株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(1.25.08)

2008-01-24 16:41:07 | 明日のモニタリング銘柄
さて、今日は全面高で終了。しかし、思ったほど取れていないと感じる方も多いのではないでしょうか? それはやはり、筆者も含めて買い時、売り時がうまくなかったということですね。

しかし、何とかプロの連中の手口の先回りをするきっかけが掴めそうです。これをチューンアップしていけば、やっと相場如何にかかわらず利益を積み上げるノウハウが溜まりそうです。そういう意味では今日は大きな収穫を得ました。

そのための前段のスクリーニングが明日のモニタリング銘柄ということとなります。

その前に、先週来トラッキングしているデータの推移を見てみます。
①から③に件数が移動するに従い、相場環境の改善を示唆しております。

①OSCが前日同値以下&終値が前日安値と同値かそれ以下で終了
②OSCがコンバージェンス&前日比マイナス引け
③OSCが前日以上&プラス引け
④いずれにも該当せず

1月11日---①133件 ②19件 ③9件  ④43件
1月15日---①155件 ②11件 ③8件  ④30件
1月16日---①97件  ②58件 ③21件 ④28件
1月17日---①5件   ②12件 ③171件④16件
1月18日---①4件   ②15件 ③154件④31件
1月21日---①26件  ②4件  ③6件  ④167件
1月22日---①179件 ②17件 ③5件  ④2件
1月23日---①12件  ②10件 ③143件④37件
1月24日---①5件   ②17件 ③169件④12件

続伸している様子が一目瞭然です。③が更に増えております。①は減っております。②が少々増えているのは、これまで上げすぎた銘柄の調整と、理由は定かではありませんが、まだ押されすぎている銘柄です。

さて、モニタリング銘柄を厳選しなければなりません。2つに分けます。業績にあまり変動はないのに押されすぎで、今日はやっとコンバージェンスしている銘柄と、市場の上げ勢いにまだついていけていない、今日は控えめな上昇に終わっている銘柄の2つのグループです。

テクニカル用語の簡単解説


【押されすぎ&コンバージェンス銘柄から】

1.4901富士フイルム
 今日は疫病神でもついているかのような値動きでした。3990円まで押されております。しかし、22日の3980円は割れておりません。OSCは+3%の47%にコンバージェンス。この株のファンにとって明日以降はチャンス到来と見ます。(実は筆者も隠れファンなんです。何せ、持っている900万画素の一眼レフデジカメが、2年ほど前に6万5千円程度で買った富士フイルム製なのです。海外に行くときチョイと重いのが難点ですがね。)

2.4644イマジニア
 今日は見事な水平飛行です。やっと長いトンネルを抜ける時と言うのはこんなもんです。

3.6849日本光電工業
 この内需優良株にいささか異変です。このところの安値まで更新。しかし、OSCは43%と5%もコンバージェンスしております。明日は、この鬱憤を晴らす日となるか?

【出遅れ控え目上昇銘柄から】

1.6301コマツ
 輸出関連銘柄の代表格ゆえ、為替の動きにも注意。

2.2914日本たばこ産業
 横浜・関内周辺でたばこを吸うと2000円の罰金が取られるそうです。しかも巡回しているのがどこかの会社を退職したような、数人の「徒党を組んだ」おじさん連中と来ています。しかしよくもまあ、こんないい加減な条例を通したものです。外で吸う分にはポイ捨てさえしなければ、良いではありませんか。誰かの衣服にたばこの火がつく可能性があるから、等という実にくだらない理由です。これは一種のファッショです。筆者はたばこを止めて40年経ちますから関係ありませんが、このニュースには全くあきれかえるばかりです。だからこの株を明日応援するという訳ではありませんが、600Kあたりの底を固めるなら、今や国際優良株の巻き返しが期待できるのではないかと。

【本音では、この世の中にたばこ産業など不要と考えております。たばこ=麻薬=体の良い国家の収入源です。若い人、早く止めた方が良いですよ。それこそ余計なことですが。】

3.7003三井造船
 これも330円まで落とされた屈辱を明日は晴らしてやって欲しいもの。

4.4704トレンドマイクロ
 ご存じウィルスソフトの大手。いささか地合とは異なる変なトレンドで動く株です。携帯用も注目されているようですが、この株はまさかサブプライムの影響などないでしょうに。筆者はこの会社のソフトは使っておりません。生まれつきへそが曲がっているせいか、量販店に行くとこの会社のソフトが大手を振りすぎているため、嫌気が指しているだけです。他意はありません。明日は稼がせて貰えればそれで十分。

5.6767ミツミ電機
 2日連続OSCを上げながら売買判断指数を落としている希有な銘柄。しかし、明日は何と言っても大御所任天堂の決算への市場の反応次第でしょう。

以上です。あと2つ、計10銘柄という切りの良い数字を希望する向きには、変な値動きの5310東洋炭素と、上げても上げても人気のない地方造船所の悲哀をかこっている7014名村造船所を挙げておきます。(そんなに上げてないか。。。)

持ち越しはなし。キャッシュ100%です。今の状態ではリスクが多すぎます。それにその日の値動きを見ながらトレードして勝てる算段さえつけば、何も持ち越すリスクを取る必要などありません。しかし、この相場は自らの胆力と知力が如何に試されることか。世の中、甘くはないということですね。幸い、試行錯誤を重ねながらも、ジェイコム君に倣っての買い一辺倒で、昨年末からはわずかですが利益を着実に積み上げてはきておりますので、これからの大変動相場でも何とか生き残っていけそうです。

忘れておりました。最後に市況を追加しておきます。

・日経先物:OSC:30%(+3%)
・日経平均:OSC38%(+4%)
・マザーズ指数:OSC43%(+7%)
・ヘラクレス指数:OSC45%(+10%)
・日本国債先物:OSC42%(-5%)
・ドル円:107.12円(32銭円安)24日終値-25日午前7時追記
・NYダウ:108ドル高 OSC51%(前日同値)-同上
・シカゴCME:13285円(大証比+275円)-同上

なお、ドル円の相場の目途については、久々に復帰した相場博士のご託宣によれば、106円60銭以上で今日引けるかどうかが焦点のようです。そういう目で今日の午後のドル円の動きを改めて見ると、その上値ラインで見事に跳ね返されておりますね。やはり博士(ハカセ)は、知力と胆力が違うようです。何とか見習わねば。。。
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10時にかけて国債先物が逆行高していたのは?

2008-01-24 11:30:22 | 株に出会う
しかし、プロの手口をよく理解しておかないと、筆者のようなうぶな投資家は罠に嵌ると言いますが、そのうぶなところが時としてプロを負かすこともあり、まあ、何とも言えませんが、今のような熾烈な相場になってくると、皆さん見ている指標がほぼ同じですので、そんな悠長なことは言ってられないようです。

昨日のNYでも債券の上昇(金利低下)から下降(金利上昇)の幅たるやものすごいものでした。これは今の金融市場の混乱ぶりを暗示しているかのようです。

今日の日本市場は、朝方の円安基調と昨日までの債券(長期国債)の価格低下(金利上昇)の流れを受けて、しかもシカゴCMEが13110円まで伸ばしていたので、高く始まったのは当然ですが、そこから先の流れは筆者も単に場中は先物の動きを見ているだけでしたが、前場の終わりにこうして、改めて、国債先物と為替の動きを見てみると、

・国債先物は10時前にピーク(金利は低下)を付け実は20銭も買われていた。
・為替は9時半ごろ円安のピーク、9時45分頃から円高に転じる。

ということになりますが、

実際には、日経先物は、この債券と為替の動きに逆らって、10時過ぎと10時半頃にピークを付け、そこからの再度の「脳天逆落とし技」の炸裂で前場の引けには、何と今日の安値の13020円まで落とされました。

国債先物は朝から債券市場が買われるという「異常値」を示していたし、為替は少なくとも10時を待たずして円高に転じていたのです。

そのあたりは、相場のプロの方々ももちろん感づいていたのでしょう。成り行きの動きの中ではジリジリと高値を10時頃まで切り下げておりました。(その裏で密かに先物をどなたかが買っていたことでしょう。)

しかしそのままだと買った先物は円高やら債券価格の上昇(金利低下)の今日のマクロな動きに一蹴され、利益をたたき出すことができません。市場のプロはそのまま引き下がるような柔な人種ではないことは皆さんも先刻ご承知のことです。

案の定、10時過ぎてから仕掛けが始まりました。分足をご覧頂くと、一度持ち上げて少し利確し、再度10時半という節目のタイミングで2度目の仕掛けです。そこで2度目の利確をかけ、後は前引けまでは成り行き任せの下落相場です。もう連中はたんまりと利益を手にした後ですので、その他大勢が慌てて売りに入るのを傍観していたに違いありません。

以上は、前場終わりにかけて筆者が時間の節目で上がるのを見て、これは少々不自然な上がり方と気が付き、買いを思いとどまると共に、改めて為替と債券の動きを見て分かったことです。

10時や10時半の仕掛けの裏で、少なくとも我々も為替や債券の動きを見ていないと、こうしたプロの手口にいとも簡単にやれれる可能性があるということですね。

前場は昨日から241円で持ち越しの6217津田駒工業を246円と247円で処分しましたが、途中で売り返済のところ、新規売りの誤発注をまたやらかしてしまいドタバタしてしまいました。ジョンベストエクスプレスはゆっくりと確認しながら操作をしないと、月に数回はこの誤発注をやらかしてしまいます。もっと修行せねば。。。

後は様子見ですが、一つ悔やまれるのは、昨日から監視体制に入っていた6330東洋エンジニアリングの朝方の気配(前日同値程度でした)に騙されたことですかね。寄り付きは425円と、ごく普通に早々と値がついたことで、今日も大した上昇はないと思い込み、特買いが続く津田駒の動きに目がいっている間に、先物の調整などなにするものぞという形でドンドンと値が切り上がっていく、そのタイミングを完全に逸しました。この銘柄にかなり神経を集中していれば結構うまい話だったと思いますが、後の祭り。後場はこの株も逆流する可能性がありますので、今から手がけるのは、それこそ出がらしのお茶を飲むようなものです。苦々しい思いをする可能性が大ですのでご注意下さい。

この株、一昨日に大型受注が発表されておりましたが、昨日は一旦上がるもその後は随分と押されておりました。そこが仕手筋の仕込みどころだった訳です。

まあ、そんなこんなのドラマを繰り返しながらも、日本市場もようやく底値を切り上げる動きになってきておりますが、NYダウが12000ドル割れからの回復を見せたとはいえ、過去のデータを見ても一度や2度は元に戻るものです。問題はその戻り方が前回の揉み合い地点の12500ドルを完全に越えるのか、それともそこまで言っては打ち落とされているうちに、ついに力尽きて谷底めがけて再度落ち出すのかの判断ができるかどうかですね。

昨日上げすぎたので今晩はその反動で少し下げるにしても、再度切り返しに転じた時にそこまで行くのかどうか、これが焦点かと思います。日本市場はその動きに追随するだけか??あまりNYダウが調子が良かった日の翌日は持ち越さない方が、今の相場は良さそうですね。全く混乱した値動きです。

この金融荒野です。飢えた狼連中(相場のプロ)も、この上からのノルマはあるは、顧客への償還期限があるはで、結構右往左往し、筆者の知らないところで「共食い」をしているに違いありません。うぶな子羊達がその乱闘に巻き込まれるのだけはご免被りたいものです。そのために、爪の垢ほどでもこのブログがお役に立てば、毎日更新している甲斐があるというものです。
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明日のモニタリング銘柄(1.24.08)

2008-01-23 16:31:01 | 明日のモニタリング銘柄
後場はまたかとヒヤッとしましたね。前場終了時に昨日の先物オプションの手口から下値目途として12750円あたりと書きましたが、これを見事に突破。そこで止まると思いきやさらに下へオーバーランし12620円まで行きました。

北極グマが突如出現し、氷上で束の間の休息を取っていた方々もびっくり仰天、雨あられでした。後場の始めから逃げ惑う方々が、まるで野良猫の喧嘩のように、チョイと毛に触れただけで、もう敵も味方も分からなくなり、髪を振り乱して安全地帯へと避難する有様でした。筆者は幸い高台に避難しておりましたので難を逃れました。

何しろ氷上だけに、あまり安全地帯がなく、のんびりと昼休みをとっていた方々の多くは、筆者が前場に警告?した、身を隠す穴がまだ用意できていなかったようです。はからずも自らの重みで氷上に墓穴を掘ってしまった方々につつしんで哀悼の意を表します。

さて、何が起こるのか全く分からない相場となってきました。最初に先週から取っている例のデータを確認しておきましょう。


①OSCが前日同値以下&終値が前日安値と同値かそれ以下で終了
②OSCがコンバージェンス&前日比マイナス引け
③OSCが前日以上&プラス引け
④いずれにも該当せず

1月11日---①133件 ②19件 ③9件  ④43件
1月15日---①155件 ②11件 ③8件  ④30件
1月16日---①97件  ②58件 ③21件 ④28件
1月17日---①5件   ②12件 ③171件④16件
1月18日---①4件   ②15件 ③154件④31件
1月21日---①26件  ②4件  ③6件  ④167件
1月22日---①179件 ②17件 ③5件  ④2件
1月23日---①12件  ②10件 ③143件④37件

いきなり反発してしまいましたね。確かに③が多いのですが④がまた増えております。これだけ見ても明日はどうなるのか示唆するものは何もなさそうです。

次に市場のテクニカルな位置取りです。

・日経先物:OSC27%(+3%)
・日経平均:OSC34%(+4%)
・マザーズ指数:OSC36%(+4%)
・国債先物:OSC47%(-4%)
・為替:ドル円106.8円(31銭円高)-24日終値
・NYダウ:OSC51%(+15%)
・シカゴCME:13110円(大証比+250円)

一夜明けたら風景一変。昨日の雪化粧がよかったのか?しかし、NYリバウンドし過ぎ。各市場ともテクニカルの方向性には素直に沿っておりました。

形の上では順調に反転軌道に入ってきております。国債も2日連続でOSCがマイナスとなり、今日は価格も4日ぶりに11銭だけですが下落しております。債券への逃避のトレンドは弱まったと見ることができます。

そこで明日のモニタリング銘柄ですが、市場は実に天の邪鬼に出来ております。今日の上げ相場で一体①や②の銘柄などあるのか?という疑問がわくと思いますが、それがあるのです。例えば、3236プロパストは②、トコトン売り込まれた1412チャイナ・ボーチーは①、このところ好調だった6871日本マイクロニクスは①、先週蘇ったかに見えた5310東洋炭素が①といった具合です。

今日は不動産銘柄の不振が目立ちました。マンションの売れ行きが大きく落ちているという報道はいかにも逆風ですね。

そこで、今日は③の中から、まだ反発が弱かったものを売買判断指数100%以下で、前日のそれよりも低いものを選んでみます。このパターンはマイナス引けであっても、翌日の押し目からの反発は意外と見込めるようです。OSCも低いほど良いようです。今日はプラス引けの銘柄である③からの抽出です。

結果だけです。銘柄の右はOSC値、その隣は売買判断指数

1.3858ユビキタス 47% 69%
2.2167ウェブマネー 37% 43% ★
3.3859シナジーマーケティング 40% 39%
4.6255エヌピーシー 46% 70%
5.6256ニューフレアT 34% 44% ★
6.2148アイティメディア 40% 33%
7.2150ケアネット 34% 44% ★
8.3856エイチアイ 41% 41%
9.3843フリービット 44% 69%
10.2413ソネットM3 48% 45%
11.8936リプラス 39% 52%
12.8703カブドットコム 29% 67%
13.2461ファンコミ 37% 61%
14.2127日本M&Aセンター 41% 39%
15.2126GCA 53% 67%
16.2497ngiグループ 45% 31%
17.8801三菱地所 46% 63%
18.8604野村ホールディングス 36% 69%
19.4901富士フイルム 44% 53%
20.7751キヤノン 36% 54%
21.7269本田技研 39% 79%
22.6501日立 37% 57%
23.5411JFE 40% 60%
24.2914日本たばこ産業 48% 69%
25.7974任天堂 47% 95%
26.4063信越化学 33% 86%
27.6492岡野バルブ 50% 42%
28.4080田中化学研究所 39% 50%
29.4755楽天 42% 22%
30.6432竹内製作所 43% 48%
31.8601大和証券 43% 47%
32.5405住友金属工業 46% 57%
33.6581日立工機 40% 59%
34.5333日本碍子 48% 67%
35.6967新光電気工業 36% 40% ★
36.9104商船三井 40% 79%
37.9843ニトリ 47% 74%
38.4062イビデン 46% 69%
39.4548生化学工業 33% 63%
40.8929船井財産C 45% 50%
41.8868アーバンコーポ 37% 46% ★
42.8874ジョイントコーポ 41% 50%
43.5727東邦チタニウム 32% 60%
44.5726大阪チタニウム 36% 33% ★
45.5855アサヒプリテック 31% 68%
46.6217津田駒工業 37% 53%
47.6330東洋エンジニアリング 32% 29% ★
48.6767ミツミ電機 37% 72%
49.6463帝国ピストン 36% 73%
50.5202日本板硝子 33% 54%
51.4617中国塗料 33% 72%
52.6315TOWA 43% 92%
53.6727ワコム 36% 47% ★
54.4307野村総研 43% 80%
55.1518三井松島 33% 57%
56.7014名村造船所 47% 66%

以上です。いやはやこんなにあるとは思いませんでした。途中で投げ出す訳にもいかずそのまま作業を続行しました。あまりに多いので、OSC30%台以下、売買判断指数も50%以下の銘柄に★を最後に付けておきます。通常の相場だと、このサインが2日連続で出た場合はかなりの確率で翌日反騰しております。今回はいかにこの間に痛めつけられた銘柄が多かったかが分かります。そのトラウマから今日これだけ上げても、先物の動向により非常に弱気な投資家が多いことを窺わせます。
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干天の慈雨(雪)になるのか?

2008-01-23 11:22:13 | 株に出会う
ここオセアニア地方にもようやく冬景色が巡ってきました。今年初の本格的なぼた雪です。たっぷりと水分を含んでおりますので、このところ砂漠地帯で日干しになっていた方々は、ほっとひと息をついていることでしょう。

しかし、事態は思ったようには好転してくれておりません。概ね、朝方勇んで買った方々はマイナスになっているかと思います。

まあ、昨日のシカゴが570円と戻しすぎたのでしょうね。NYがプラ転でもしていれば違うのですが、あれだけ政策金利を下げても、あっというまにカラカラに乾いた大地に吸い込まれるのが今の世の風景かと。

そういえば砂漠地帯のオイルマネーも一応シティなどへつぎ込んでおりますが、それは彼らが持つ膨大な米ドル資産が崩壊しては、元も子もないからです。しかし、砂漠に水をぶっかける時の様子は、彼らも先刻ご存じですので、無限大にお金をつぎ込むことはないでしょう。

サブプライム&モノライン危機で100兆円ものロスが出るとすれば、金利をトコトン下げて銀行を救済しても、丸2年は損益ゼロに戻るまでにかかる筈です。それに至るハードクラッシュだけは、何としても避けたかったのでしょうが、それにより益々ドル価値の減価とインフレの種をまき散らすことになっております。

前場は持ち越しの9793ダイセキは3020円で売り、その他富士フィルムとダイセキへの再参戦での返り討ちで勝ち負けはほぼチャラとなり、持株はなしです。

昨日の先物の手口からすると、上値は13250円あたりまでと想定されておりましたが、先物は早々と13130円で打ち止まり、逆に下値目途の12750円あたりを窺うところまで前場は来ております。その防御線が果たして後場に波乱があったとしても守りきれるのか注目です。

情勢は昨年の8月の大暴落の時とは一変しております。リバウンドが期待できる時間はほんのわずかです。

朝のテレビでジェイコム君が昨日100億円ばかり仕込み、引けでは1億8千万くらいの含み損が出ていると言っておりましたが、彼は今日の前場の雰囲気を読んで、かなりの部分を利確していることと思います。

こういう逆張りでないと駄目なようですね。

果たして、大雪が舞うこの季節を経て来たるべき春の兆しが見えるのか?この雪で昨日は猛威を振るったあの猛獣の牙は少々へっこんでいるようです。しかし、後場は思わぬ冬の猛獣の北極グマの出没の危険性はありますので注意。事態は少しは小康状態に入っているようですが、いざというときの避難場所としてのかまくらのような逃げ場は自分で掘っておいた方が良さそうです。

それが一転、墓穴にならなければ良いが。。。
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明日のモニタリング銘柄(1.23.08)

2008-01-22 21:12:05 | 明日のモニタリング銘柄
明日のモニタリング銘柄は取りやめると書きましたが、いささか様子が変わってきていますので、市況を確認するとともに、若干のモニタリング銘柄を書きます。

・日経先物:OSC24%(-9%)
・日経平均:OSC30%(-5%)
・マザーズ指数:OSC32%(-5%)
・国債先物:OSC51%(-3%)
・為替:ドル円106.45円(52銭円安)-23日午前6時現在
・NYダウ:11971ドル(-128ドル)OSC36%(+2%)
・シカゴCME:13110円(大証比+570円)

先ほどNY市場が終了。ダウが下値から大きく切り返し。シカゴCMEは大幅高。為替は安定(23日6時半)

いささか様子が変わってきているというのは、国債先物のOSCが下落に転じていること(36銭高で終わっておりますので金利低下は今日も続いておりますが、そろそろピークアウトする兆しという意味です。)

それに反比例するような、今日の先物の下落です。OSCは何と24%に落ちましたが、昨日と異なるのは、イーブニングセッションで+30円と切り返していることです。

為替の面では、ユーロ・ドルも急な切り返し中です。円高が打ち止まった感があります。

これは、今晩のNY次第の面もありますが、反転のサインかも知れません。

テクニカル用語の簡単解説

【OSCコンバージェンス銘柄から】

・8924リサ・パートナーズ
・6767ミツミ電機
・9432日本電信電話
・4062イビデン
・6222島精機製作所

【OSCが10%前後の押されすぎ銘柄】

・3789ソネットエンタテインメント 44%(-10%)
・4502武田薬品 37%(-9%)
・5563日本電工 39%(-13%)

【25MA乖離率が70%台以下から】

・1412チャイナ・ボーチー 68%
・8936リプラス 67%
・6624田淵電機 65%

【その他気になる銘柄】

・8728M2J 25MA乖離率66%
・2159フルスピード 反発力
・3236プロパスト 業績
・9020東日本旅客鉄道 指数値
・4901富士フイルム 堅実性
・6758ソニー OSC30%
・6486イーグル工業 OSC32% 乖離率69%
・2371カカクコム 指数値
・8086ニプロ 医療安定株
・6277ホソカワミクロン 乖離幅
・4689ヤフー OSC30% 40K割れ
・5713住友金属鉱山 OSC26%

以上です。結構魅力的な銘柄群が抽出できました。これが平時ならリバウンド確実の押され方なのですが、何しろ金融不安の世の中です。周りが火に囲まれかけているというのに、今更、下着を忘れただの、おばあちゃんの写真がない、だのと悠長なことは言っておれません。命あっての物種ということですね。一体全体、何を言いたいのやら??

【22日22時半、FRB75bsp緊急利下げ】
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