Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

【付下げの別誂え(フルオーダー)第1弾】《仮絵羽編》

2013-11-25 23:39:34 | 着物
9月から別誂えをお願いしている水色の一つ紋付の付下げですが、公庄工房様から
仮絵羽の写真が届きました


付下げを誂えるのは初めてなのですが、私の中の着物の知識として、付下げとは
生地を切らずに反物の状態で寸法を計算した上で柄を描いていくものだと思って
いたので、お写真を頂いて驚きました

総手描きだからなのかもしれませんが、付下げにも関わらず、仮絵羽の状態から
下絵を描いて下さるようなのです

訪問着と違い付下げはこの仮絵羽にする手間がないぶん安価になっているものな
はずなのですが、公庄工房様では付下げも訪問着と変わらないような工程を経て
作って下さっています

私がお伝えした予算はそれほど多くはないのですが、その中で総手描きのうえに
仮絵羽で下絵・糊伏せ・色挿しをして下さるなんて、ほかでは考えられません。
さらに縫い紋まで入るのですから、なんて贅沢な付下げなのでしょう

公庄工房様で着物を誂えるのはこれで4枚目ですが、毎回ご対応や仕事の丁寧さに
驚かされます。こちらの工房様と出会えたことで、私の着物ライフは本当に充実
してきました。ありがたいことです

次はこちらの仮絵羽に、下絵が描かれることになります。自分の中でぼんやりと
考えていた「花の丸」という図案が、着物の形をして目の前に現れる瞬間です

毎回送られてくる下絵の写真を見るたびに、その興奮に胸が躍ります


簡単ブランチ / おうちごはん(ハッシュドビーフ)

2013-11-24 23:21:41 | 日記
今朝も休日出勤の夫のために、ブランチを用意しました


育児にも少し慣れてきた最近は、なるべく夫の朝ご飯や日曜日のブランチは私が
用意するようにしているのですが、ちょうど娘が泣き出してしまったりすると、
こんな風に簡単なものしか用意できない日もあります

それでも夫は文句も言わず「いつもありがとう」と言ってくれるので助かって
いるのですが、平日はともかく、日曜日のブランチくらいはもう少ししっかりと
作りたいところ。世間がお休みの日にお仕事に行くのは気が滅入るものなので...

娘が寝ているあいだの家事にも少し慣れてきましたが、思うように行かない日も
あって、なかなか安定しません。赤ちゃんなので仕方ないですけれど

昼間には比較的良く眠ってくれていたので、少し早めにお夕飯の支度を済ませて
しまいました。1時間続けて眠ってくれると、だいぶ作業がはかどります


今日のメニューはハッシュドビーフ、かぼちゃとミックスビーンズのサラダ、
人参とレーズンのラペで、洋食屋さん風のお夕飯です

かぼちゃとミックスビーンズのサラダは初めて作ったメニューですが、夫に味見
してもらったところとても気に入ってくれたようです。今回サラダに使ったのは
「雪化粧かぼちゃ」という甘みの強いホクホクした種類のかぼちゃだったので、
この品種が出回っているうちにまた作ってみようと思います


紅葉の公園へお散歩に / おうちごはん(夫作)

2013-11-23 23:17:21 | 日記
今朝起きたら、お空は雲ひとつない快晴日差しもぽかぽかと暖かくてとっても
気持ちの良いお天気でしたので、寝起きの夫を誘って近くの公園にお散歩をしに
行くことにしました


お散歩の前にまずは腹ごしらえを。今日はきのこや小松菜をたっぷりと入れた
野菜きつねうどんにしました。夫は取れたての出汁で作るうどんが好きなので、
夫が起きてくる前に出汁を取っておきました

朝起きてきて、キッチンが出汁の香りで満たされていると嬉しいようです


少し早めのランチのあとは、ベビーカーに娘を乗せて、3人でご近所の公園へ。
考えてみれば3人で一緒にお散歩に行くのは始めてでした。夫はベビーカーを押す
のは自分の役目だと思ってくれているようで、娘をベビーカーに乗せるとすぐに
押して歩き出しましたとっても助かります。




こちらの公園は大きな池を中心として構成されたとても広い敷地で、池の周りを
ぐるりとお散歩するのがご近所の皆さまの定番のコースになっています。太鼓橋
などもあって、なかなか風情のある良い場所です


池の中や池のほとりには、たくさんの鴨たちが来ていました。ご近所にこういう
自然豊かなのんびりとした広い公園があるのは、とてもありがたいです

いま住んでいる場所は、実家から近いということもありますが、こうした公園や
自然、お買い物をする場所や医療機関、治安面や交通の便なども含めて、私たち
夫婦にとってとても住みやすい地域で、本当に気に入っています


こちらの公園にはたくさんの樹木が植えられているので、春夏秋冬どの季節でも
楽しむことができますが、今は紅葉まっさかり。楓の木々もそうですが、春には
花で目を楽しませてくれる桜も紅葉していて、とても綺麗です



ちょうど色づき始めの時期なのか、赤・黄・緑の3色が一本で楽しめる楓の木が
ありました。日のあたる上のほうから順に色づいている様子がなんとも美しく、
水面に向かって垂れ下がる枝ぶりも素晴らしい木でした




燃えるような赤や陽だまりのような黄色の葉は本当に色彩豊かで、落ち葉さえも
美しいです。子どもの頃には寒いしなんとなく寂しい気がして好きではなかった
秋ですが、大人になってこの美しさがわかるようになってからは、お気に入りの
季節になりました


紅葉がとても綺麗な和風の公園なので、今日は土曜でお天気も良かったからか、
結婚式の和装の前撮りのカップルが数組撮影に来ていました。

これからの輝かしい未来を感じることができるので、新婚さんは見ていて幸せな
気分にさせてくれますね


そんな幸せな光景を見ながら気持ち良い公園を夫や娘と歩くひとときは、本当に
幸せな時間です。夫も久しぶりのお散歩でリフレッシュできたようで、「今度は
お茶とお菓子を用意してベンチでのんびりしようね」と言っていました



公園の端には池につながる小川があります。この場所は日陰になっていることが
多いので、夏にはとても涼しく過ごすことができて気持ち良いんですよ。小川の
縁に溜まった落ち葉が水に濡れてとても綺麗です。


その小川の先にはお茶室があります。露地や茶庭のあるきちんとしたお茶室で、
実はこちらのお茶室で、私たちが通う茶道教室の初釜が来年開かれることになり
ました。自宅からとても近い場所での開催です

こちらのお茶室で以前もお茶会を開いたことがあったのですが、初釜を行うのは
初めて。今まで初釜はお稽古場で行われていましたが、せっかくなのできちんと
した茶庭のあるお茶室で開催したいとお師匠さんがお考えになったようです

いつもはお稽古場まで車で1時間近くはかかりますので、今回は娘も小さいため
初釜への参加は諦めていたのですが、ここは自宅からも実家からも車で5分の距離
なので、母に娘を預けて参加することができそうです

諦めていたのでとっても嬉しい素敵なお茶室での初釜が楽しみです。

公園から帰ってからは、夫はお茶のお稽古へ行き、私は娘と一緒にお昼寝をして
過ごしました。お稽古のあとジムへ行って帰ってきた夫と共に、夜からは夕飯の
準備を開始します。


今日は大きなアスパラが売っていたのでそれを前菜にしました。軽くボイルした
アスパラにオリーブオイルをかけ、半熟卵とパルミジャーノチーズを乗せ最後に
レモン汁と塩をかけて出来上がり。簡単ですが美味しい一品です


パスタは自家製パンチェッタを使ったトマトクリームベースで。スープパスタ
っぽいものが大好きなので、夫にリクエストしてスープたっぷりで作ってもらい
ました。冬らしくて体が温まります


メインはラム肉のソテー。ラム肉はいつもブルーベリーとバルサミコ酢を使った
ソースでお願いしています。この組合わせが一番美味しいのでお気に入りです。
オーブンでじっくり焼いたお野菜も添えて


デザートにはフルーツタルトを頂きました。あっさりチーズタルトにフルーツが
乗せられていて、チーズのコクにフルーツの酸味が良く合い美味しかったです

今日は親子3人でのんびりとおでかけが出来て、私自身もとてもリフレッシュする
ことが出来た一日でした


お宮参りの写真が出来上がってきました

2013-11-22 23:14:27 | 日記
お宮参りの日に写真館で撮影した写真がようやく出来上がったということで、
娘をベビーカーに乗せて写真館まで受け取りに行ってきました


こちらは、両親とお義母さまを入れての集合写真。こういった機会でもなければ
みんなで揃って写真を撮ることがないので、写真館を予約しておいて良かったと
思いました。「いかにもお宮参り」という写真が撮りたかったので大満足


次は親子3人での家族写真。集合写真でお義母さまが娘を抱いたときは産着の紐を
肩にかけていましたが、こちらの写真では私が着物を着ていたので、左肩の柄が
良く見えるように紐の位置を少し下げてくれていました


こちらは背景の色を変えてアップで撮影を。なんだか可愛らしい雰囲気なので、
この写真を年賀状に使おうと思っています


こちらの写真はおまけ。ぐっすり眠っている娘をなんとか起こそうとスタッフの
方々と一緒に話しかけたりくすぐったり音を出したりと頑張っているところです

写真にしてみるとなんだか私たちが娘に話しかけているような感じだったので、
良い雰囲気の写真になったため残して頂きました


こちらはスタッフの方と協力してなんとか娘を起こして撮った写真の中で、唯一
笑顔(らしきもの)で写っている写真です。これ以外の写真では難しい顔をして
いたり目をつぶっていたりで、本当にこれ一枚しかありませんでした


なんとか良さそうな写真が一枚は撮れたので、せっかくだから記念にと思って、
その場で娘の足形を取って頂き、写真と一緒にした額を作ってもらいました

生まれてすぐに病院で足形を取ろうと思っていたのをすっかり忘れてしまって
いたので、ちょうど良い機会でした。娘が大きくなったら見せてあげたいです


台紙に入れた写真は私たち用・実家用・夫の実家用と3つ用意して、お宮参りの
記念にしました。実家にはすぐに届けに行きましたが、夫の実家へは後日お届け
しに行く予定です

お義母さまが喜んでくださると良いな


「美しいキモノ」発売

2013-11-21 23:25:25 | 日記

昨日は3ヶ月に一度の楽しみである「美しいキモノ」の発売日でした。今日は娘を
ベビーカーに乗せて近くの本屋さんへ。帰宅して娘が寝ているあいだにちょっと
ずつ見ていました。表紙は真矢みきさん。粋な着物がお似合いです


「私たち、きものマドモアゼル」という若い女性向けの連載では、着回しのきく
小紋が特集されていました。シンプルな小紋と華やかな小紋の2パターンです。

こちらの志ま亀さんの小紋はとても可愛らしいですね。でも、このくらい可愛く
なってしまうと20代までしか着られないですねぇ。志ま亀さんの小紋は色も柄も
はっきりとした特徴的なものが多いので出来れば10代のうちから誂えたいもの。
そのうち娘が少し大きくなったら、誂えてあげるのがいいかも知れません


いま公庄工房様にお願いして花の丸柄の付下げを別誂えしていますが、こちらは
花の丸をたくさん散らした振袖です。同じ花の丸でも柄の大きさや量が変わると
とっても華やかになりますね


こちらの付下げは色使いはかなり限定されているのに、コントラストがはっきり
しているせいか、とっても華やかな印象がありますね。いつか濃い色の付下げを
作るときにはこういう雰囲気も良いなぁと思いました


御所解き柄が大好きな私ですが、小紋だけでなく、いつかは訪問着でも欲しいと
思っています。濃い地色に色数を抑えた御所解き柄にするのが、私の理想です。
紺地か深い京紫あたりが素敵ですね


こちらの雑誌で以前連載を持っていた祇園甲部芸妓「紗矢佳」さんが、このたび
晴れて自前さん(置屋から独立をした芸妓)となられて初めての温習会を迎える
ことになり、温習会用に本衣裳(黒紋付裾引き)を誂えることになったようで、
その一部始終が取材されていました


芸舞妓さんに興味があって、衣裳や髪型などについても色々と資料を集めてきた
私ですが、彼女達の衣裳が作られる工程を見るのは初めてです

基本的な工程は普通の着物を誂えるのと変わりませんが、裾引きの着物では柄の
配置が普通と違うので、図案の部分が一番面白かったです


今号の付録はお茶事・お茶会について今までの特集ページをまとめたものです。
内容はそれぞれのイベントにあわせたお着物のコーディネートと、お茶会で使う
お菓子を提供するお店や懐石のお店の情報が掲載されていました。


その付録の中にある黄緑色の振袖が、今年別誂えをして頂いた若草色の訪問着に
地色が良く似ています。私のカメラで撮ると綺麗に色が出ないのですが、実際は
これより少し淡いくらいの綺麗な黄緑色です

美しいキモノは最近織りの着物を特集することが多いので、「かたもの」よりも
「やわらかもの」が好きな私としては少し寂しいのですが、自宅にいながらでも
色々な着物を見ることが出来るので、やはり着物雑誌はありがたいです