今夜は夫に娘の世話をお願いして、イタリア料理教室へ行かせてもらいました
今日は、本当は昨年末にお願いしていたプライベートレッスンの振替レッスン。
昨年末に先生が体調を崩されていたため延期になったのですが、それほど急いで
レッスンをお願いするものでもなかったので、仕事も落ち着いたこの時期に
今までプライベートレッスンは休日の昼間にお願いしていましたが、メニューが
それほど難しいものではない組み合わせで4品を選びましたので、平日の夜でも
レッスン可能ということで、今日お願いしたのです
今日は前菜・パスタ・メインに加えて、ドルチェも教えて頂きます。先生は以前
働いていたイタリアのお店でドルチェを担当されていた時期もあるのです。私は
受講していませんが、こちらのお教室にはドルチェ専門のコースもあります
というわけで、まずはドルチェから。今日のドルチェは「Cannoli」というもの。
シチリアで一番有名なドルチェです。外側はココアを混ぜたパスタ生地を揚げた
もので、基本の中身はリコッタチーズと砂糖を混ぜた利こったクリームですが、
ほかにはカスタードクリームやチョコレートクリーム、ピスタチオクリームなど
様々なバリエーションがあるようです
レストランでも出てきますが、アイスクリームのように、外で買って食べ歩きが
出来るような手軽なお菓子なのだとか
ボウルに強力粉・バター・シナモン・グラニュー糖・ココア・マルサラ酒を入れ
混ぜ合わせたら、パスタと同じく滑らかになるまで捏ねます。捏ねあがったら、
ラップに包んで冷蔵庫で1時間ほど休ませます。
マルサラ酒が無ければ甘口ワインなどで代用しても大丈夫ですよ
生地を寝かせているあいだに中身の準備をします。基本はリコッタチーズですが
今日はそこにドライフルーツやナッツを入れて、彩りと食感を加えます。
ペーパータオルなどに包んで水気を切ったリコッタチーズ・粉糖・細かく刻んだ
ピスタチオやオレンジピールを加えて混ぜ合わせます。こちらは絞り袋に入れて
冷蔵庫で待機させておきます。
次は前菜を作りますね。今日の前菜は「Bagna cauda」。最近日本で一般的に
なったイタリア料理のひとつ。ピエモンテ州の郷土料理で、実は驚くべきことに
イタリアではピエモンテ州でしかほとんど食べられていないのです
もともと寒い地方であるピエモンテ州で冬場に不足しがちな栄養素を補うために
作られた料理で、現地ではお野菜もキャベツやカブや根菜などが中心で、日本の
バーニャカウダのように色とりどりではなく、とっても地味なお料理
それがひょんなことから日本で注目されるようになり、あっという間にブームに
火が付いて、いまではどのスーパーでもバーニャカウダソースが出回るほどに
でもなかなかバーニャカウダソースをきちんと作って食べる人はいないですね。
日本のバール(イタリア料理の居酒屋)などでも生クリームでペースト状にした
ような、本場とは少し違うものが出てきます
本来のバーニャカウダソースの材料はにんにく・アンチョビ・オリーブオイル・
バター、そして臭み取りのための牛乳だけ。牛乳は皮を剥いて(気になれば芯を
取り除いて)牛乳で竹串がスッと刺さるくらいまで煮ます。
アンチョビとオリーブオイルは火にかけて、アンチョビの生臭さを飛ばします。
牛乳から煮えたニンニクを取り出して、アンチョビやオリーブオイルと一緒に、
ミキサーにかけてペースト状にします。
フライパンにバターを溶かし、そのペースト状になったものを入れて混ぜ合わせ
たらバーニャカウダソースの完成です
ピエモンテ方言で「バーニャ=ソース」「カウダ=熱い」という意味ですので、
テーブルの上でもポットにソースを入れて火で温めながら、野菜に付けて食べる
のが基本の食べ方です
野菜はお好みのもので良いのですが、今日はカブ・チコリ・オクラ・パプリカ・
ブロッコリー・ベビーコーン・ラディッシュを用意して下さいました。オクラ・
ブロッコリー・カブは軽く茹で、他は生のままで。ラディッシュは飾り切りに
次はメインを作りますね。今日のメイン料理は「Polpette alla fiorentina」です。
「ポルペッテ=肉団子」ですが、今日はフィレンツェ風に作ります。
フィレンツェ風はお肉の半量のジャガイモが入るのが特徴で、少しふんわりした
仕上がりになります。今日は基本のトマトソースを添えますが、本来はソースは
つけずにそのままパクパク食べるもの。
じゃがいもは皮ごと茹でて皮を剥き、フォークなどで潰しておきます。ボウルに
潰したジャガイモ・みじん切りにしたニンニクとイタリアンパセリ・合挽き肉・
卵・粉チーズ・塩コショウを入れて混ぜ合わせます。
俵型に形成して全体にパン粉をまぶし、オリーブオイルをかるく塗ったオーブン
シートに並べ、上からもオリーブオイルをかけて180度のオーブンで40分焼いて
完成です。途中で一度上下をひっくり返すのを忘れずに
寝かせていたカンノーリ生地がそろそろ馴染んだころなので、形成に入ります。
パスタマシーンに通る厚さまで手で伸ばし、メモリを下げながら何度か通して、
マシーンの幅に合わせて一度折り畳み、再度マシーンに通して薄くします。
シートが出来上がったら、型を使って形成をします。今日は2種類の型を用意して
頂き、シチリアでよく見かけるオーソドックスなものと、レストランで出される
ようなスタイリッシュなものの2種類を作っていきます。
まずはオーソドックスなタイプから。直径10cmほどの型で生地をくり抜いたら、
それを筒状の型に巻きつけて、生地が合わさったところに卵黄を塗って留めれば
出来上がり。このやり方はとっても簡単です
次は少しスタイリッシュなタイプ。コルネパンなどを作るときに使うコルネ型を
使って作っていきます。コルネ型を生地に対して斜めに置き、それに沿うように
生地をカットします。
コルネ型と一緒に生地を巻いて、巻き終わり部分に卵黄をつけて生地を留めたら
カットして完成です。思ったよりもたくさんの皮が出来上がりました
出来上がったものは型に巻いたままの状態で中温の油で1分ほどあげていきます。
油に入れるときには素早くくるくると回転させて、全体に均一に油が回るように
すると失敗がありませんよ
揚げあがった皮はしばらく油を切りながら冷まして粗熱を取り、触れるくらいの
熱さになったら方から外します。コルネ型の場合は立てて上からスプーンで型の
頂点をコンコンと叩くようにすると、皮が外れて落ちてくれます
あとは完全に冷めてから中身のリコッタクリームを絞り入れて、器に盛り付けて
粉糖を振れば完成です
最後はリゾットを作ります。今日のリゾットは「Risotto con funghi porcini」。
イタリア全土で食べられるリゾットで、ポルチーニはドライでもフレッシュでも
冷凍でも大丈夫だそうです
乾燥の場合は戻し汁を出汁の代わりに使いますが、フレッシュの場合はしっかり
ポルチーニを炒めて旨味を出したうえでブロードを入れて炊くのがベスト。
今日は乾燥ポルチーニを使います。まずは小鍋にオリーブオイルをひき、みじん
切りにした玉ねぎを弱火でじっくりと炒めて旨味を出します。
そこにぬるま湯に付けて戻してよく洗っておいた乾燥ポルチーニ・お米を入れて
炒めて、お米が熱くなったら白ワインを入れてアルコールを飛ばします。
一度濾した戻し汁をひたひたまで入れて沸かし、塩コショウも加えて、沸いたら
弱火にして15分くらい炊いていきます。途中で水分が足りなければ戻し汁を少し
足してください。このあいだはあまりお米をいじらないように。
お米がちょうど良い硬さになったら火を止めて、バターと粉チーズを加えたら、
素早くかき混ぜて塩コショウで味を整えれば完成です
全て出来上がったところで、お待ちかねの試食タイムに
前菜はバーニャカウダ。野菜好きな人なら、このソースさえあれば野菜がいくら
でも食べられてしまう、不思議とやみつきになるソースですよね。家でも何度か
作ったことはあったのですが、作り方が少~し違ったので、きちんと習うことが
できてよかったなぁと思っています
そしてポルチーニ茸のリゾット。夫がポルチーニが大好きなので、実はこちらの
メニューを習うことが決まってから、とっても立派な乾燥ポルチーニをたくさん
買って準備して待っているのです
とっても美味しいリゾットでしたので、近いうちに作ってあげようと思います
メインはフィレンツェ風肉団子のオーブン焼き。じゃがいもが入っているからか
見た目よりもとっても軽くて、本当にパクパクと食べられてしまう一品でした。
余ったらお弁当などにも良さそうですね
そしてドルチェはカンノーリ。本場で食べるカンノーリは本当にと~っても甘い
らしいのですが、先生のレシピはそれよりは甘さ控えめ
リコッタチーズの少しザラっとした食感がありますが、そこにナッツやオレンジ
ピールの食感も加わり、更に皮のパリッとした食感もあって、最初は少し不思議
なのですが、慣れるとやみつきになりそうなお菓子でした
このドルチェのためにコルネ型も買って用意してあるので、早く作りたいです
食後はコーヒーを淹れて頂いてホッと一息
平日に行うプライベートレッスンは初めてでしたが、先生に土日祝日にお時間を
作って頂くのは心苦しいので、今後は出来る限り今日のように平日の夜にお願い
できるメニュー構成でご相談していきたいと思っています
今日は、本当は昨年末にお願いしていたプライベートレッスンの振替レッスン。
昨年末に先生が体調を崩されていたため延期になったのですが、それほど急いで
レッスンをお願いするものでもなかったので、仕事も落ち着いたこの時期に
今までプライベートレッスンは休日の昼間にお願いしていましたが、メニューが
それほど難しいものではない組み合わせで4品を選びましたので、平日の夜でも
レッスン可能ということで、今日お願いしたのです
今日は前菜・パスタ・メインに加えて、ドルチェも教えて頂きます。先生は以前
働いていたイタリアのお店でドルチェを担当されていた時期もあるのです。私は
受講していませんが、こちらのお教室にはドルチェ専門のコースもあります
というわけで、まずはドルチェから。今日のドルチェは「Cannoli」というもの。
シチリアで一番有名なドルチェです。外側はココアを混ぜたパスタ生地を揚げた
もので、基本の中身はリコッタチーズと砂糖を混ぜた利こったクリームですが、
ほかにはカスタードクリームやチョコレートクリーム、ピスタチオクリームなど
様々なバリエーションがあるようです
レストランでも出てきますが、アイスクリームのように、外で買って食べ歩きが
出来るような手軽なお菓子なのだとか
ボウルに強力粉・バター・シナモン・グラニュー糖・ココア・マルサラ酒を入れ
混ぜ合わせたら、パスタと同じく滑らかになるまで捏ねます。捏ねあがったら、
ラップに包んで冷蔵庫で1時間ほど休ませます。
マルサラ酒が無ければ甘口ワインなどで代用しても大丈夫ですよ
生地を寝かせているあいだに中身の準備をします。基本はリコッタチーズですが
今日はそこにドライフルーツやナッツを入れて、彩りと食感を加えます。
ペーパータオルなどに包んで水気を切ったリコッタチーズ・粉糖・細かく刻んだ
ピスタチオやオレンジピールを加えて混ぜ合わせます。こちらは絞り袋に入れて
冷蔵庫で待機させておきます。
次は前菜を作りますね。今日の前菜は「Bagna cauda」。最近日本で一般的に
なったイタリア料理のひとつ。ピエモンテ州の郷土料理で、実は驚くべきことに
イタリアではピエモンテ州でしかほとんど食べられていないのです
もともと寒い地方であるピエモンテ州で冬場に不足しがちな栄養素を補うために
作られた料理で、現地ではお野菜もキャベツやカブや根菜などが中心で、日本の
バーニャカウダのように色とりどりではなく、とっても地味なお料理
それがひょんなことから日本で注目されるようになり、あっという間にブームに
火が付いて、いまではどのスーパーでもバーニャカウダソースが出回るほどに
でもなかなかバーニャカウダソースをきちんと作って食べる人はいないですね。
日本のバール(イタリア料理の居酒屋)などでも生クリームでペースト状にした
ような、本場とは少し違うものが出てきます
本来のバーニャカウダソースの材料はにんにく・アンチョビ・オリーブオイル・
バター、そして臭み取りのための牛乳だけ。牛乳は皮を剥いて(気になれば芯を
取り除いて)牛乳で竹串がスッと刺さるくらいまで煮ます。
アンチョビとオリーブオイルは火にかけて、アンチョビの生臭さを飛ばします。
牛乳から煮えたニンニクを取り出して、アンチョビやオリーブオイルと一緒に、
ミキサーにかけてペースト状にします。
フライパンにバターを溶かし、そのペースト状になったものを入れて混ぜ合わせ
たらバーニャカウダソースの完成です
ピエモンテ方言で「バーニャ=ソース」「カウダ=熱い」という意味ですので、
テーブルの上でもポットにソースを入れて火で温めながら、野菜に付けて食べる
のが基本の食べ方です
野菜はお好みのもので良いのですが、今日はカブ・チコリ・オクラ・パプリカ・
ブロッコリー・ベビーコーン・ラディッシュを用意して下さいました。オクラ・
ブロッコリー・カブは軽く茹で、他は生のままで。ラディッシュは飾り切りに
次はメインを作りますね。今日のメイン料理は「Polpette alla fiorentina」です。
「ポルペッテ=肉団子」ですが、今日はフィレンツェ風に作ります。
フィレンツェ風はお肉の半量のジャガイモが入るのが特徴で、少しふんわりした
仕上がりになります。今日は基本のトマトソースを添えますが、本来はソースは
つけずにそのままパクパク食べるもの。
じゃがいもは皮ごと茹でて皮を剥き、フォークなどで潰しておきます。ボウルに
潰したジャガイモ・みじん切りにしたニンニクとイタリアンパセリ・合挽き肉・
卵・粉チーズ・塩コショウを入れて混ぜ合わせます。
俵型に形成して全体にパン粉をまぶし、オリーブオイルをかるく塗ったオーブン
シートに並べ、上からもオリーブオイルをかけて180度のオーブンで40分焼いて
完成です。途中で一度上下をひっくり返すのを忘れずに
寝かせていたカンノーリ生地がそろそろ馴染んだころなので、形成に入ります。
パスタマシーンに通る厚さまで手で伸ばし、メモリを下げながら何度か通して、
マシーンの幅に合わせて一度折り畳み、再度マシーンに通して薄くします。
シートが出来上がったら、型を使って形成をします。今日は2種類の型を用意して
頂き、シチリアでよく見かけるオーソドックスなものと、レストランで出される
ようなスタイリッシュなものの2種類を作っていきます。
まずはオーソドックスなタイプから。直径10cmほどの型で生地をくり抜いたら、
それを筒状の型に巻きつけて、生地が合わさったところに卵黄を塗って留めれば
出来上がり。このやり方はとっても簡単です
次は少しスタイリッシュなタイプ。コルネパンなどを作るときに使うコルネ型を
使って作っていきます。コルネ型を生地に対して斜めに置き、それに沿うように
生地をカットします。
コルネ型と一緒に生地を巻いて、巻き終わり部分に卵黄をつけて生地を留めたら
カットして完成です。思ったよりもたくさんの皮が出来上がりました
出来上がったものは型に巻いたままの状態で中温の油で1分ほどあげていきます。
油に入れるときには素早くくるくると回転させて、全体に均一に油が回るように
すると失敗がありませんよ
揚げあがった皮はしばらく油を切りながら冷まして粗熱を取り、触れるくらいの
熱さになったら方から外します。コルネ型の場合は立てて上からスプーンで型の
頂点をコンコンと叩くようにすると、皮が外れて落ちてくれます
あとは完全に冷めてから中身のリコッタクリームを絞り入れて、器に盛り付けて
粉糖を振れば完成です
最後はリゾットを作ります。今日のリゾットは「Risotto con funghi porcini」。
イタリア全土で食べられるリゾットで、ポルチーニはドライでもフレッシュでも
冷凍でも大丈夫だそうです
乾燥の場合は戻し汁を出汁の代わりに使いますが、フレッシュの場合はしっかり
ポルチーニを炒めて旨味を出したうえでブロードを入れて炊くのがベスト。
今日は乾燥ポルチーニを使います。まずは小鍋にオリーブオイルをひき、みじん
切りにした玉ねぎを弱火でじっくりと炒めて旨味を出します。
そこにぬるま湯に付けて戻してよく洗っておいた乾燥ポルチーニ・お米を入れて
炒めて、お米が熱くなったら白ワインを入れてアルコールを飛ばします。
一度濾した戻し汁をひたひたまで入れて沸かし、塩コショウも加えて、沸いたら
弱火にして15分くらい炊いていきます。途中で水分が足りなければ戻し汁を少し
足してください。このあいだはあまりお米をいじらないように。
お米がちょうど良い硬さになったら火を止めて、バターと粉チーズを加えたら、
素早くかき混ぜて塩コショウで味を整えれば完成です
全て出来上がったところで、お待ちかねの試食タイムに
前菜はバーニャカウダ。野菜好きな人なら、このソースさえあれば野菜がいくら
でも食べられてしまう、不思議とやみつきになるソースですよね。家でも何度か
作ったことはあったのですが、作り方が少~し違ったので、きちんと習うことが
できてよかったなぁと思っています
そしてポルチーニ茸のリゾット。夫がポルチーニが大好きなので、実はこちらの
メニューを習うことが決まってから、とっても立派な乾燥ポルチーニをたくさん
買って準備して待っているのです
とっても美味しいリゾットでしたので、近いうちに作ってあげようと思います
メインはフィレンツェ風肉団子のオーブン焼き。じゃがいもが入っているからか
見た目よりもとっても軽くて、本当にパクパクと食べられてしまう一品でした。
余ったらお弁当などにも良さそうですね
そしてドルチェはカンノーリ。本場で食べるカンノーリは本当にと~っても甘い
らしいのですが、先生のレシピはそれよりは甘さ控えめ
リコッタチーズの少しザラっとした食感がありますが、そこにナッツやオレンジ
ピールの食感も加わり、更に皮のパリッとした食感もあって、最初は少し不思議
なのですが、慣れるとやみつきになりそうなお菓子でした
このドルチェのためにコルネ型も買って用意してあるので、早く作りたいです
食後はコーヒーを淹れて頂いてホッと一息
平日に行うプライベートレッスンは初めてでしたが、先生に土日祝日にお時間を
作って頂くのは心苦しいので、今後は出来る限り今日のように平日の夜にお願い
できるメニュー構成でご相談していきたいと思っています