株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

これはひどい落ち方ですが。。。

2008-01-22 16:09:58 | 株に出会う
今日の後場はついに猛獣の餌食になってしまいました。もう少し我慢しておれば、14時頃にかけての最後の反転でマイナスをこかなくてもよかったのですが、後数分の辛抱がたりませんでした。猛獣は日本産5631日本製鋼所と中国産の4617中国塗料の2種類です。

まさに目の前に迫り来る猛獣の迫力たるや、想像を絶するものでしたね。

さて、そうは言ってもまずは冷静にデータを分析しなければなりません。先週から続けている、下記4つのサインがどう分布しているのか見てみました。

①OSCが前日同値以下&終値が前日安値と同値かそれ以下で終了
②OSCがコンバージェンス&前日比マイナス引け
③OSCが前日以上&プラス引け
④いずれにも該当せず

筆者がモニタリングしている約200銘柄について、①、②、③のサインがハッキリと出た件数の1月11日からトレースです。

1月11日---①133件 ②19件 ③9件  ④43件
1月15日---①155件 ②11件 ③8件  ④30件
1月16日---①97件  ②58件 ③21件 ④28件
1月17日---①5件   ②12件 ③171件④16件
1月18日---①4件   ②15件 ③154件④31件
1月21日---①26件  ②4件  ③6件  ④167件
1月22日---①179件 ②17件 ③5件  ④2件

昨日の④(どれにも該当せずの中途半端な位置の株)が①にほぼ移動しております。

しかし、よく見ると②も増えておりますね。まだ1月16日のような増え方ではありませんが、OSCコンバージェンスの胎動は見られます。

こうなると、昨年8月17日のあの875円も日経平均が下げた日と比べてみたくなると言うものです。主力市場だけを比較してみました。

①85件 ②2件 ③2件 ④25件

今日との違いは、④がまだ25件もあることと、②、③がたったの2件ずつしかないということですね。あの日の夜はアメリカが緊急の公定歩合の下げを行いましたが、それがないと④の25件は翌日には①に落ち込んでいたことでしょう。そして、時間が経って②や③が増えてきてリバウンドをしたのではと想像します。

今回の落ち方はひどいものですが、②のOSCコンバージェンス件数が増えていることから、明日もう一度落ちてから、①が②あるいは③に移行するようだと、明後日の寄り付きからの押し目での買いが、当面のリバウンド体勢への動きとなるのではないかと思います。

なお、そうは言っても日経先物は15時を過ぎてから、まだ無茶苦茶な売られようで、12510円にまで落とされております。今日の最安値です。これによりOSCは24%まで落ち、1月16日の25%を下回りました。2回念押しをしたことになります。

日経平均のOSCは-5%の30%です。これは8月17日に並んでおります。TOPIXのOSCは31%で、これは11月12日の28%以来の低い数字です。ついでのマザーズ指数のOSCは、-5%の32%です。12月20日から3日連続でこの32%をマークしております。

まだ押し目が足らないというのが、これらのデータから言えることですが、明日の押し目か明後日の押し目で一旦底を打つのではないかと思います。昨日のブログに書いたように、最悪12000円割れ寸前まで行くかも知れませんが、そこまで売り込むのかどうか?

持ち越しは、よりによってこんな日に内需デフェンシブ銘柄の9793ダイセキの2905円のみです。落ちてもこの株たかが知れておりますので、こういう日に仕込むのにうってつけかと。。。

明日のモニタリング銘柄は、このような状況での個別銘柄のスクリーニングはあまり意味をなさないので休みます。

これから家人と一緒に近くの「チケットぴあ」まで歩いて行って、6月に来日するアンネ=ゾフィー・ムターという女性バイオリニストのコンサートのチケットを入手する予定。このムターという女性、なかなかの評判だそうです。パンフレットに写っている写真を見ても若くて綺麗です。しかし、今日の相場で猛獣に襲われた身にとっては、何やら、振り向いている顔が、子羊を襲う前のメスライオンに見えてなりません。

ああ、早くこんな生活から脱しなければ。。。

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魔の必殺脳天逆落とし技

2008-01-22 11:20:11 | 株に出会う
しかし、市場は総悲観の様相から、何と先物は12700円と大証終値比610円も安く始まりました。

気配値はもっと下でしたが、さすがに-800円とかで始めると、嘘八百がばれて、お客さんがすべて逃げてしまいます。胴元としては閑散とした賭場になればあがったりですので、これでも控えめにスタートしたつもりでしょう。

それでもこれだけの下げで始まると、もう皆さん投げ売り状態に心理的には陥ることでしょう。そこはそこ、仕手筋も心得ておりますので、いささか篩い落としをかけながらも、ジリジリと10時半から40分頃にかけて、上値を追っていきましたね。これは朝方の売りの買い戻しかと思います。

筆者はそこで買いたくなる気持ちは抑えながら、少し下の方で狙い目の株を指しておきましたが、10時40分頃からは、いささか下落のスピードが尋常ではありませんでした。そこで急遽待ち受けていた株はほぼ撤退させました。捕まった4543テルモだけ+10円抜きの瞬間居合い抜きでしたが。

ところで例のノックイン価格ですが、寄り付きであっさりと13077円は破られております。その下は12720円ですが、途中で撃沈されました。そうなると、更にその下の12632.38円が既に野獣どもの視野に入っていることでしょう。そのための布石が寄り付きの恐怖の気配値であり、10時過ぎに賭場の参加者に見せた束の間の「オアシスの幻」でした。

前場はそういう訳で、持ち越し株もないのですが、そうした野獣軍団の動きが気になり、薄利を重ねての5勝0敗ではありましたが、もし10時半頃の高値追いを本能的に行っていたら、今頃、野獣の餌食となるところでした。5631日本製鋼所など、1400円とその上の1410円どころの大きな売り板が食いちぎられるのを見て、よほど飛びつこうと思いましたが、かろうじて「理性」が勝ちました。案の定、それが砂漠でフラフラになっている隊商に見せる「幻のオアシス」だったようです。前場終わりで1374円まで急落です。水と思って飲み込んだら砂だったので、大いにほぞを噛んでいる方も多いことでしょう。

後場もこうした必殺脳天逆落としの技が襲ってくる恐れが十分にあります。特にまだタッチしていない12632円の日経平均を狙っての必殺技ですね。これを一方では視野に入れながら、もうここまで必殺技を見せつけられると、連中の体はもう血だらけです。ここら辺で、そろそろ本当のオアシスに行って、沐浴でもして休憩したくなる心境になるかも知れません。心までは不可能なので、せめて体だけでも清潔にしたいという野獣ならではの願望ですね。通常、お腹一杯のライオンに近寄っても問題ありません。問題はお腹一杯なのかどうかがわからないことです。ひょっとすると親分が被ったサブプライムローン問題の巨大な損失の穴埋め指令が日本の胴元に来ているのかも知れません。そうなると、この程度の満腹ではなく、次々とノックイン価格を撃沈しないことには、海の向こうの親分から強いお叱りがあるのかも知れません。

そこのところの読みは、生来、野獣でもオアシスの専門家でも何でもない筆者には、読めというのがそもそも無理でしょう。

せいぜい、これらの動きについて想像力を働かせて、無謀なバクチを避ける以外にはありません。

では、後場の動きに、皆さん、呉々も用心しながら、何とか野獣どもの裏をかいて、寝首を掻けとまではとても申せませんが、せめて、お尻のあたりに溜まった脂肪をかきむしるぐらいの反骨精神を発揮されんことを強く願って、前場の感想とさせて頂きます。はい。。。
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明日のモニタリング銘柄(1.22.08)

2008-01-21 20:20:03 | 明日のモニタリング銘柄
まず、市況の確認です。

・日経先物:OSC35%(前日同値)
・日経平均:OSC35%(-8%)
・マザーズ指数:OSC37%(-5%)
・国債先物:OSC54%(+7%)
・為替:ドル円105.71円(1.1円円高)-20時13分現在

円高が急速に進んでおります。また国債先物は目安のOSC54%に今日は達しました。更に上昇するのかどうか?8月21日は56%にまで達しております。2006年には61%という記録もあります。まだ上がるかも知れません(金利は低下)。先物のOSCは16日の25%近辺までの調整は不可避かも知れません。

その前兆からか、先物はイーブニングセッションに入ってからも大暴れです。更に230円も下げて13080円まで落としております。全く、手加減という言葉を知らない輩が、無法地帯さながらに、ノックイン価格帯を荒らしまくっているようです

しかし、年の初めに今年の日経平均の予想を立てた高名な株式評論家の方々の「釈明」を聞きたいものですが、とんと筆者の耳には聞こえてきません。

業界に関係するアナリストの方々は、年末にかけてこれだけ上昇するといった調子で、年の初めに予想を立てているようですが、今日の日経ビジネスオンラインに出ていた、「主要100社を定点レポート」という記事で取り上げられていた、野村ホールディングスの記事は、正直に日経平均12000円を警告しておりましたね。

証券関係者に対して、ロイターが1月18日(先週金曜日)にヒアリングした予想レンジでは、筆者が一目を置く第一生命の嶌峰氏の4月安値11000円を除いて、安値は1月の13000円が底とのご託宣です。だとすると大寒の今日は、早々と底は近いこととなりますが、普通は大寒を過ぎて1月末から2月の初め頃の寒さが最も厳しいのではなかったでしょうかね?

それでは、くらだないコメントはこのくらいにして、予告したOSCが押されすぎの【ノックアウト銘柄編】を、筆者自身の明日のために探してみます。これらは明日もトコトン押されるでしょうが、必ずしも買い時という訳ではありません。

1.6758ソニー 
 OSC34%(-9%)買い:5100円近辺。
2.5631日本製鋼所
 OSC39%(-9%)買い:1400円近辺。
3.5541大平洋金属
 OSC33%(-10%)買い:800円近辺。
4.4543テルモ
 OSC32%(-10%)買い:5200円近辺。
5.4091大陽日酸
 OSC37%(-10%)買い:930円近辺。

途中からもう挙げるのがつらくなってきました。どれもこれも「瀕死の重傷」です。つい、寄り添って看病したくなるのが人情ですが、思わず甘い言葉(買い)でもかけようものなら、ズルズルと底なし沼に引きずり込まれそうです。先週の反発時点で急いで買いを入れた方々の「供養」が済むまでは、もう少し、時期が来るのを待つ以外にありません。

何だか不吉な言葉遣いになってきました。お化けでも我が家に出るといけませんので、もうこの辺で今日は止めにしておきます。明日はとりあえず身辺に注意しながら、まともな株に出会えるよう祈るばかりです。

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明日のモニタリング銘柄(ノックイン達成記念編)

2008-01-21 16:04:14 | 明日のモニタリング銘柄
13328円に設定されている日経平均連動のリンク債、仕手筋があたかもこの価格をねらい打ちにしたかのような、今日の後場の激しい下げでした。そして、見事に13320.5円まで日経平均を撃沈。わずか8円とはいえ、一瞬でもタッチすれば、そのリンク債を買ったお客の大損がほぼ確定し、先物をデルタヘッジしていた仕掛け人(運用元:アレンジャー)は大儲けするという算段です。

【今日のブログのタイトルは、筆者が適当に思いつきで付けたものであり、筆者は決して仕掛け人の「快挙?」を褒めている訳ではありませんので、誤解のないように。】

もう、今の相場は素人がノコノコとしゃしゃり出る相場ではないのかも知れません。

明日のモニタリング銘柄も糞もなくなって来ましたので、17日に特別編としてご紹介した時のカテゴリーに沿って、統計データのみお届けします。区分は、「該当無し」を追加して次の4つです。

①OSCが前日同値以下&終値が前日安値と同値かそれ以下で終了
②OSCがコンバージェンス(前日比マイナス引け)
③OSCが前日以上&プラス引け
④いずれにも該当せず

筆者がモニタリングしている約200銘柄について、①、②、③のサインがハッキリと出た件数を、1月11日からトレースしておきます。

1月11日---①133件 ②19件 ③9件  ④43件
1月15日---①155件 ②11件 ③8件  ④30件
1月16日---①97件  ②58件 ③21件 ④28件
1月17日---①5件   ②12件 ③171件④16件
1月18日---①4件   ②15件 ③154件④31件
1月21日---①26件  ②4件  ③6件  ④167件

上げの「予兆」は1月16日のように、①が大きく減って②が顕著に増え、上げ先導役の③もそれなりに増える、ということでした。今日は、④という中途半端なものが大勢を占めております。これは明日以降に①、②、③のどちらかに振り分けられる前の暫定ボックスのようなものですね。

今日の結果は皆さんの実感とあっているかと思いますが、明日以降は①が再度増えていくものと思います。そして、それが大きく減って②が顕著に増えるまでは買い控えが正解かと思います。

何しろ、日経平均の60ヶ月(5年)のMAラインである13375円も綺麗に割りました。月足のチャートをご覧頂くと、どこで下落が止まるのかおよそ分かるかと思います。12000円のラインですね。

2003年6月にほぼそのラインに到達し、そこから例の7600円までの地獄を見、そして、2004年半ば頃に再度12000円にタッチし、それがきちんと抜けたのが、あの2005年夏の郵政選挙の時でした。

また、1月1日の年の初めに、「黄金分割比率再考」というブログで書いた最後の押し目の数字は、50%押し目で12952円、61.8%押し目で11690円となっております。

従って、NYが大きく切り返さない限り、13000円どころと、その下は12000円を少しオーバーシュートして11700円あたりまでは、押される可能性まで見えて来ました。

この価格帯には、まだノックイン価格の地雷源も控えているようですので、アレンジャーはそこまで日柄を少々かけながら持っていくつもりかと思います。

以上です。

押されすぎた銘柄を今晩にでもチェックしようかと思います。気が向いたら夜にでもアップします。題して、「今日のノックアウト銘柄編」です。
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彷徨える日本株市場

2008-01-21 11:19:08 | 株に出会う
今日の寄り付きの先物は、シカゴCMEより70円も高く寄りつきました。

NYダウが崖っぷちに追い込まれているというのに、気配値をドンドンと切り上げての始値でした。これはどうしたことかと思って見ておりましたが、その反動からか、今日の前場は典型的な下げ相場です。

しかし、現物市場は朝方の先物の上げからの下落過程で最安値を付けたものが多く、その最初のリバウンドに乗っていれば、デイトレとしてはある程度の戦果は挙げられたものと思います。

ということはつまり、経験則からデイトレーディングをしている投資家は、朝1番の押し目からの反発に乗るのが最も効率的と認識しているようです。筆者の経験からもそのようなことは言えそうです。

NYダウが大幅下落の翌日などはそれが顕著です。ところが、今日のところは下げて始まったとはいえ、前日比で160円ばかりの中途半端な下落での始まりでした。ここは寄り付きで無理した分、前引けにかけてはずるずると後退を余儀なくされたようです。こういう日は分足で見るよりも、ティックチャートで見る方が下降トレンドがよく分かりますね。VWAPに近づくと売り方が待ってましたとばかりの売り攻勢です。10時前の先物の動きがそれを物語っております。

10時を過ぎてからは、今日のダウントレンドが市場参加者のかなりの部分に認識されたと見えて、下値模索の動きが優勢となりました。

今日のモニタリング銘柄ではテルモや富士フイルムそれに日産自動車といった主力銘柄は、意外と今日の前場の引け際の下げにも頑強で、2度とそこまでは降りてきておりません。仮に降りてきても、そこからの反発力は今日の相場のエネルギーからは少ないと見て、前場終了までにはすべて取り消しました。

さて、金曜日の先物のオプションの手口からすると、13250円が下値の1つの目途となります。その前に60MMAの13380円付近、そしてノックイン価格の13330円が控えておりますが。。。

後場はもし切り返すとすれば、13380円を切ってからの反転か、ノックイン価格寸前の13340円あたりからの切り返しが考えられますが、それにしても、前場の値動きからは止めるのがやっとといったところではないでしょうか?

NY市場は今日は休みですが、休み明けに12000ドル割れも想定されるため、あえて、その帰趨を見極めずに買い上がる無謀な方は、特に玄人筋になればなるほどいないと考えられます。

OSCで見ると、先物はそれでも+1%の36%ですが、日経平均は-11%の36%に戻されております。マザーズ指数も-4%の38%です。いずれも1月16日の33%と27%というベースラインへどこまで引き寄せられて反発するか、というせめぎ合いになっております。

ここはNYダウが大きく切り返さない限り、この攻防線での戦いに、今日、明日はなるのではないかと見ております。

先週2日ほど、思わぬ切り返しを見せましたが、その勢いは今日の寄り付きで少しは残り火がありましたが、そこからの上げエネルギーが乏しい日本市場の現実が露呈しております。
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