今朝も少し早めに起きて、お菓子作りに勤しみました。今回のお菓子は昨夜から
仕込みをして、少し手間をかけて作っています
昨夜から仕込みをしたのはこちらのチェリーのコンポート。この時期にたくさん
出回るアメリカンチェリー
を使って作ります。まずアメリカンチェリーの枝と
種を取り除きます。私は十字に切り込みを入れ、楊枝を使って種を取りました
お鍋にチェリー・砂糖・レモン汁を入れて1時間ほどそのまま放置します。別の
お鍋に白ワインを入れてアルコールを飛ばしたら、チェリーのお鍋に移します。
弱めの中火で煮ながらアクを取りつつ、チェリーが柔らかくなるまで煮ればOK
次はタルト生地を作ります。ボウルにバターと砂糖を入れてすり混ぜて、卵黄と
バニラエッセンスを加えて混ぜます。薄力粉とアーモンドパウダーを振るいつつ
入れたら、粉が残らないように混ぜてひとまとまりにして冷蔵庫で寝かせます。
ここまでを昨夜のうちに仕込んでおきました。今朝はバターを塗った型にタルト
生地を敷き詰めてフォークで穴を開け、180度のオーブンで12分焼くところから
スタートしました
次はクランブル生地を作ります。ボウルにバター・砂糖・アーモンドプードルと
薄力粉を入れて、手でバターをすり潰しながら混ぜてそぼろ状にします。これは
焼くまで冷蔵庫で待機しておきます。
最後はアーモンドクリームを作ります。ボウルにバターと振るった粉糖を入れて
すり混ぜて、溶き卵を数回に分けて加えて良く混ぜます。アーモンドプードル・
薄力粉を振るいながら加えて、均一になるように混ぜるだけで終わりです。
しっかり冷めたタルトにアーモンドクリームの半量を敷き、その上に水気を良く
切ったチェリーのコンポートを敷き詰めます。残りのアーモンドクリームを上に
乗せ、表面を綺麗に均します。最後にクランブル生地を乗せれば準備完了
180度のオーブンで40分ほど焼けば完成です。完全に冷めたら粉糖とチェリーを
使って飾りつけをすれば終わりですが、先に飾り付けると食べるころにはあまり
綺麗でない状態になってしまうので、飾り付けは食べる直前に
少し時間を置いて食べるほうが味が馴染んで美味しいので、ディナータイムまで
冷蔵庫でしっかりと冷やしておきます
午後からは娘を連れてお茶のお稽古に行ってきました
今日のお稽古は「大蓋」と呼ばれる平たい水差しを使った薄茶のお点前でした。
夏にはこうした水差しを使って水がお客様に見えるようにして、少しでも涼しく
感じてもらえるような工夫をします
お菓子は「六時屋」製の「タルト」。タルトとは松山の郷土菓子で、カステラの
生地を使って餡を巻いて作られたロールケーキのようなものです。
お軸は「本来無一物(ほんらいむいちもつ)」という禅語が書かれた墨跡です。
茶花は開きかけのピンクの芍薬が活けられていました。
帰宅してからは早めに娘を寝かしつけ、ディナーの準備を開始。今日は、先日の
イタリア料理教室の復習メニューです
前菜はナスのポルペッテ。塩コショウをしっかり効かせて、お酒のおつまみにも
合う味付けにしました。チーズの風味が食欲をそそるようで、夫も美味しいねと
言いながらパクパク食べてくれました
今日のお料理に合わせて夫が用意してくれたワインはこちら。アンリ・ボワイヨ
という白ワインです。深い森のような、白檀のような香りのするワインでした
パスタはトゥルバンテ。作る過程を見ていた夫が「とても手が込んでいるお料理
だね~」と言って関心していました。手をかけただけあってとても美味しく出来
あがったので、こちらも喜んでもらえました。おもてなしに良さそうな一皿
メインはカルトッチョ。材料を紙に包んでオーブンで焼くだけのシンプルなもの
なのですが、それぞれの具から美味しいダシがしっかり出ていて、底に溜まった
スープがとっても美味しいのです
デザートはチェリーのアーモンドクランブルタルト。白ワインをたっぷり含んだ
コンポートがサクサクの生地に良くあって、とても美味しかったです。作るのに
かなり手間のかかるお菓子ですが、それだけの価値はありました
食後はお茶を飲みながら久しぶりの映画鑑賞です。今日は「インポッシブル」と
いう映画にしました。10年前に起きたスマトラ沖地震による津波に巻き込まれた
家族の実話を元にした映画で、離ればなれになった家族が奇跡的に再会できる、
というお話なのですが、最後のほうはもう泣きそうになってしまいました
娘が生まれる前に見ていたら、また違う感想を持ったのかもしれないのですが、
今この映画を見ると主人公家族の母親の気持ちが良くわかります。なんとしても
子供だけは助けたいという気持ち、体中に重傷を負っていても子供だけを残して
自分が死ぬわけにはいかないという気持ちなど、映画の母親の気持ちに入り込み
すぎてしまいました
今日はお稽古に行ってゆっくり食事をして映画を見て、とても良い一日でした