Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

イタリア料理教室【手打ちパスタ中級編・2月】

2015-02-13 23:35:00 | イタリア料理
今夜は娘の世話を夫にお願いして、イタリア料理教室へ行かせてもらいました


今日は手打ちパスタ中級コースを受講します。手打ちパスタは本当に色々な形の
ものがあるので、毎回知らない形のパスタを習えるのが楽しくて楽しくて


煮込み時間が必要なパスタソースから。パスタは「Pici con sugo di maiale」。
トスカーナ州のシエナの伝統料理で、日本では「うどんのようなパスタ」と形容
されることが多いそうです

イタリアではイノシシのラグーソースで出てくるのが定番ですが、日本では手に
入りづらいので、今日は豚肉で代用します。濃いめのソースが合うパスタです



小鍋にオリーブオイルをたっぷり入れ、潰したニンニク・鷹の爪を入れて香りを
オイルに移します。スライスした玉ねぎを入れて炒め、少ししんなりしてきたら
スライスしたパプリカも入れて更に炒めます。


フライパンにオリーブオイルをしき2cm角の大きさに切った豚肉に塩コショウを
してソテーします。お肉はカレー用の豚モモ肉を使用。ソテーしたら白ワインを
入れてアルコールを飛ばします。


玉ねぎとパプリカを炒めた小鍋にソテーした豚肉も加え、トマト缶・オレガノ・
水・塩コショウを入れて40~50分ほど、豚肉が柔らかくなるまで煮込みます。


煮込んでいるあいだにパスタ生地の準備をします。今日のパスタは珍しく薄力粉
入りのもの。ボウルに強力粉・薄力粉・ぬるま湯・塩・オリーブオイルを入れて
良く混ぜ合わせ、ひとまとまりになったら表面が滑らかになるまで捏ねます。

水ではなくてぬるま湯を入れるのは昔からの作り方なのだとか。捏ねあがったら
ラップに包んで1時間ほど休ませます。


次はメインを準備しますね。今日のメインは「Cappon magro」。リグーリア州の
郷土料理で、本来は貧しい人たちが食べていたものが、宮廷料理にまで発展した
一品なのだそうです

大人数用のお料理で、野菜の上に魚介をピラミッドのように積み上げて、そこに
サルサ・ヴェルデというソースをかけるもので、「サラダの女王」とも呼ばれて
いるお料理です。前菜として食べてもメインとして食べても良いのだとか


サルサ・ヴェルデ(=緑のソース)はもともと北イタリア全体で食べられている
ソースです。魚介の焼いたものや茹で野菜と良く合いますが、冷えていると少し
トロッとした感じになるので、冷たいまま使う方がおすすめです


イタリアンパセリ・にんにく・アンチョビ・ケッパー・白ワインビネガー・塩・
オリーブオイル・ゆで卵を全てミキサーにかけるだけで出来上がり



野菜や魚介は好みのもので良いですが、今日の野菜はじゃがいもとインゲンを。
魚介は海老・鯛・帆立です。野菜は魚介の下に敷くので、あまりゴロゴロしない
ようなカットにしたほうが良いとのことで、じゃがいもはスライスして茹でて、
時間差でインゲンや魚介を入れて茹でます

あとは食べる直前にサルサ・ヴェルデをかければメインの完成


そして前菜の準備をします。今日の前菜は「Pate di fegatini di pollo」。

トスカーナ州で食べられているイメージの強いお料理ですが、イタリア全土でも
食べられているそうですよ。焼いたバゲットにパテを乗せて、クロスティーニに
して食べるのが一般的

今日の作り方はバターなども入れて、レバーの苦手な人にも食べやすいレシピに
なっているそうです。レバーが苦手でない人はバターは入れなくても大丈夫



鶏レバーは脂と筋を取り除き、20分ほど牛乳に浸して臭みを取ります。下処理が
面倒ですがここは丁寧に。フライパンにオリーブオイルをしいて、みじん切りに
した玉ねぎとニンニクをセージと一緒に炒めます。セージ以外に、ローズマリー
など香りの強いハーブでも良いそうです


水気を拭きとったレバーも加えて炒めてから、塩コショウをして味を調えます。
レバーはあまり炒めすぎないほうが色も綺麗で食感も滑らかに仕上がりますが、
レバーが苦手な方はしっかり炒めても大丈夫ですよ。ブランデーとマルサラ酒を
加えて軽く煮詰めたら、火を止めて冷まします。



冷めたらアンチョビ・ケッパーを入れてミキサーにかけ、ペースト状になったら
バターも加えて混ぜ合わせ、塩コショウで味を整えれば完成です。あとは食べる
直前にバゲットを焼いて乗せるだけ


最後にパスタを形成します。今日はうどんのようなしあがりにするので、あまり
薄く伸ばしたりはしません。パスタマシーンがなければ麺棒で伸ばしてもOK




パスタマシーンの一番厚いメモリの設定で何度か折りたたみながら生地を伸ばし
たら、包丁で5mm幅にカットして、それを手で転がして細長く伸ばしていきます。


一本一本伸ばすのでなかなか根気のいる作業ですが、細長い麺がたくさんできて
来るのをみていると楽しくて、どんどん伸ばしてしまいます



出来上がったパスタを茹で、煮込んで水分がほとんどなくなったラグーソースと
混ぜ合わせ、粉チーズを加えて乳化させて、塩コショウで味を調えれば完成。

全てできあがったところで、お待ちかねの試食タイムです


前菜はトスカーナ風レバーパテのクロスティーニ。私はレバー自体はあまり得意
ではなかったのですが、こちらのパテにはバターが入っているので、あの独特の
ザラっとした舌触りが滑らかになっていて、お酒などで臭みも十分消えていて、
私でも美味しく食べることができました


パスタはピーチ・豚肉とペペローニの煮込みソース。うどんというよりは、よく
小中学校の給食などで出てくる「ソフト麺」に近い食感ですが、しっかりとした
お味のラグーソースに良く合っていて、とっても美味しかったです


メインはカッポンマグロ。今日は一人分なので見た目は普通ですが、レストラン
などで出てくるときには、これでもかというほど積みあがっているそうですよ。
オーダーも10人くらいからでないと受け付けないほどだとか

パセリの香りが爽やかなサルサ・ヴェルデで、美味しく頂きました


食後はコーヒーを淹れて頂いてホッとひと息。

今はこうして月に2~3回ほどこちらのお教室に通わせて頂いていますが、今年は
メニューの改定を予定されていないようですので、6月末にはほとんどのコースを
受講し終わってしまうため、足繁く通うのはあと5か月ほどになりました

夏以降はデザートコースなどを単発で受講するか、作ってみたいものを集めて、
プライベートレッスンをお願いすることになると思います

先日体験でお伺いしたフランス料理教室は年に8回ほどしかないようなので、予定
よりも早めになりますがもう次回から本格的に通い始めるつもりでいます

7月以降は茶懐石と、夜にやっているお教室があればパン教室にも通いたいなぁ
このお教室ですっかりお料理にハマってしまったので、これからも月に2回程度は
お料理関係のお教室に通って行きたいと思っています


娘の雛人形も飾りました

2015-02-12 23:09:59 | 季節行事
先週日曜日は先勝だったので、午前中に実家から運び入れて、娘の雛人形を飾り
ました。自宅のロフトでは箱が大きすぎて入口から入らないので、普段は実家で
仕舞ってもらっています

昨年は初節句でしたが、我が家でも今後は実家と同じく、節分を過ぎたお日柄の
良い日の午前中に飾っていこうと思っています。ただ、共働きのため休日に限定
されてしまうので、なかなか大安に飾ることは出来ないのですが…

昨年は引越し前の家だったので和室に飾っていましたが、今年は娘の部屋に飾る
ことにします。本当はリビングに飾りたいのですが、まだ娘が触って良いものと
いけないものの区別がきちんとつかないので、寝るとき以外は行かない部屋へ


娘が生まれた年の12月に、初正月用の羽子板を買ってもらうために浅草橋にある
老舗人形店「久月總本店」へ両親と一緒に伺ったときに、両親が雛人形も一緒に
買ってくれると言ってくれたので、その日に購入を決めたものです

昔ながらの七段飾りは今の住宅事情では難しいので、せめてお世話係の三人官女
だけでもついているものをと思い、三段飾りを選びました


お人形自体も昔のお雛様より一回り小さいサイズですが、人形師「酒井一翔」作
有職衣装のお人形です

朱色の漆で塗られた畳敷きの3段の木製の台に、お内裏様・お雛様・三人官女の
5人飾りに、雪洞・菱餅・三宝・紅白餅・桜と橘・御所車・重箱・御所籠などの、
お道具類と、朱色の漆に友禅染めの布で出来た屏風がセットになっているもの

優しいお顔と、華やかながら古典な色使いのこだわりの生地のお衣装が決め手に
なりました。今年改めて飾ってみても、この雛人形にして良かったと思います

両親が娘のために用意してくれた立派な雛人形。これからも毎年、娘の健やかな
成長を願って飾っていくつもりです


おうちごはん(フランス料理・体験編)

2015-02-11 23:09:45 | おうちごはん
今日は週なかのお休みということもあって、特にこれといった用事は作らずに、
のんびりと過ごしていました

昨夜は夫が久しぶりに夜に開催される同業者の勉強会に参加し、そのまま明け方
まで飲んで帰ってきたので、ゆっくり寝かせてあげようと思って、午前中は娘を
連れて実家へ行っていました

午後からは夫に娘を見てもらって、ディナーの仕込みをしたり、ちょっと自分の
時間をもらってのんびりしたり

夜は娘を早めに寝かしつけて、ゆっくりディナーを楽しみました。今日は先日の
フランス料理教室で習ったフレンチのコースを復習します。

今日のお料理のレッスン記事はこちら↓
【フランス料理教室・体験】


前菜はアスパラガスと帆立貝のシャルロット仕立て。見た目はとても華やかなの
ですが、実は作るのはとても簡単。是非市販のものではなく自家製マヨネーズを
使って作って頂きたい一品です


フレンチなのでお料理のほかにパンを用意しますが、パンまで手作りしていると
大変なので、今日はお気に入りの「La Saison」のバゲット、リュスティック・
チーズ、クランベリーとピスタチオのハードパンを買いました

そういえばここ数か月、自分でハードパン作りをしていないなぁ。また近々再開
しようかしら


スープは人参のポタージュ バニラの香り。いつも通っているイタリア料理の
お教室と同じく、玉ねぎをじっくり炒めて旨味を出すことで、ブイヨンいらずの
スープが出来上がるようにレシピを考えて下さっています

スープにバニラビーンズを入れるというのは考えつきもしませんでしたが、口に
入れた瞬間にバニラの香りが優しく広がってとっても美味しいのです


メインは桜香る鯛のア・ラ・ヴァプール ブールブランソース。桜の葉の香りと、
その塩味だけで味付けをしたとっても優しいお味の鯛に、少し濃いめのソースが
本当によく合います

お教室では黒い器でしたのでブールブランソースがよく映えていましたが、この
お皿はベースが白なので、中央部分にソースを敷き詰めて、その上に鯛や野菜を
浮かべる形にしました


デザートはいちごのヴェリーヌ。とっても簡単ですが見た目が可愛らしいので、
おもてなしに良さそうですね。アルコールは飛んでいますが、白ワインの香りが
広がる、美味しいデザートでした

今日の食器類のコーディネートは、色使いや模様は少しだけ違いますが、先日の
フランス料理‘教室で使っていたものと近い形状のものを取り揃えて使いました

前菜やメインで使ったお皿はまだブログでご紹介をしていないので、後日改めて
記事を書こうと思っています

また、メニューのうちのいくつかは、少し作り方を変えて来月の娘のお節句にも
使わせて頂こうと思っています

テーブルコーディネートもお料理も、学ぶところの多いお教室でした


有田焼「JAPANSNOW・多用鉢(プラチナ)」

2015-02-10 23:03:38 | インテリア&食器
昨日のJ.L Coquetのお皿に続き、今日は週末にスープやリゾットを盛る器として
活躍してくれたお皿をご紹介します


こちらは洋食器に見えますが、実はきちんとした和食器。有田最大の窯元である
「弥左ヱ門窯」が立ち上げたブランド、「ARITA PORCELAIN LAB」のものです

先日体験で参加したフランス料理教室で使われていたもので、先生にブランドを
お伺いして、早速購入してみたのです。

このブランドにはいくつかのシリーズがありますが、こちらは「JAPAN SNOW」
というシリーズのもの。日本の冬をイメージしたシリーズで白と黒とプラチナを
テーマカラーにしています

ほかにも春をイメージしたピンクのJapan Cherryと、夏をイメージした3色の水色の
Japan Blue、秋をイメージした赤と金のJapan Autmun、緑茶をイメージした緑の
Japan Teaなどのシリーズがありますので、こちらも買ってみたいところです


日本の粉雪を思わせる白磁のお皿の内側に、ひとつひとつ職人さんの手作業で、
丁寧にプラチナが塗られています。その美しさや輝きは本当に素晴らしくって、
手元に届いて箱を開けた瞬間、夫と二人で見入ってしまいました

洋食にも和食にも使えそうです。とても手頃なサイズなので、スープを入れたり
リゾットを入れたりサラダを入れたり。懐石などなら煮物を入れたり、はたまた
一人分の和菓子器にしたり、平茶碗として使って抹茶を入れたり

こちらは5枚購入しました。これからどんな使い方ができるのかを、色々と試して
いこうと思っているので、今後が楽しみな器です


J.L Coquet「エミスフィール(オールドピンク)」

2015-02-09 23:59:07 | インテリア&食器
週末から新しい食器をいくつか下ろしていますが、まだこちらでご紹介していな
かったなぁと思って、それぞれ書いてみることにします

土曜日に使っていたベルナルドの「エキュム・ゴールド」のプレゼンテーション
プレートは既に先月の記事でご紹介しましたが、今日は日曜日に使ったもの


ベルナルドに次ぐ憧れのブランド、「J.L Coquet(ジャン・ルイ・コケー)」の
「Hémisphère」シリーズのプレゼンテーションプレートで色はオールドローズ

国内では取り扱いの少ないブランドで、「Hémisphère」シリーズではゴールドや
プラチナやホワイトはあっても、このカラーリムタイプは、ほとんど入ってきて
いないようでした

ゴールドやプラチナも美しいのですが、ゴールドリムのものは先日ベルナルドの
エキュムシリーズを手に入れてしまったので、もう少し柔らかい色合いのものを
欲しいなぁと思っていたのです

探しに探してやっと都内でこのカラーリムタイプをお取り扱いされているお店を
見つけて、なんとか2枚だけ残っていた在庫をお譲り頂くことができました


少しくすんだ、日本の色にありそうな優しい落ち着いたローズピンク。とっても
上品な色合いがテーブルにもお料理にも優しく映えて、買って大正解でした

今回は2枚だけ買ってもらいましたが、今後は食器類を全て5人分で揃えて行こうと
思っているので、現在輸入元に追加で3枚取り寄せが可能かを聞いてもらっている
ところです。5枚揃うのが楽しみ~