Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

アーユルヴェーダ・セッション【第1回】

2014-05-21 23:05:10 | 日記
我が社では女性社員だけを対象にした組織があり、女性社員の健康的な生活や、
仕事と家庭の両立(ワークライフバランス)、ストレスマネジメントなどを目的
とした活動を行っています

定期的に様々な分野から講師を招いてセッションを行っていますが、私は以前、
メイクアップアーティストブランドである「BOBBI BROWN」を招いて行った、
メイクアップレッスンに参加したことがあります。

その組織が、今回は「Wellness & Stress Management Workshop」として全3回に
わたるアーユルヴェーダのセッションを行うことになり、申し込みをしました。
ランチタイムに行われるセッションで、ランチも用意されていますので、仕事や
娘のお迎えの時間に重なることもなく、とっても助かります


今日は日本のアーユルヴェーダの第一人者でもある、とあるアーユルヴェーダ・
スクール代表の方がお越しくださり、アーユルヴェーダとは何か、ということを
お話しくださいました

この方は20年前からインド人医師に師事し、日本で正しいアーユルヴェーダを
広めるための活動をしていらっしゃいます


ランチタイムの1時間で行われるセッションのため、お話を聞きながら食べられる
ようにと、サンドイッチ・サラダ・クッキーが用意されていました。メモを取り
ながらになるので、こういう手軽なものが嬉しいですね


第1回となる今日は「自分の体質を知ること」についてのお話でした。

日本ではシロダーラと呼ばれる額に温めたオイルを流す行為やオイルを使っての
マッサージがアーユルヴェーダだと思われがちですが、それはアーユルヴェーダ
における治療のごく一部

そもそも「アーユルヴェーダ」とはインドの伝統医療を指し、世界最古の医学と
言われ、中国医学やユナニ医学にまで影響を与えたと考えられているものです。
またWHOにもその有用性を認められており予防医学・ライフスタイルとして注目
されています


アーユルヴェーダには治療と予防医学の2つの側面があります。人間の体は本来、
体・心・感覚器官・魂(意識やエネルギー)から成り立っていると考え、それら
全てのバランスが取れている状態を「健康」、いずれかのバランスが崩れている
状態を「病気」とアーユルヴェーダでは定義づけます。

これら4つのどこかのバランスが崩れた場合は、そのバランスを元に戻してあげる
ことができれば、自己治癒力(ホメオスタシス)が働き始め、病気や不調が改善
するのだそうです

このバランスを元に戻すために、まず自分の本来あるべき状態というものを知る
(体の中にある生体エネルギーを知る)必要があります。

アーユルヴェーダはヴァータ・ピッタ・カファという、体内に本来備わっている
エネルギーのバランスが取れていることが大事だと考えます。このエネルギーは
ドーシャと呼ばれ、これが個人の体質を決めるもの。

ヴァータ・ピッタ・カファは、それぞれサンスクリット語で空気や空(くう)・
火・水や地を表す言葉です。全ての人がこのそれぞれの要素を持っていますが、
それぞれの割合は人によって違います。これが体質を左右するのです。

ではその割合はどのようにして決まるのかというと、遺伝や、母親の胎内にいる
あいだに母親が食べたもの・精神状態・過ごし方などに影響を受けるそうです。

生まれた時の状態が一番健康な状態で、成長するにつれて、食べ物・ストレス・
生活習慣などでそのバランスが崩れていき、不調に繋がるのだとか

それぞれの要素の特徴を簡単にまとめると、このような感じになります。

ヴァータ:空(くう)、空気
質=乾燥している、粗い、冷たい、微細、軽い、動く
起きやすい病気=神経系の疾患、関節や体の痛み、循環の悪化、頭痛、まひ

ピッタ:火
質=熱い、すっぱい、鋭い、油性、激しい
起きやすい病気=皮膚疾患、胃酸過多、灼熱感、潰瘍、炎症、感染症、脱毛

カファ:水、地
質=重い、安定、冷たい、粘性、密度が高い
起きやすい病気=消化不良、倦怠感、吐き気、喘息、体内チャンネルの閉塞

ヴァータ質が強い人は、空気は物を運ぶ役割をするので、頭の中はいつも色々な
ことを考えていて興奮しているので眠りが浅い傾向にあるそうです。また空気は
冷たく乾燥しているので、手足の冷えや腸の乾燥による便秘などが起き易い

ピッタ質が強い人は、火は燃えるので、消化がよくてお腹が空きやすかったり、
激しく怒りやすかったり、胃潰瘍などの炎症系の病気になりやすいそうですよ。
また、毛穴にも炎症を起こすので若年性の脱毛なども多いそうです

カファ質の強い人は、水や大地は重いものなので、心も重く沈みやすかったり、
体がむくんで重くなりがち、手足が冷えやすい、体に気がめぐりづらい、などの
特徴があるそうです。胸から上の不調が起きやすいのだとか


人間の体や心を構成するうちの約30の項目を使って、それぞれのドーシャごとに
特徴を書き出したチェックシートが用意されていました。それぞれ項目で自分に
当てはまる特徴を選んでいき、自分の体質を判断するためのものです。

私はカファ(水・地)の特徴に当てはまる項目が一番多く18個、ピッタ(火)の
特徴に当てはまる項目が8個、ヴァータ(空気・空)の特徴に当てはまる項目が
6個という結果になりました。私はカファ体質のようです

詳しく言えば生まれながらの体質や今の状態など、色々と分析するべきところが
あるのだそうですが、今回は1時間×3回のセッションの中で大まかなことを学んで
もらえれば、ということで、簡単にご説明頂きました

これで自分の体質が分かったところで、次回は、どのようにしてバランスを取り
戻して行けば良いかということを学んでいきます

ランチタイムのたった1時間でしたが、とても楽しくてためになるセッションで、
次回が楽しみになりました


「美しいキモノ」発売

2014-05-20 23:05:09 | 日記
今日は3ヶ月に一度の楽しみである、着物雑誌の発売日です。今日発売されたのは
「美しいキモノ」。毎回とても楽しみにしていて、3か月に一度というのが本当に
もどかしく感じます。せめて隔月発売だったら良いのに…


今月号の表紙は仲間由紀恵さん。私の大好きな女優さんです。仲間由紀恵さんが
着ているだけでどの着物でも素敵に見えてしまうのですが、今回の表紙のために
作られたという山吹色の夏物と赤の袷の振袖はどちらも華やかなお顔立ちに良く
お似合いで、特に夏物がとっても素敵でした

地色も鮮やかなら柄も大胆、そして柄の色使いもはっきりしていて、これくらい
華やかでお美しい方でないと着こなせない着物だと思います

今まで見ていなかったのですが、現在放送中のNHKの朝ドラ「花子とアン」では
毎回大正ロマン的な素敵な着物姿を拝見できるようなので、明日から録画をして
見てみようと思っています


今号の特集はあまり私の好みのものではなかったのですが、こちらの連載ものに
掲載されていた付下げたちはシンプルで良いなぁと思いました。優しくて綺麗な
地色に、あまり主張しない色の柄をすっきりと、というのが最近の私の付下げの
好みになってきたようです


と~っても可愛らしい七五三のページもありました。娘の七歳のお祝い着はあと
2年ほどしたら探し始めようと思っているのですが、こういう雑誌に載っている
のは絵羽ものばかりで、小紋柄で仕立てたものがないのが残念です

まだ小さい体に、大人の振袖が小さくなったような柄の着物を着せるのはあまり
私の好みには合わないので、娘にはやはり小紋で仕立てようと思っています

千總さんの総柄小紋で子供にも良さそうな色柄のものを探すつもりでいますが、
先日催事で見かけた京都「おか善」さんの小紋も気になっています。子供らしい
可愛い柄の小紋があって、一反から地色を変えたり、柄を好きに選んで型小紋を
誂えて頂けるようなので、次回京都に行くときにお伺いしてみようかと


こちらの中村梅枝さんご結婚の特集もとても素敵でした。梨園に新たに嫁ぐのは
お茶人のお父様を持つ美しいお嬢様。ご実家でご用意された嫁入り着物の数々は
どれも素敵で、帯もバッグも私好み

お召しになっている着物も可愛らしく品があって、目の保養になりました


結婚式のために新たに織り上げられた色打掛は豪華絢爛。私も結婚式で色打掛を
着ましたが、赤い打掛はどうしても似合わなくて、母に薦められた白の色打掛に
しました。白地ですが、柄が裾に行くにしたがってピンクになっていくもので、
それはそれで可愛らしく気に入っていますが、赤も着たかったなぁ


こちらの池田重子流コーディネイトはいつも現代にアレンジするには難しいなと
思いながら見ているのですが、今回の着物は現代の着物の柄にしても良さそう。
地色と柄の大きさを変えて夏の付下げを仕立てたら素敵でしょうね

夏物はまだ手持ちが少ないので、こういうページを参考にして、少しずつ揃えて
行きたいと思っています


おすわりができるようになりました

2014-05-19 23:05:52 | 日記
生後7ヶ月になった娘ですが、寝返りはころころ自由に出来る様になったものの、
なかなかおすわりが安定しなくて気になっていたところ、とうとう先日しっかり
おすわりが出来るようになったようです

保育園の先生たちがおすわりの練習をさせてみたら数日でマスターしたようで、
先生たちもびっくりしていました。自宅では少し座らせてみてふらふらするよう
ならすぐに寝かせていたので練習らしい練習をしていなかったのですが、やはり
コツを掴むまで少し座らせてみたほうがよかったのですね


いまでは床におすわりをして、得意気になっています。ラグを敷いて座らせて、
目の前におもちゃをいくつか置いておくと、おもちゃで遊びながら手を叩いたり
大きな声でおしゃべりしたり、本当に楽しそうに遊んでいます

やはり視線が変わったり、道具なしでも自分で座れるのが嬉しいのでしょうね

ハイハイの練習も少しずつさせているのですが、まだ尺取虫状態で、前や後ろに
進むことはできていないのですが、本人は進みたくて仕方ないようです

こうしていつの間にか歩くようになってしまうのでしょうね。成長を喜びつつも
赤ちゃんの時期の可愛さは格別なので、赤ちゃんの時間をもっと楽しみたいなと
思ってしまう、複雑な親心です(笑)


パン作り【いちじくとクルミのライ麦ハードパン、オレンジとピスタチオの全粒粉ハードパン】

2014-05-18 23:00:52 | 日記
今朝も早起きをして、パン作りに勤しんでいました。毎朝食べるパンを作るのは
もう習慣になってきましたが、夫のランチ用に、フォカッチャを作って欲しいと
いうリクエストが出ました

新しい職場での仕事にもだいぶ慣れてきて、抱える仕事量が多くなってきたため
ランチを食べに行ったり買いにいったりする時間が無いそうで、できればデスク
ランチをお弁当で済ませたい、ということのようです。

フォカッチャはまだ作ったことがないので、このハードパンを焼き終わったら、
少し研究してみようと思っています



今日作ったハードパンはひとつがいちじくとくるみのライ麦パン、もうひとつは
オレンジとピスタチオの全粒粉パンを。これも作るのはもう2回目なので水分量や
温度の管理もバッチリで、失敗なく発酵できました


いまのところは一度に2つしか焼いていないのですが、このオーブンは3段対応の
ものなので、高さのあるハードパンでも上下段に分けて2段焼きができるのかも
しれません。オーブンで発酵・焼き上げをするため、オーブンを占領する時間が
長いので、2段で焼ければ倍の量を作って実家におすそ分けしたりできるので、
今度やってみようかと思います

今日はお昼寝のタイミングがうまく掴めなかったせいか娘の機嫌が良くなくて、
ず~っと私とくっついていないと泣いてしまうような状態で、娘が起きてからは
あまり何もできない一日でした

たまにはこうしてゆっくりべったり一緒にいる時間が欲しいのかもしれません


お菓子作り【セミフレッド】 / お茶のお稽古 / おうちごはん(イタリア料理教室の復習)

2014-05-17 23:05:50 | おうちごはん
今朝も娘や夫が寝ているあいだにお菓子作りに精を出していました。この静かな
時間が良い気分転換になっているので、楽しくお菓子やパンを作っています

今日作るお菓子はセミフレッド。イタリアの定番ドルチェです。日本ではあまり
馴染みがないお菓子かもしれませんが、とても手軽に作れるので、イタリアでは
家庭でも良く作られているものです

「セミ(半分)フレッド(冷たい)」という名前の通りアイスのようなドルチェ
ですが、食感はケーキのような不思議な感覚が魅力です


セミフレッドには色々なバリエーションがありますが、今日はドライフルーツと
ナッツを使ったものを作ることにしました。まずはドライフルーツとナッツを、
小さく刻んでいきます。ドライフルーツは軽くブランデーに漬けておきます。


ボウルに砂糖と卵黄を入れて湯煎にかけながら混ぜ合わせ、もったりしたら湯煎
から外します。そこに8分だてにした生クリームを加えて更に良く混ぜます。別の
ボウルに卵白と砂糖を入れ、しっかり泡立ててメレンゲを作ります。


ドライフルーツやナッツと2つのボウルの中身を合わせて、メレンゲがつぶれない
ようにさっくりと混ぜたら、シリコン型に流し込み、夜まで冷凍庫でしっかりと
冷やし固めたら出来上がりです

セミフレッドをお家で食べるのは初めてなので、ディナータイムが楽しみです

今日は午前中に保育園の保護者会と面談があったので午後からお茶のお稽古へ
ゴールデンウィークで2週間お休みがあったうえに先週は娘の体調不良でお休みを
したので、実に4週間ぶりのお稽古です

茶道は5月~10月、11月~4月で季節が変わり、5月から風炉の時期、11月からは
炉の時期と決められています。今日は風炉に変わってから初めてのお稽古でした
ので、渚棚を使った薄茶のお手前をお稽古させて頂きました。

お菓子は「藤のかがやき」という銘のゼリーを使ったお菓子で、「田中屋」製。
お軸は「深翠添新雨(しんすい しんうに そう)」と書かれた短冊で、言葉の
下には薄い色の墨でカタツムリが描かれていました。

茶花は著莪(シャガ)というアヤメ科のお花が活けられていました。

出産後にお稽古に復帰してからはずっと洋服で通っていますが、やはり洋服だと
着物のときとは動きが違うので、出来ればお稽古は着物で通いたいところです。

帰宅してからはディナーの準備を開始。今日もイタリア料理教室の復習メニュー
ですが、去年の5月に習ったメニューを作ります。とうとう、復習メニューを作る
のも2周目に入ってしまいました(笑)

目標としては毎週末違うメニューでイタリアンのコース料理を作れるようになる
ことですが、目標達成もそれほど遠くはないようです。次の目標は土日の両方で
コース料理を作れるようになること、もしくはデザートまでイタリアンで作れる
ようになること、でしょうか

毎週末お料理をするのが楽しくなるほどにイタリア料理の教室にハマっています。
先生はレシピの引き出しも多くイタリア料理全般の知識も広いので、毎回色々な
質問をしてはお勉強させて頂いています

今日のお料理のレッスン記事はこちら→【イタリア料理教室:基本編5月】


前菜は鮮魚のイン・サオール。古代ローマ時代から作られていたヴェネツィアの
代表的料理で正式にはサルディ・イン・サオールと言うそうですね。南蛮漬けの
ようなお料理ですが、レーズンと松の実が入るあたりがイタリアならでは

赤玉ねぎを使うのは先生のオリジナル。色合いがとっても綺麗ですよね。お魚は
お教室ではワカサギを使いましたが、私が頭付きのお魚が苦手なので、今日は
サバの切り身を使いました。暑い時期にぴったりのさっぱりした一品でした


パスタはスパゲッティ・プッタネスカ。カンパーニャのお料理で、「娼婦風」と
いう意味のパスタです。忙しくて買い物にもいけない娼婦でも、家にあるもので
ささっと作れることから名づけられたそうな

カットされた黒オリーブさえ買っておけば包丁いらずで作れる簡単さ。すっかり
気に入ってしまって何度も家で作っているメニューです


メインはサルティンボッカ。こちらはローマのお料理です。去年は妊娠中だった
ためこのメニューに使うセージをあまり食べるわけにいかず(セージは妊娠中は
厳禁とされているハーブです)、ハーブの香りを十分堪能できませんでしたが、
今年はセージをたっぷり使ってしっかりと楽しませてもらいました

本当は仔牛の肉で作るものなのですが、今日は豚肉で作ってみました。豚肉でも
シンプルな味付けなので、とても良く合います。


デザートには冷やしておいたセミフレッドを。アイスともまた違う食感で、中に
入れたナッツやドライフルーツが濃厚なクリームに良くあって美味しいです

今日のメニューも前菜からデザートまで全てイタリアンでした。北イタリアから
南イタリアまで、それぞれ地域色豊かなお料理で楽しかったです