モダンワークスさんから190ccエンジンの再販があり、
そのタイミングで初期オーバーホールが入ったから早速分解していく。
このエンジンは今日現在だとまた売り切れてしまったみたいだけど、
9月頃にまた再販されるみたいだから欲しい方はチェックしてみよう。
そんな訳でバラバラにしたらベアリングを交換してクランクの芯出しをするんだが、
190ccのクランクって酷く振れてはいないのであまり修正した記憶が無いんだよなぁ。
最近だと修正したクランクってほとんどが国産エンジンの物ばかりなんだけど、
どれもが中古だから仕方ない話だ。
一通りの作業が終わったら組み立てていくんだけど、
190ccのクランクはこんな感じでベアリングがオフセットされていて、
この分だけケースがワイドになっていて5速ミッションのギアを薄くする事なく収まっている。
多分だけど本家のアニマ5速もこんな感じでケースが広がっていると思われるんだが、
本物は開けた事が無いから良く分からん。
アニマレプリカのクラッチ側を上から見るとこんな感じで6枚クラッチなんだけど、
クラッチバスケットの裏側にあるのがプライマリギアでキックスピンドルの力がこのギアからクラッチバスケットを直接伝わるからクラッチを切っていても始動が可能なプライマリスタート方式。
ただこのギアはミッションのカウンターシャフト先端にあるから、
ケッチンを食らうとケース右側の後ろ側のミッションベアリングに力が集中してケースが割れてしまったりするんだよねぇ。
よってこのエンジンをキック始動する時はキックでペダルを踏み続けずに蹴ったらすぐペダルを戻すようにしてもらいたい。
感覚としてはパンチを振り抜くストレートではなく拳をすぐ戻すジャブのような感じかなぁ。
ちなみにもしケース割っちゃってもウチなら修理出来るから、
もしやらかしちゃった方がいたらメール下さいな。
とりあえずここまで組み立てておいたから次は腰上なんだけど、
他の加工がまだだから明日暇なら頑張るかな。