南信州のりもの倶楽部♪

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少数派エンジンはこれだから困る

2018年07月28日 13時53分19秒 | ゴリラ、整備やカスタム編


昨日の続きで1P60YMJなんだけど、
このエンジンや1P60FMKなどはクラッチバスケット裏のスターディングドリブンギアは外せるようになっているんだけど、
外せるって事は多少なりともガタがあり、
でもパワーがあるエンジンだからこのガタが大きくなるとクラッチが振れ出してしまう。
よってこのバスケット本体をギアが一体になったW190の部品と交換しようてしてみた。

でも本体の長さが5ミリほど長くこのままだとカバーに当たりそうだからトップを短くしてやる必要がありそう。









とりあえず交換してみようとしなら何故か入らないためギア部分を調べたら丁数が違うため無理っぽい…

ちなみにW190は13丁、1P60YMJは14丁でギアの厚みが違うから耐久性を上げられているみたいだ。









1P60YMJのギアを調べていたら偏摩耗していた。
キック始動は気を使ってはいたんだけど一発で起きない時はい嫌でもケッチン食らうし、
しかもプライマリギアもそうだけど常時噛み合いだから抵抗があれば減ったしまうかもだが、
プライマリギアは減ってはいなかったからやっぱりケッチンで痛んだんかねぇ。










それならLIFAN150の部品と交換すれば良いかとは思ったんだけど、
150の方は15丁だから微妙にガタが出来る…

ちなみに写真の150ccのギアはケッチンによって欠けてしまっているから始動は無理しないよい気を付けよう。









色々考えてみたがW190のバスケットを使うにはプライマリギアも交換すれば良さそうだけど、
それは相対的にキックスピンドルギアと一式交換になりそうで、
でもW190ってスピンドルがNSR50と同じ太いタイプだから流用は無理そう。

今度190ccをバラしてプライマリギアの数を調べて単品で流用出来ないか試してはみるけど、
そこまでするなら190ccが1機余ってるからエンジンチェンジしても良いかもなぁ…

ちなみにだが150ccのドリブンギアとは丁数は違えど1丁だけだから、
クラッチバスケットのガタが増えていない場合に限り150ccの部品でリペアが可能。
だから次のオイル交換の時にはまたバラしてドリブンギアだけ交換してみる。


まぁ読んでみて分かっただろうけどこのエンジンはこう言った所でツブシが効かないから、
やっぱりGPX125のようなプライマリキックでないエンジンの方が良いと思う。
パワーがあるからと買ってみても部品で困った挙句使い捨てじゃ意味無いし、
それにパワーのあるシワ寄せも必ずあるから1P60YMJに関してはあまりオススメは出来ないかなぁ。

とは言ってもすでに売ってないから手には入らないだろうけど、
ヤフオクで中古エンジン買ってきてオーバーホールを入れてくれても場所によっては部品流用が効かないから勘弁な♪

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