Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

同僚とランチ@八重洲「青蓮」

2013-05-21 23:05:38 | 日記
今日は同僚とランチをしにおでかけしました

つわり期間中はなかなか行けず、つわりが終わってからもしばらくはあまり量が
食べられなかったので、ずっとデスクでのランチが多かったのですが、ようやく
食欲も戻ってきて、色々な人とランチを楽しめるようになってきました


お店は八重洲にある中華「青蓮」さん。最近は中華が美味しくてたまりません
私は初めて行くお店ですが、とってもリーズナブルなのにお味は確かだと同僚が
オススメしてくれたので、行ってみることになりました


私は日替わりランチで、麻婆豆腐定食を注文しました。副菜やスープもたっぷり
付いていて、麻婆豆腐もとても美味しかったです。何を食べても美味しいという
ことなので、また今度別のメニューを食べに寄りたいと思います

この同僚とはプライベートなお話もたくさんするのですが、最近の彼女は体調を
少し崩しているもののプライベートは充実しているらしくて、そのお話を楽しく
聞きました。最近少し顔つきが変わったと思っていたのですが、幸せいっぱいの
生活が影響していたようです。幸せな笑顔を見るのは嬉しいですね

いつでも明るくて笑顔で頑張り屋さんの彼女、もっともっと幸せになってほしい
です


「美しいキモノ」夏号が発売されました

2013-05-20 23:55:48 | 日記
今日は私の3ヶ月に一度のお楽しみである、「美しいキモノ」の発売日でした

以前は「きものサロン」も夏号を出していたのですが、今では年2回のみの発刊に
なってしまったのが残念です。毎回2誌を見比べるのが好きだったのですが


今号の表紙はモデル出身の女優・杏さんです。我が家でよく聴いているラジオで
パーソナリティーを務めていらっしゃいますが、とっても明るくて透明感のある
方ですので、こうして着物雑誌にも登場してくださると嬉しいです


表紙で着ていた赤い絽の振袖には、びっくりしました。夏物で赤系の地色という
発想が私の中には無かったので、こういう着物もあるのかと勉強になりました。
大きな薬玉模様が描かれていて、10代~20代前半のお嬢様が親族の結婚式などで
お召しになるのにぴったりでしょうね


裏表紙で着ていた黄緑の振袖は、地色がとっても私好みです。いま作って頂いて
いる小紋や訪問着も、こんな色味に仕上がる予定です。やっぱり明るい黄緑色は
爽やかで良いですね~


これからは単衣や夏物の礼装も少しずつ増やしていこうと考えていますが、絽の
訪問着は淡藤色に鉄線柄の「染の北川」のものを持っていますので、もう少し
気軽に着られるような付け下げが欲しいところです。こちらのようにすっきりと
した柄ゆきの着物が良いかもしれませんね。数年のうちに公庄工房様にお願いを
しようと思っています


今くらいの時期に是非着たいのが、紗合わせの着物ですね。紗合わせは着られる
時期が短いので大変贅沢な着物ですが、そのぶん着ていらっしゃる方を見ると、
素敵だなぁと思います。先日の東をどりでも素敵な紗合わせを着ていらっしゃる
ご婦人がいて、失礼にならない程度に遠目で拝見していました

いつか誂えるとしたらこんな風に少し大き目のさっぱりした柄で、淡い色使いの
ものが欲しいです。この着物なら、帯次第で若い頃から年配になるまで着られる
ので、何十年も着れば贅沢過ぎるということはなさそうですし


盛夏にはどうしても淡い色調の着物が好まれますが、私は一度、真夏に濃い色の
着物を着てみたいなぁと思っています。このような濃い紫の着物は、襦袢の白が
透けて逆に涼しげに見えますよね。母が紫色の絽の色無地を持っていて、いずれ
私に譲ってくれるというので、いつか夏にお茶会があったら着てみたいです


ほかの夏物に先駆けて現在別誂えに入っている単衣の小紋ですが、地色にはこの
ような淡い藤色をお願いしてあります。あえて青系の藤色ではなく赤系の藤色に
しましたが、とても薄い色にして頂くのでそれなりに涼しげに見えるはずです。
まだ図案をお願いしている段階ですが、どんな着物になるのか楽しみです


今号では七五三の特集もありました。今まではいつか自分に子供が出来たら…と
考えながら見ていましたが、出産を控えた身になってみると以前にも増して真剣
に見てしまいますね

女の子の可能性が高いということで、三歳のお祝いの際には私が着た着物を着て
もらうつもりでいますが、七歳のお祝いには新しい着物を用意してあげたいな。
その時には、写真左側のお嬢さんのように、黒いぽっくりを履かせたいです

母の七五三ではぽっくりを履いて親戚回りをしたそうなのですが、とっても歩き
づらかったからと言って、私のときには普通の草履を用意してくれたのですが、
ぽっくりの方が可愛いので、私も履いてみたかったなぁと思いまして...せめて
娘には履かせてあげたいと思っています


履きものといえば、今号での紹介でその存在を知って、欲しくなっている下駄が
あります。津軽塗りの台のもので、この下駄自体は私の好みではないのですが、
そんな下駄があることを知らなかったので、興味深々です


津軽塗りには4種類あるのですが、そのうちの「七々子」塗りという鹿の子柄の
ものが大好きです。赤と黒の塗りがあるので、赤の七々子塗りの台に、表が白、
裏が赤、前壷も赤の鼻緒をすげた草履があったら可愛いだろうなぁと思います

下駄は白木の台のものしか持っていないので、今度探してみようかな。


雑誌には「日本の伝統染織大事典」という小冊子が付いていました。日本全国、
北から南まで各地の染物織物を紹介しているものですが、私は見事に織りの着物
には興味がないことを再確認しました

やはり目に止まるのは、京友禅や西陣織りや京縫いなど、京都ならではのもの。
同じ友禅でも東京友禅や加賀友禅には目がいきません。色調や図案などが好みに
合わないようなのです。ここまで自分の好みがはっきりしていると、着物選びや
小物選びもブレがなくて良いのですが(苦笑)

織りの着物は母や祖母が持っていた物をいずれ譲り受ける予定でいます。染めの
着物を含めて箪笥に二棹あるのですが、全部着る機会があるかなぁ

いずれ私の娘には、私の着物を含めて全て譲るつもりですが、そうすると箪笥に
四棹分以上になるはず...なんとか着物大好きな女の子に育てようと思います


ランチ@「都路里」 / 「東をどり」観賞2日目、夫とともにお茶席へ(白地御所解き柄小紋)

2013-05-19 23:15:45 | 京都花街
今日は午前中は良く晴れて夏日だったのに、夕方からはあいにくの雨模様と
なってしまいましたが、予定通り「東をどり」を見に行ってきました。


なので汚れやすいかなぁと迷ったのですが、きちんと雨支度をしていけば
大丈夫だろうと考え、涼しげな地色の着物を選びました。きちんとした雨支度を
していると、洋服でヒールを履いて移動するより雨は気にならなかったりします


この着物はとっても気に入っていて何度も着ていますが、本当に華やかなので、
着るたびに嬉しくなる一枚です。手持ちの「千總」さんの着物の中では、一番と
言って良いほど気に入っているものです

最近では、帯はお腹に負担の少ないように染め帯を合わせていますが、こちらの
帯は何にでも合わせやすく、とても重宝しています。別誂えで作って頂いたから
こその使い勝手だなぁと思っています


着物はシボの高い真っ白な縮緬地に、四季折々の花を散りばめた御所解き模様が
華やかな色使いで描かれている、お気に入りのとっても素敵な「千總」の小紋。
帯は明るい橙色の塩瀬地に雅やかな文箱模様が描かれた別誂えの染め名古屋帯。
さりげなく刺繍が入っているのですが、気づく人だけが気づく小さな贅沢です。
帯揚げは菊唐草地紋の白い綸子地に赤い蝶々柄の絞りの「きねや」製の輪出し。
帯締めは緑~白のグラデーションになった組紐。

私は昼間に三味線のお稽古が入っていたので、夫よりもひとあし先に家を出て、
お稽古場へ向かいました。30分程お稽古をして頂いて、電車に乗って東京駅へ。
大丸で用事を済ませた後、観劇の前にランチをしました。



大丸の10階に入っている「茶寮都路里」さんは私のお気に入りスポットです。
京都の都路里さんは観光客でいつも長蛇の列ですが、こちらはそれほど有名では
ないのか、いつもあまり並ばずに入ることができます


都路里さんといえばパフェが有名ですが、私はお蕎麦が気に入っています。
野菜や薬味がたくさんのった冷たい抹茶蕎麦と、ほうじ茶ゼリー&抹茶アイスの
セットを注文しました。お出汁の香りが強い麺つゆで頂きます


甘い物は好きなのですが、パフェと名の付くものを食べきれたことがない私は、
このくらいのサイズのデザートがぴったりです。ほうじ茶の香りにほんのりした
甘さがほど良いゼリーと、美味しい抹茶アイスの組み合わせ

腹ごしらえをした後は、電車で新橋へ移動しました。


演舞場の前で夫と待ち合わせをして中に入ります。夫はこういった花街の踊りを
見るのは初めて。今まで、茶道以外では洋風な世界ばかりを見てきた人なので、
これを機に踊りや邦楽や花街にも興味を持ってもらえたら嬉しいです

演舞場の入口付近では、偶然夫のお仕事のお客様に何人かお会いしました。夫の
お客様は旦那衆や会社の社長を務められている方々も多く、こういう場でお会い
する確率が高いそうで、「来年はサングラスをしてこないとね」と苦笑いして
いました。プライベートの場でお会いするのは、気恥ずかしいものなのですね。


演舞場の2階にあるお茶席の入口で、お茶券と交換でお菓子を頂きます。お菓子は
「榮太郎本舗」さん製のお饅頭で、藤棚の絵柄の焼印が押されていました。箱も
毎年変わるのか、去年は紫色の市松柄でしたが、今年は新橋色を基調とした桜に
蛇の目傘の柄で、大変華やかでした



お茶席に入るとちょうどお点前が始まっていました。今日はお点前が「きみ鶴」
さん、半使が「ちよ美」ちゃんです。京都の花街のように立礼式も良いですが、
やはりこうして茶室で畳に座ってのお点前は風情がありますね


お茶席は30分間続くので、きみ鶴さんはたくさんのお茶を点て、ちよ美ちゃんも
たくさんお運びをしていました。残念ながら私が頂いたのはお水屋から出たお茶
でしたが、目の前のとても良い席に座ることができたので、ゆっくり芸者さんの
お点前を拝見することができました



きみ鶴さんはとても美しい芸者さんでした。お点前の動きもゆったりと美しく、
私もこういうところを見習いたいです。ちよ美ちゃんは緊張しつつも落ち着いて
いて、初々しい可愛さがとても良かったです


お茶席が終わった後に、ちよ美ちゃんにご挨拶をしました。「2日も連続で来て
頂いてどうもありがとうございます~」と、いつもの明るい笑顔に癒されます。
夫にも一度会ったことがあるので覚えていてくれたようで、一緒に写真を撮って
くれました。夫はあまり芸者衆には興味が無いようなので、これが最初で最後の
芸者さんとのツーショットになるかも

40代50代になったら花街で粋に遊ぶようなこともして欲しいのですが、そもそも
女性のいるお店にも全く興味がない人なので、難しいのかなぁ。花街はそういう
お店と違ってとても健全ですし、芸や日本文化や色々なことの勉強になるので、
良いと思うのですが。

お茶席のあとは昨日と同じく、席について舞台を観賞しました。結局、3階席では
なく2階席にしてもらったのですが、昨日と違って上から見る舞台もなかなか良い
眺めでした。花道も一望できて、見やすいものですね


幕間に、昨日行けなかったドンペリコーナーを覗きにいきました。私は妊娠中の
ため飲めないので、夫が飲むのかなぁと思っていたのですが、「こんな時間から
飲んだら酔いがまわりやすいから…」と言って、飲まずに我慢していました。

新婚旅行でイタリアに行った際は、ヴェローナのオペラ鑑賞の時にシャンパンを
飲んでいたのですが、あの時は、夜のオペラだったから飲んでいたのですねぇ
お酒が好きでワインにもとっても詳しいのに、あまり強くないというのが少し
可哀想なところ。私は家系的にもかなり強いので...あまり好んでは飲みませんが

昨日も何人か京都の芸妓さんが舞台を見に来ていましたが、今日は舞妓さん達も
見にきていました。「つる居」の紗月ちゃんたちです。芸妓さんは普段着姿だと
なかなかわからないようですが、舞妓さんは髪を結っているのでわかりやすく、
注目を浴びていました。普段着姿(といっても着物ですよ)も可愛かったです

二幕目も見終わって、大満足で演舞場を出ました。夫は初めての花街の踊り鑑賞
でしたが「なかなか面白かった」と言っていたので、来年も誘ってみようかな

外に出たところで、初めてお会いする女性がお声をかけてくださったのですが、
どうやらこのブログをご覧下さっている方のようでした。私はブログで普段顔を
出していないので、「もしかして…」という感じでお声かけ下さったのですが、
とても嬉しかったです着物で気づいて下さったのでしょうか

突然のことだったのできちんとお礼も言えず、失礼なことをしてしまいました
お声かけ頂き、どうもありがとうございました

演舞場を後にして電車で帰宅しました。本格的に雨が降りだす前に帰れたので
ちょうど良かったです。帰宅してすぐにお風呂に入って、お夕飯にしました。


今日はお野菜をたくさん食べたかったので、まずはバーニャカウダ。食事の後に
DVDを見る時にもおつまみに出来るように、多めに作ってくれました。最近は
お野菜類が豊富に出回る季節になったので、バーニャカウダ率が高いです


そして焼き野菜のマリネ。これはバルサミコ酢でさっぱり仕上げてくれました。
マリネは冷蔵庫で数日持つので、たくさん作っておいても良さそうですね


メインは昨日のうちに仕込んでおいたハヤシライス。昨日、新橋演舞場からの
帰り道で、ふと通りかかったお家からハヤシライスの香りがしてきてどうしても
食べたくなって、急に作り出しました。2日目なので味がまろやかになっていて、
昨日よりも美味しくなっていました。


ディナーの後はバーニャカウダをつまみながら、DVDを見ました。夫が前から
見たいと言っていた、「ベンジャミン・バトン」です。設定としてはありえない
ものですが、色々と考えさせられることの多い映画でした。

映画の中で、出産関連のシーンでの流血が2回もあって、夫が私の出産を心配して
いました。現代の出産でもリスクはゼロではないですものね私も少しだけ怖く
なりましたが、母が「超」安産だったので、私も安産だといいなぁ…

今週末は土日ともに朝から晩までお出かけをしてしまったので、少し疲れが出てきたようです。来週は出来る限りゆっくり過ごそうと思います


ゆっくりブランチ/ お茶のお稽古 / 「東をどり」を見て来ました(鳥の子色地竹にふくら雀柄小紋)

2013-05-18 23:43:26 | 日記
明日お休みをしてもらえるようにお願いをしたので、今日は夫はお仕事日です。
今朝も夫の週末の楽しみ(らしい)、いつものブランチを作りました。


今日はふわふわフレンチトーストをメインに、半熟の卵、アスパラ・パプリカ・
キュウリ・ラディッシュ・人参・オクラなどの野菜を使ったバーニャカウダ、
トマト、そしてジャムを乗せたヨーグルトを添えて。

今日は、楽しみにしていた「東をどり」鑑賞の日です。お稽古仲間の新橋芸者の
「ちよ美」ちゃん、同じくお稽古つながり「のりえ」さん、お二人の晴れ舞台を
見に行くため、夫を見送った後はいそいそと身支度を始めました


今日はと~っても暑いのが分かっていたので、本当ならば単衣に切り替えても
良かったのかもしれませんが、どうしても今年中には着ておきたい着物があった
ので、少し無理をして袷を着ました。決まり事としては問題がないので、あとは
自分の気力と根性次第でした(笑)


袷ものですが色合いがとても淡いので、この時期に着ても暑苦しくないかな
思います。出産後にはしばらく着物が着られないので、今日を逃すと初おろしが
いつになるかわからなかったため、どうしても着たかったのです。購入したのは
ひと月前なのですが、今日に間に合うように急いで仕立てをお願いしました

少しでも涼しげに見えるように、帯は寒色系のものを合わせたい。尚且つ、柄が
着物の柄と関連性があるように...と考えたら、この帯以外にありませんでした。
なんだか先週と似たような色使いになってしまいましたが…


着物は淡い鳥の子色の縮緬地に、大きな笹(というより竹の葉)と小さなふくら
雀が控えめな色使いで描かれている、とっても可愛らしい「千總」の小紋です。
帯は明るい鶸色地の塩瀬地に、ふくら雀が描かれた「菱健」の染めの名古屋帯。
帯揚げは菊唐草地紋の白い綸子地に赤い蝶々柄の絞りの「きねや」製の輪出し。
帯締めは明るい橙色の組紐。

着替えが終わると、まずはお茶のお稽古へ向かいました。

今日のお稽古は、丸卓を使った濃茶のお点前でした。少し前にお師匠さん方にも
妊娠をお伝えしてあったので、他の方のお点前の席に入るときに、無理をせずに
足を崩したり壁にもたれたりしてても良いよ、と配慮してくださいました

同門の方にはまだ妊娠をお伝えしていなかったのですが、私が珍しく足を崩して
いるのを見て、気づいた方もいらっしゃったようです。今は着物なので気づかれ
ませんが、来週からしばらくお洋服でお稽古に通うことになるので、そうしたら
すぐにい分かると思います。

気づいた方は「お二人の赤ちゃんなら皆喜ぶわよ。早く言ったら良いのに」と
おっしゃって下さいましたが、人数も多いですし言って回ることでもないので、
どうしたら良いか悩んでいるところで結婚式に来てくださった方や親しい方々
には、きちんとご報告をしたいと思っているのですが…

お菓子は「あやめ餅」という銘の涼しげなお餅のお菓子で「鶴屋吉信」製です。
お軸にはこの時期にぴったりの「杜若」の能画の短冊がかけられていました。
茶花はスッと伸びた姿が美しい紫蘭が生けられていました。

お稽古が終わると同時に、急いで電車に乗って新橋へ移動します。


お稽古が長引いて開演ギリギリになってしまったのですが、なんとか間に合って
ホッとしましたロビーでは花街関係の方、料亭関係の方、芸事関係の方なども
たくさんいらっしゃいました。お化粧やお着物の選び方や着こなしが違うので、
そういう方は一目で見分けがつきますね


まずはパンフレットを買って席に着きました。こうした花街の踊りを見るときは
必ずパンフレットを買うようにしています。芸者さん方のお顔とお名前がすべて
わかる良い機会ですし、たいていおねえさんから順に掲載されているので、上下
関係がひと目でわかる一冊です



今日用意して頂いた席は花道にほど近い場所で、あまり前すぎずちょうど舞台が
見渡せる良い場所でした。後からわかったのですが、ちよ美ちゃんが花道に立つ
時にちょうど横になる席でした。ワクワクしながら開演を待ちます


序幕は、王朝風俗を描いた「春の調」。琴を使ったゆったりとした伴奏に乗り、
梅の花が咲き誇る宮殿の庭で、二人の貴人と三人の女御達が舞で春を寿いでいる
様子です。ウグイスの鳴き声も入る、優美なひと幕でした。


一幕目は歌舞伎や舞踊でも有名な「お染久松」の物語です。その中でも代表的な
「野崎村」の段が演じられました。お染といえばたいていは「お染柄」とされる
赤と水色の麻の葉模様の着物ですが、こちらは藤色地に薬玉模様の振袖で、帯も
赤い杜若柄と、可愛らしい取り合わせになっていました。

のりえさん演じる久松、優しげな男性像をしっかり出せていて、素敵でした


一幕目が終わると30分の幕間があります。事前にちよ美ちゃんから「幕間には
ロビーに出ています」と聞いていたので会いに行ってきました。ちよ美ちゃんは
三幕目から出演するので、舞台衣装でロビーにいました


記念にツーショットを。お披露目時とはまた違う粋なお化粧で、急に大人っぽく
なったような印象です。こうしてどんどん美しく磨かれていくのですね。お茶席
とは違って、舞台の時のお化粧は顔師さんがやってくれるのでしょうか今度
会ったら聞いてみようと思います。


おみやげ物売り場で、東をどりのうちわと、帯に挟む扇子を買いました。扇子は
偶然にもいつも使っているものと同じサイズで(多く売られているサイズのもの
より少し小さいものを愛用しています)東をどりで使われる舞扇と同じ「天紅」
柄のものだったので、つい買ってしまいました同柄の舞扇も持っています。

また、クーラーが苦手な私は、夏には自宅でうちわを活用する事が多いので、
今年の夏用にうちわを。軽くて使いやすそうです


お買い物をしたらポストカードをプレゼントして頂きました。去年の舞台写真を
カードにしたものでした


幕間が終わって席に戻ると二幕目が始まります。二幕目は四景に分かれていて、
一~二景は「華の御社中」と「粋の御社中」に分かれた新橋芸者が、火消し頭を
取り合って芸比べをするというもの。

二景では、芸者集がそれぞれ名乗りをする場面があるのですが、ちよ美ちゃんも
花道で名乗りをしました。初舞台とは思えないほど、堂々と良く通る声で台詞を
言えていて、感無量となった私は人一倍大きな拍手を送ってしまいました

三景では芸者衆がお座敷に向かう場面が演じられ、なんと花道から人力車で一番
大きいおねえさんが登場するという場面もありました。人力車って、花道の幅を
通れるのですねかなりギリギリでしたが


そして四景は、黒紋付姿のおねえさん芸者が揃ってのフィナーレでした。大きい
おねえさん方による口上のあと、華やかな総踊りが行われます。


このフィナーレでは手拭いが投げられるのですが、運良く花道にいらっしゃった
おねえさんが投げた手拭いを受け取ることができましたとてもシンプルなもの
ですが、何かの折に使ってみたいと思います。

今日は良い席に座り芸者さん方の素敵な踊りを堪能させて頂きましたが、明日は
夫と一緒にお茶席を楽しんだあと、3階席で二度目の「東をどり」を鑑賞します。
ちよ美ちゃんが半使を勤めるお茶席、とっても楽しみです


「千總」の竹にふくら雀柄小紋が仕立てあがりました

2013-05-17 23:31:06 | 着物
先月購入した「千總」の小紋ですが、今週末の「東をどり」鑑賞に間に合うよう
急いで仕立てをして頂いた結果、なんとかギリギリで仕立てあがってきました


毎年、春ごろには千總の総柄小紋を買うようにしていますが、最近は流行なのか
飛び柄のものが多く総柄が少なくなり、思うような柄がなかなか出てきません。
そんな中、百貨店の担当者さんが京都の千總本社に直接仕入れに行き、見つけて
来てくださった一枚です

今まで持っていなかったような淡い鳥の子色の地色はもちろん、大きめながらも
控えめな色使いが気に入っています。柄は大きいのですが、帯合わせ次第で長く
着られそうですし、合わせ方次第では格調高く、また気軽にも着られそうです

ふくら雀が大きいと可愛らしい印象になってしまいますが、竹の葉がどどーんと
描かれているのに対して、ふくら雀は本当に小さいので、そのバランスの良さも
決め手でした

八掛は地色に合わせて別注で染めをお願いしました。柄の一部から色をとって、
橙色系にしようかとも思ったのですが、今後の使い勝手を考えて同色に

届いたばかりですが、早速今週末に初おろしをしようと思います