株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

市場概況(3.28.08)

2008-03-28 15:28:19 | 市場概況
3月28日の市場概況です。

テクニカル用語の簡単解説

・日経先物:OSC63%(+9%)ボトムは3月10日の30%で切り返し中
・日経平均:OSC64%(+3%)ボトムは3月10日の29%で切り返し中
・TOPIX:OSC63%(+2%)ボトムは3月10日の30%で切り返し中
・マザーズ指数:OSC57%(+4%)ボトムは3月10日の29%で切り返し中
・ヘラクレス指数:OSC60%(-3%)ボトムは3月10日の28%で切り返し中
・国債先物:前日比11銭安 OSC42%(+1%)ピークは3月17日の55%で下落中
・日経先物イーブニングセッション:12860円(大証終値比+20円)
・NYダウ:12216ドル(-86ドル)OSC46%(-10%)更新
・シカゴCME日経先物:12685円(大証夕場比-175円)更新
・ドル円:99.22円(-42銭)OSC49%(-4%)ピークは3月25日の58%で下落中 更新

後場の窓を開けての上昇ぶりには度肝を抜かれました。何か特別なニュースでも入ったのかと思ってチェックはしましたが、北朝鮮のミサイル発射ぐらいしかありません。これでOSCはピークを明らかに付けました。

後場は、モニタリング銘柄が軒並み上へ上へと上り詰めたため、追いかける訳にもいかず、全くもって予想外の値動きでしたね。値動きの激しい、直近IPOの3623ビリングシステムは引け前に221Kで指していたのが約定。もう時間なしと見て+2Kでの速攻売り。

ついで、まさかと思って114Kで指していた2173博展までが、急激な売り攻勢でこれも約定。既にヘラタイムに入っておりましたので致し方なく-2Kで降りました。何のことはありません。行ってこいです。

家人の「財産株」、8410セブン銀行を、家人の強い具申(「ぐずぐずしないで早く拾え!」との)に基づき、前場から213Kで指していましたがこれも約定です。213Kで指している筆者に対して、家人は買う気のない指し値だとさんざん嫌みを垂れておりました。しかし、213Kというのは、下値抵抗線でありそれなりの根拠を持っての指し値でしたが、根っからの博打打ちの家人は聞く耳を持たず、そのまま病院での定期検診のため前場終了後に外出。

帰宅後、ことの顛末をとりあえず報告。うんうんと頷いておりました。こうして、長い時間を要して、だらだらと地合に反して下落してきた場合は、循環物色としての調整局面ですので、買値から一向に上がらないのを確認しての同値撤退でした。

セブン銀行は地合にはあまり影響されずにこれまで来ておりますので、月曜日に更に調整したところからは切り返すかと思いますが、今日のこの下落でOSCを49%→44%と落としての-7K終了ですので、200K近辺までの下落調整は必要かと思われます。

それにしても、このところ直近IPOの激しい値動きに拘わっておりますが、段々と昔の感覚を取り戻しつつあります。大きな怪我はしておりませんが、かなり素直に値が動くようです。鈍牛のように主力市場株が停滞している時の憂さ晴らしとしては、なかなかにアドレナリンがほどよく分泌されて、これはこれで良いものです。

もう少しテクニックをうまく活用すれば、それなりに取れそうな予感があります。
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ついに伸びきる

2008-03-28 11:24:06 | 株に出会う
債券や為替との関連などで、昨日コンバージェンスしている主力市場では、朝方の押し目からの最後の反転を予想はしておりましたが、前場はほぼこの見通しどおりです。

その結果、先物は+7%の61%へ、先行していた日経平均とTOPIXも+1%の62%へとOSC値を上げております。

もう過去のトレンドからは伸びきった状態です。これ以上引っ張るとパチッ~ンと弾け切れるかも知れません。そのとばっちりを受けるのは真っ平ご免ですので、今日も持ち越しはしない予定。

前場は、直近IPOに乗り違えてしまいました。2173博展を111Kでの待ち伏せで拾ったのは良しとしても、普通なら時間を置かずに反発に転じるところですが、その後は114Kから115Kを一瞬付ける程度で、見せ板は跋扈するやら何やらで、全く分足を見ても節操のない乱れ方でした。方向感なしなどと言われますが、見せ板がありすぎて、皆さん一度は騙されても、今日はこの株、もういいや、と言った具合で段々と観客も少なくなり、最後は胴元と一部の上客だけの共食いになるのでしょう。

結局114Kで売り逃げしました。その間に、2167ウェブマネーが大化けでした。朝の特買いの3858ユビキタスも逃し、膠着状態のテックファーム(これは公募8万)の動きにも精力を取られてしまいと、歯車が狂いっぱなしです。

3823アクロディアは、これまでは押されたところからの反発があったかと思いますが、今日はそれが今のところ見られません。ここは筆者なりの推測ですが、OSCは確かに更に下がって-2%の42%ですが、今日の安値の513Kというのは、その下の463Kあたりまでは、いわばスカスカの状態となっており、ここがブラックホールのような形で、一生懸命吸引しているようなのです。そこに吸い込まれると、一旦必死のあがきで抜け出るかも知れませんが、その時にOSCが30%台の半ばくらいにまで落ちていないと、次のブラックホールが待ち受けております。430Kから446Kあたりです。

従って、今は第一のブラックホールに掴まりつつあるところですので、地合が好転しても反発力は弱いでしょう。昨日の8697大証のように。

その大証は、476Kのブラックホールに昨日吸い込まれました。今日は444Kまで落ちて漆黒の闇であがいておりますが、その下の第二のブラックホールまではあとかなりの道程があります。20K~40Kの下落で到達。これはアクロディア以上に底抜けした状態ですので、これからも売り優勢となるのではないでしょうか。

後場も、上昇トレンドに乗っている株の押し目狙いに徹する予定で、引けまでに戻したところで一旦売却という、まさに短期勝負でブラックホールからの回避を心がける予定です。

なお、相場全体がブラックホールに落ち込むためには、かなりの数の「白色矮星」の誕生が待ち望まれます。OSCの4層分析でいうところの①(前日安値を下回って終了し、かつOSCも前日より低下している銘柄)の増加です。

白色矮星というのは、太陽が後数10億年したら陥る運命です。超高熱・超重力状態で、最後にパッと閃光を発して命を閉じる、その有様が宇宙のあちらこちらで今も見られるのが白色矮星という訳ですね。文字通り、今の人類の眼には白く見えます。10円玉程度でも富士山並の質量がある筈です。宇宙物理にからっきし弱い筆者です。間違いがあれば是非ご指摘下さい。

まあ、余談はともあれ、当面は個別株のブラックホールに吸い込まれないよう、呉々もご注意下さい。
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明日のモニタリング銘柄(3.28.08)

2008-03-27 22:05:40 | 明日のモニタリング銘柄
いつもの通りに、まず、OSCの4層分析で3月27日(木曜日)の相場を振り返って見ます。

注釈:①から③に件数が移動するに従い、相場環境の改善を示唆しております。④は中立。
日付の後の( )内の数字はその日の日経平均の前日比。

①OSCが前日同値以下&終値が前日安値と同値かそれ以下で終了
②OSCがコンバージェンス&前日比マイナス引け
③OSCが前日以上&プラス引け
④いずれにも該当せず

1月11日から2月22日までのデータ

2月25日(+414円)①20件 ②7件 ③69件 ④107件
2月26日(-90円) ①78件 ②0件 ③20件 ④101件
2月27日(+207円)①32件 ②12件③92件 ④65件
2月28日(-106円)①46件 ②17件③83件 ④54件
2月29日(-323円)①39件 ②106件③42件④14件
3月3日 (-611円)①147件②21件③12件 ④21件
3月4日 (+0.1円)①77件 ②19件③48件 ④58件
3月5日 (-20円) ①80件 ②21件③31件 ④71件
3月6日 (+243円)①20件 ②13件③119件④51件
3月7日 (-433円)①127件②32件③19件 ④24件
3月10日(-250円)①166件②11件③7件  ④20件
3月11日(+126円)①5件  ②33件③159件④7件
3月12日(+203円)①4件  ②8件 ③97件 ④96件
3月13日(-428円)①125件②26件③25件 ④29件
3月14日(-192円)①110件②18件③22件 ④50件
3月17日(-454円)①103件②43件③36件 ④18件
3月18日(+177円)①26件 ②48件③84件 ④41件
3月19日(+296円)①2件  ②7件 ③160件④31件
3月21日(+222円)①29件 ②3件 ③84件 ④84件
3月24日(-2円)  ①8件  ②35件③101件④55件
3月25日(+265円)①12件 ②14件③116件④58件
3月26日(-39円) ①20件 ②55件③101件④21件
3月27日(-102円)①40件 ②44件③49件 ④69件

どうやら、このOSC4層分析も、市場の気まぐれにかなり翻弄されることが明らかとなってきました。いくつかのパターンでは、上げ予兆の予測ができるのですが、これぞといったズバリと嵌る法則は見いだせません。①が悲観、②が希望の芽、③が楽観、④が躊躇、といった名称を与えることができます。

③の楽観がまず減少し、④の躊躇を経て、①の悲観がかなり貯まってから、②の希望の芽の伸び具合(30から40件)に達した時が、上げ予兆となります。

その見方からすると、今日のところは①の貯まり方がまだ足りません。④に居残っている銘柄も多いし、③が昨日よりも減少しているのは楽観が後退している証拠です。②は逆に減少しているということは、市場の逡巡も反映しておりますが、やはり①がもっと増えて、②が後退してから、再度増えないと駄目ということになります。

明日のモニタリング銘柄は、昨日に続いてこれといった銘柄はありません。いくつか筆者が気にしている銘柄を列挙して、多少の解説を加えるに留めたいと思います。

1.3823アクロディア
 やっと調整モードに突入です。このところ上げていた銘柄がアクロに限らず、軒並み調整をこいております。ドワンゴ、ザッパラス、ソネットエンタテインメント、日本風力開発、プロデュース、カカクコムなど。中でも、この株のOSCの落ち方が-9%と、もっとも大きいので、一応、明日、かなり押されてからの反発力から、新興市場の様子を窺う意味で、チョイとモニタリングしてみます。

2.6501日立
 主力銘柄の中では、この株の出遅れが目立ちます。それもその筈、業績悪化から東証のPER平均が16倍にまで落ちているところ、この株は何と204倍です。アクロディアの119倍よりも倍近くも高い。これが「伝統」の強みか?昔は野武士などと言われた時期もありました。そう言えば、「日立武蔵」とか言う女子バレーボールの常勝チームがありましたね。我が家では、技術の日立を信じて、日立の洗濯機を買い続けております。洗濯機の命の「モートル」が日立は優れていると信じて。前の洗濯機は家人の酷使がたたって、そのモートルが2度ほどいかれました。昨年買ったのは今のところ良く働いてくれております。

取り上げたのは、筆者が日立ファンだからと言う訳でもなく、テクニカルに遅れていることが一目瞭然だからです。しかし、こうした「低迷」をよくテクニカル指標は示現するものです。先日のTDKもそうでした。下方修正の予兆をテクニカルには示していたことになります。しかし、こと日立に関してはもう業績のことは折り込み済みでしょう。

3.4543テルモ
 切り返すも、遅々とした歩みです。RSIはむしろ7%も下落して26%です。この会社、安定した業績でここまで停滞することはないはずですが、財務諸表を見ていて、1点だけ気になることがありました。借金が増えているのです。確か百数十億円です。一体何に使うためなのか?これが分かればインサイダーですが、しかしまあ、日経全体が下げている割には、この株は優秀と言えるでしょう。4910円の底固めを3回も行いましたので、ここらで爆発的な上昇を見せて欲しいものです。もう、外人さんの決算用の売りは終わったでしょう。

4.1972三晃金属
 毎日1つはヤクザ株を取り上げてしまうのが癖になりました。今日の明治海運は、少々仕手筋の嵌め込みが目立ちましたね。最初はマイナス圏でのレンジ操作で上値を抑えておいて、後場に一気に抵抗線を破って昨日高値抜きにまで持っていき、引けにかけて一気にマイナス圏まで落としこむ絨毯爆撃でした。見え見えの手口でしたので、前場からは監視のみでその手には乗りませんでした。

ヤクザ株は、このように汚い手口が横行します。そこはこの株も気をつけて下さい。一応、OSCがこのところの9日連続30%台から、今日はようやく40%にまで抜け出しての引けでの最高値マークですので取り上げました。明日、24日のような出来高があるかどうかがサインです。220円まで来ましたので、当面の上値の障害物はあまりありません。10DHMAも223円ですので、すぐそこに来ております。強気が勝てば、一気に277円の3月5日の高値まで飛び立つかも知れません。あくまで可能性です。

以上です。チョイと少ないのですが、こんなもんでご勘弁を。

最後に、ヤクザ株でひょいと思い出しました。例の4997日本農薬です。終値でも3月7日の最高値を抜きました。翌日は100円のストップ安に沈んでおります。ところが、当時と違うのは出来高です。今日はやっと194万株まで伸びましたが、それまでは100万株未満でした。VR改という指標でみても、当時は278%もありましたが、今日はまだ120%です。これが明日の地合も相俟ってどう出るのか興味津々です。OSCは+6%の64%です。3月7日は74%まで行っております。迂闊に売りを仕掛けると、今回はひょっとすると「吸い取り紙でできた筏で海に漕ぎ出す」羽目になるかも知れません。呉々もご用心を。
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市場概況(3.27.08)

2008-03-27 20:25:54 | 市場概況
3月27日(木曜日)の市場概況です。

テクニカル用語の簡単解説

・日経先物:OSC54%(+3%)ボトムは3月10日の30%で切り返し中
・日経平均:OSC61%(+7%)ボトムは3月10日の29%で切り返し中
・TOPIX:OSC61%(+6%)ボトムは3月10日の30%で切り返し中
・マザーズ指数:OSC53%(-2%)ボトムは3月10日の29%で切り返し中
・ヘラクレス指数:OSC63%(-3%)ボトムは3月10日の28%で切り返し中
・国債先物:前日比33銭高 OSC41%(-5%)ピークは3月17日の55%で下落中
・日経先物イーブニングセッション:12720円(大証終値比+90円)
・NYダウ:12302ドル(-120ドル)OSC56%(-3%)ピークは3月24日の60%で下落中 更新
・シカゴCME日経先物:12660円(大証夕場比-60円)更新
・ドル円:99.64円(+51銭円安)OSC53%(-4%)ピークは3月25日で下落中更新

この時間欧州株は堅調。円安に若干振れております。

国債先物が値段は上げたものの、OSCは更に落としております。高値が19日をピークにして下落中であることが、OSCを落としている原因かと思います。要するに、債券が買われすぎの状態です。これ以上、買い手は利鞘の旨味がない国債を抱えたくないとの心理状態ですね。

日経先物のOSCも54%となり、前回、前々回高値の56%、57%にほぼ到達しております。日経平均に至っては、前回、前々回高値の58%、59%をついに抜き去りました。TOPIXも1月31日の61%に並んでおります。

新興市場はいち早く調整に入ったことを考えると、一旦相場はピークアウトした可能性が大です。

但し、NYダウのOSCは59%に留まっており、それ以前の63%、64%というピーク値に対しては、まだ若干の上げ余地は残されております。今晩の欧州市場の動きを受けて、NYダウが明日プラスで終了するなら、日経平均も明日はもう一段の上げで仕上げてから、下落モードに転じるのではないかと見ます。一気に死なずに、ある日急に元気になる病人の様子を想像すれば、これも世の中の物事の動きの特徴かと思います。

夕方、ある本を読んでいましたら、「21世紀において、結婚生活に乗り出すことは、吸い取り紙でできた筏で海に漕ぎ出すのと同じくらい愚かしいことである。」(イヴォンヌ・ロバーツ)-イギリスのジャーナリスト-と言う言葉が印象に残りました。

何を言いたいのかは、シニカルな筆者の文章を読み慣れた読者の方は想像に難くないと思います。

しかし、この文章の本意は、「人の寿命というのは家族よりも長い」ということにあります。さすが、イギリス人だけあります。シニカルさの度合いが筆者とは格が違います。

もう、上げ寿命は長くないと言うことを言いたいがための言葉遊びでした。

----------3月28日朝のコメント---------

NYダウは3日連続下落。3月24日にピークアウトした可能性が大です。指数値(真の高値・安値で窓開き分を調整した累計値)で見ると、2月1日が13754(終値12743ドル)、2月27日が13910(終値12694ドル)、そして3月24日が13903(終値12548ドル)と、それぞれピーク値が揃っております。

ピーク値は同程度にまで反発しておりますが、終値はむしろ少しずつ下落しております。これは、日足で見るとボックス圏の動きのようですが、NY市場は全体としてまだまだ「衰退過程」にあることを示しております。

ここからは巷間言われているように、欧米の金融機関の1-3月期の決算がヤマ場となるでしょう。予想値を上回っての損失計上なら、ここからもう一段の下落へと突き進むかと。その「前哨戦」からか、ロイターが伝えるところによれば、ゴールドマン・サックスのエコノミストが、世界の金融機関の損失は1兆2千億ドルになる可能性があると伝えております。ドンドンと損失額が膨らんでおります。変幻自在に数字が上へ上へと動く様は、どこの国も同じということ。

ところで28日間タームのTSLF(ターム証券貸出制度)という、FRBが金融機関保有の証券と国債を好感する第一回の入札は、750億ドル、落札利回り0.33%、応札倍率1.15倍と低かったとのこと。この発表を受けて債券の利回りが上昇。TSLFの需要の弱さは一体何故なのか?FRBの捨て身?の救済策に皆さん飛びつかないのは何故?このあたりの疑問がいずれ解ける日が来るのかどうか。
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再度、波乱の幕開けか

2008-03-27 11:30:57 | 株に出会う
再度、ドル・円が98円台に突入するやら何やらで、いよいよ波乱の幕開けかと思わせる前場です。

5713住友金属鉱山の今日の値動きがそれを象徴しております。

東芝がアメリカで原発2基を受注したとのニュースも、既に折り込み済みかどうか知りませんが、当の東芝が特売りで始まる始末です。しかし、ニュース発表の時間をよく確認すると、昨日の朝の11時半でした。そこから、後場はギャップアップして既に上げていたのですね。

一方では、同じ環境関連でも、これからの食料受難時代を迎え、世界中で食料の増産が始まるとの期待からか、今期10.4%減益予想の4997日本農薬がまたまた仕手戦の様相を呈しております。3月7日の高値943円を一旦は抜きました。その翌日は、怒濤の利確の売りで100円安のストップを付けたのは記憶に留めて置いた方が良さそうです。

こうした株に乗るなら、もう少し素直な値動きをする直近IPOの下値を拾って、少々眠気覚ましに興じる方がまだましかと。

直近IPOの中では、筆者が最もそのビジネスモデルを評価しているのが、3623ビリングシステムです。朝から結構賑わっておりましたので、マーケット・スピードで分足とMACD、それにパラボリックという「三種の神器」を使って、押し目を待っておりました。今回は単純な手法です。昨日から、綺麗な右肩上がりの分足を描いているこの株、185Kあたりから今日の上げ下げのボトムラインを引いていくと、大体205Kあたりが、次のボトム位置になることが分かりましたので、そこで待っていたら、予想通りに沢山仕込んだ方の、突然の成り売りの嵐でかっさらわれました。

ここからが、筆者の悪い癖で、たったの+3Kで売り飛ばしてしまったのです。その後再度215Kアップまで噴き上がっております。まあ、そこまで待つのはなしとしても、悠に210Kでは売れていた筈ですね。今後は鬼の意志を貫きたいと思います。

さて、各市場のOSCは前場終了段階では、

・日経先物 51%(前日同値)
・日経平均 56%(+2%)
・TOPIX 58%(+3%)
・マザーズ指数 52%(-3%)
・ヘラクレス指数 62%(-4%)

となっております。マザーズ指数とヘラクレス指数以外はコンバージェンスしておりますが、これで日経平均の56%という値は、2月18日の前回のピーク値の58%にほぼ近づきました。NY市場が不安定さを増している現在、為替も再度円高に向かおうとしている今、明日、このコンバージェンス通りに戻す材料が出るのかどうか?

今日、マイナス終了のままコンバージェンスするなら、明日も少なくとも当初は押され、その後戻すことを示唆しております。しかし、この高値圏でのコンバージェンスは、そろそろピークアウトが近いことをも示唆しております。

長期国債先物は、前場で36銭上げております。OSCは一旦40%と、前日比6%下げております。思ったほどは高値を追いかけておりません。今日の高値は141.03円です。3月19日の141.91円をピークに下落中です。

日本の債券市場で長短金利が逆転したとの記事が日経に出ておりましたが、日本の本来の実力からすると、長期国債は上がりすぎ(金利低下)なのですね。その高値警戒感が根強いものと思います。

引き続き、債券と株式の値動きは注視しておきますが、こうした債券の需給関係も考慮に入れることが必要かと思っております。
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