることは容易にできることではないだろう。
主人公雫さんも、残された日々をマドンナや犬の六花、タヒチくんとレモン島
と呼ばれるホスピスのある島で過ごすうちに、時に激しく格闘しもがきながら、
やがて淡々とすべてを受け入れていく。

―食べて、生きて、この世から旅立つ。
すべての人にいつか訪れることをあたたかく描き出す、今が愛おしくなる物語。―

小川糸さんのこの本、しみじみとじんわりと柔らかい気持ちになって。
私が書店員さんだったらこの1冊を本屋大賞に推すわ、きっと。

 

 

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佐渡 思い出の花*オオイワカガミ

2020-03-09 08:50:54 | 佐渡の花

USB画像整理は着々と進んで、いやいや違うくたくたになりながら進んで。
佐渡編は、ほぼ1個のUSBに収まりつつある。
何しろ多いんだから。今までの3個のUSBから拾い上げて四苦八苦。
「まあいいや、もうやめよう」なんて思いつつ、変に頭固いから続けている。

佐渡で出会った花*オオイワカガミ。
もしかしたら一番好きなんじゃないかしら、と思うくらいよ。
早春に咲く*カタクリや*雪割草(ミスミソウ)が枯草を突き破って咲きだすなら、
この*オオイワカガミは5月のゴールデンウイーク当たりから咲き出す。
なので、周りの木々や植物が柔らかいとりどりの緑色に輝きだして、
この*オオイワカガミのピンク色がいちだんと可愛くきれいに見える。いいわあ。

写真は全部アオネバ登山口から

(今にしてようやく見つけ出しました、興味がありましたらどうぞ)

 アオネバ~ドンデン山荘トレッキングコース

 


つやつやの大きな葉が特徴

 


小さな握りこぶしのような蕾もかわいい

 

 


光が差し込めばすべてが輝いて一枚の絵

 

うつむく花 ピンクの色も様々。
もうちょっと紹介したい本音がちらほら。どうぞご覧ください。

佐渡の花 *オオイワカガミ

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近所の花木を楽しむ

2020-03-08 08:54:17 | 植物

ぶらぶら散歩しているとき。
原チャリぶっ飛ばしているとき。
バスの車窓からぼんやり外を見ているとき。

花咲く木は、はっと目を引く。白でもピンクでも。
花木は自分だけが楽しむんじゃないのね、通りすがりの誰かの目も楽しませてくれるのね。


空地の*ユキヤナギ


高台公園の*ハクモクレン


同じく高台公園の? 去年しっかり名前を訊いたのに・・・


道路からよく見えるマンションの庭 数本立っていてお見事


公園前の家の早咲きのさくら


道路際の家の*椿

自分の家で満たされないものは、よそのお庭で補っているわけ。
今日は1日中雨だな。

 

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何人と話しましたか?

2020-03-07 08:53:58 | くらし

あああ、ちょいとでいいから出かけたいのにな。
こんな思いがふつふつわくけれど、なんとなく遠慮するものがあって。
つまらん。
雨の日に家にこもっていると、なおのことつまらん。
狭い庭を眺めたり、パソコン麻雀やったり、数独したりしてもつまらん。
掃除でもせよ、の声が脳内からするけれど無視。
夕食時に夫と「仕方ない、一杯やるか」「アルコール消毒でもしようか」
のひと時がせめてもの憂さ晴らし。あああ。


(写真はすべて散歩中の家の花壇です)

昨日はまことに上天気で原チャぶっとばす。
生協で買い物して信号待ちしていると、横にお散歩中の保育園児が並んでいる。
「お行儀よく並んでいてえらいね」なんてついつい。ほら会話に飢えているから。
1年生じゃないよ、お弁当食べに行くの、と可愛いお返事。顔がほころぶわ。

帰り道、公園横でエンドウサンご主人とばったり。
手にはトイレットペーパーがひとつ。
「うちのが買って来いってうるさいんだよ。一人一つだって。高くなってるねえ」
ま、こんなご時世だから仕方がないねえ。と嘆きつつ別れた。

家の近くに来たらソウチャンが庭から「こんにちわ」って。
幼稚園がお休みだからエネルギーを持て余しているのね。
「今度1年生だもんね、そこがソウチャンのお部屋?」
と指さして訊くと、嬉しそうに「うん」とお返事よ。

道路に落ちた椿の花を拾っていたシンチャンママは、
「マスクしているけど花粉症よ。コロナじゃないから」
知ってるよ。笑ったけどみんな神経質になっているものね。

昼ごはん食べ終わって、近所のハクモクレンみようと家を出たら、
階段掃除をしているモリタサンが。ほんとに久しぶりだ。
啓蟄じゃないけれど、皆さん陽気に誘われて家を出るのね。
具合はよくないの、でも今日はこんな天気だから掃いているのよですって。
そして。
「お宅のミモザ、家の中からきれいに見えるでしょ。
家から見るようにしたんでしょ」と指摘されて。
さすがモリタサン、ばれたか。道路側から見るとほんとに無残な姿だからね。
「うちのベランダから見てもきれいよ」とは言ってくれたけれど。

いやあ、ほんの一言二言の会話にもならない会話だけれど、
同じ顔見て同じような話をしているよりは、ずっとスキっとする。
おかげで元気が出たような気がするわ。

 

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佐渡 思い出の花*カタクリ

2020-03-06 08:46:02 | 佐渡の花

そもそも山野草なんぞ知らないし、知ろうとも思わないし全く興味がなかった。
ハイキングなんてとんでもない、そんな何時間も歩くことができるはずがない。

それが、母が倒れ父の面倒を見るために佐渡生活を送るようになって。
マサチャンママの店、コップに差してあった1輪のカタクリのかわいらしさに目を見張り、
「見に行くか」の一言で連れて行ってもらった時からよ、山野草に目覚めたのは。

遅刻友が「私でもついていけるから大丈夫、一緒に行ってみるか」と誘ってくれて。
月1回のハイキンググループの仲間入り。出発前は「ま、行ってみんかっちゃ」の会長さんで。
しかも皆さん山野草好きだから、花を追っかけの12か月は楽しかった。
今でも金北山からドンデン山縦走は、よく歩いたもんだと感心している。ほんと。

そんな2009年4月11日のハイキングは*カタクリ乱舞の道。
いやあ感激したのなんの。
道を塞ぐほど咲き乱れるカタクリに「踏んでいいのか?」と訊きかえしたものよ。

 

 

 

このコースは今でも覚えているけれど、説明ができないから連れて行ってもらえない。

2010年4月19日 アオネバ登山口から

 

*雪割草が奥に 下の写真は雪割草をメインに

 



*延齢草も見える
2011年5月2日

2014年4月26日

 

こうやって写真を見ていると、*カタクリは4月下旬がピークなのね。
3月の彼岸に帰る私は見ることができないわけだ。そっか。

 

 

 

 

 

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庭も少しづつ少しづつ

2020-03-05 08:22:45 | 

昨日は1日中の雨。
ちょろっと外に出るだけ、家の中でうだうだ過ごして。あーあ。

今朝起きたら左肩が痛い。動かすとずきっと来る、腕全体にひびく。
ついに肩まできたかと撫でるやらさするやら。骨ではなさそうだな、なんて。
左肩に手を当てたら、まあバリバリのコチコチ。
右手でぐいぐいやったら、痛みがすっと取れたから原因はここだったのね。
家に引き籠っていると、勝手に病気を作ることが上手になるから困ったもんだ。

吹き飛ばすような今朝の空。

 

「さびしかったわが家の庭にもちょこっと春が来たあ!」
と脳内変換で、サラメシ中井貴一さんの甲高い声が。


*ラナンキュラスの色に合わせて アプリコット色の*アルメリアを


*アリッサムは長く咲き続けてがんばっている


*日が当たると花開く*オキザリス

今が満開 *木瓜


何を勘違いしたのか気の早い *モッコウバラ1輪

 顔を上げなさい!と叱られて

 無理やり *クリスマスローズ

今はこんなところかな。

 

 

 

 

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ふきのとう

2020-03-04 08:44:12 | 植物

早春の山野草といえば*ふきのとう
近所の畑で見かけた。

てんぷらにはもう遅いかな、でも蕗味噌くらいは大丈夫かな。

 

 

佐渡にいたころは、毎年時期になるとそこらへんで摘んできて1、2回は作った。
たくさんは作らない。夫にお土産に持ち帰ったこともある。
ワタナベサンが、俺の作る蕗味噌は一番だ、と自慢しておすそ分けしてくれたこともある。
「美味いけど私の作るほうが野性味が残っているな」なんてことは口が裂けても言えない。

相変わらずUSB保存写真を整理している。その中の1枚。
どこだったかしら、たいていは思い出せるのにここは分からない。


ふきのとう 佐渡 思い出写真

 

 

 

佐渡の思い出写真 シリーズ化していきそうだわ。

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わが家の春*雲南黄梅咲く

2020-03-03 08:53:22 | 

昨日書いたように、鉢に買ってきた苗*忘れな草とリナリアを植える準備をしていたら、
「〇さーん」との声がして。
顔を上げるとエンドーサンご夫妻がお散歩の途中だった。元気そうで。
「主人につかまらないと歩けないのよ」
頼りがいのあるご主人だから大丈夫、と声掛けしたけれど、聞こえたのかどうか
ご主人の右腕に手をまわしてすたすたと坂道を降りて行った。
エンドーサンご夫妻については書きたいことが多々あるので、
機会があったらまたその時に。

わが家の春を*ミモザが一番に知らせてくれるなら*雲南黄梅その次かしら。
どちらも明るい黄色が心弾ませてくれる。

庭の角っこの*ミモザは居間からいつも見えているが、
和室の前に植えてある*雲南黄梅は玄関から出ないと愛でることができない。
フェンスから階段に枝垂れて。
本当だったらなすがままにさせてあげたいところだけれど、歩くには邪魔だから
そうはいかず、秋にいつも刈り込んでしまう。お互いにちと残念よ。ほんと。

次々に花開いていくからけっこう長い間楽しめる。

*雲南黄梅が咲いている間に、ちょうどその上に咲く
*利休梅の花が開いてほしいのだけれど。今はまだ蕾。

 

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