NY市場が上げての朝高からの、先物主導での9時半過ぎまでの下落の、その底で一体新興市場株を拾えるでしょうか?
なぜか特段のニュースもないのに2150ケアネットが特買いでスタートしていたので、不穏な空気は感じておりましたが、またいつもの寄り天かも知れないという気持ちが勝つのが人間の心情というものでしょうね。ましてや先物がまさに寄り天からの下落モードです。ところが何がきっかけか知りませんが、先物の反転に併せて新興市場銘柄のうち、特に押されすぎていたものの反発が始まりました。
いくつかの銘柄が押したところで売買を繰り返して多少の鞘は抜きましたが、これは新興市場への不信感がこれまでにつもり積もっているため、やはり少しあげたところからの売り圧力を懸念してのことですが、前場まではこのままホールドがほぼ正解だったようです。
問題はこの反発が一体何者か?ということですが、これをマザーズ指数の4月24日の反発のパターンを例にとるとある程度の推測がつきます。
前日OSCを25%にまで落としていたマザーズ指数は、翌日少しの調整の後(今日は40分くらいの調整)急速に戻して23.5ポイント上げての終了でOSCも+9%の34%としております。その翌日は日経平均の下げにも見舞われて15.38ポイントの下落でしたが、OSCは-2%の32%と持ちこたえてはおりました。そして翌日からの控えめな上昇を期に、5連騰が始まったのです。
今回もこのパターンに似ていると思います。しかし違うのはOSCを20%台にまで落としていないことです。選挙や1Q決算についてはこれから結果が出ます。この後一本調子に上昇するほど楽観視はできない現状です。
OSCはマザーズ指数が前場終了で既に+9%の40%、ヘラクレス指数も同じく+9%の39%まで上昇しております。くしくも4月24日の上昇幅と同一です。
以上から、後場に多少の上げはあるにしても、先物が大きくプラ転しない限りは、引けにかけては一旦手仕舞いの雰囲気が出てくるのではないかと見ております。そして、押し目を後1-2回は作ってから、日経平均の底打ち反転とNY市場での波乱がないことを確認してから、来週以降までは一進一退が続くのではないでしょうか。
何しろ、サブプライム問題での最大の損失額が1000億ドルに及ぶと、バーナンキが言っている程です。それに対して、日本の金融機関がかかえているサブプライム関連の証券投資額が1兆円程度と言われております。そして新聞の論調によれば、格付がAAAの証券が多いので実質的な損失額は軽微と書かれております。
しかし、バーナンキが言う1000億ドル(約12兆円)の損失額との乖離が大きすぎると思いませんか?しかも、格付がAAAでも実質的には限りなくBBBに近づいているのがCDOと言われております。AAAだから安心ではないのですね。BBBともごったに煮されているので、全体としての価値はかなり下落しているのではないかというのが専門家の見立てです。これがジワリジワリと効いてくるとすれば、相場全体としては時のトレンド銘柄に乗る以外にありませんが、今日はたまたま新興市場銘柄もその一角として物色されたに過ぎないと考えるのが妥当かと思います。
そんな訳で、今日の後場に上がったとしても、新興市場銘柄については高値を追っての持ち越しはしないつもりです。
なぜか特段のニュースもないのに2150ケアネットが特買いでスタートしていたので、不穏な空気は感じておりましたが、またいつもの寄り天かも知れないという気持ちが勝つのが人間の心情というものでしょうね。ましてや先物がまさに寄り天からの下落モードです。ところが何がきっかけか知りませんが、先物の反転に併せて新興市場銘柄のうち、特に押されすぎていたものの反発が始まりました。
いくつかの銘柄が押したところで売買を繰り返して多少の鞘は抜きましたが、これは新興市場への不信感がこれまでにつもり積もっているため、やはり少しあげたところからの売り圧力を懸念してのことですが、前場まではこのままホールドがほぼ正解だったようです。
問題はこの反発が一体何者か?ということですが、これをマザーズ指数の4月24日の反発のパターンを例にとるとある程度の推測がつきます。
前日OSCを25%にまで落としていたマザーズ指数は、翌日少しの調整の後(今日は40分くらいの調整)急速に戻して23.5ポイント上げての終了でOSCも+9%の34%としております。その翌日は日経平均の下げにも見舞われて15.38ポイントの下落でしたが、OSCは-2%の32%と持ちこたえてはおりました。そして翌日からの控えめな上昇を期に、5連騰が始まったのです。
今回もこのパターンに似ていると思います。しかし違うのはOSCを20%台にまで落としていないことです。選挙や1Q決算についてはこれから結果が出ます。この後一本調子に上昇するほど楽観視はできない現状です。
OSCはマザーズ指数が前場終了で既に+9%の40%、ヘラクレス指数も同じく+9%の39%まで上昇しております。くしくも4月24日の上昇幅と同一です。
以上から、後場に多少の上げはあるにしても、先物が大きくプラ転しない限りは、引けにかけては一旦手仕舞いの雰囲気が出てくるのではないかと見ております。そして、押し目を後1-2回は作ってから、日経平均の底打ち反転とNY市場での波乱がないことを確認してから、来週以降までは一進一退が続くのではないでしょうか。
何しろ、サブプライム問題での最大の損失額が1000億ドルに及ぶと、バーナンキが言っている程です。それに対して、日本の金融機関がかかえているサブプライム関連の証券投資額が1兆円程度と言われております。そして新聞の論調によれば、格付がAAAの証券が多いので実質的な損失額は軽微と書かれております。
しかし、バーナンキが言う1000億ドル(約12兆円)の損失額との乖離が大きすぎると思いませんか?しかも、格付がAAAでも実質的には限りなくBBBに近づいているのがCDOと言われております。AAAだから安心ではないのですね。BBBともごったに煮されているので、全体としての価値はかなり下落しているのではないかというのが専門家の見立てです。これがジワリジワリと効いてくるとすれば、相場全体としては時のトレンド銘柄に乗る以外にありませんが、今日はたまたま新興市場銘柄もその一角として物色されたに過ぎないと考えるのが妥当かと思います。
そんな訳で、今日の後場に上がったとしても、新興市場銘柄については高値を追っての持ち越しはしないつもりです。