南信州のりもの倶楽部♪

バックオーダーをいただき過ぎたため現在オーバーホールのご依頼は受け入れを一旦停止しています。

GPXのセル付きが有れば何ら問題ないんだが…

2021年11月15日 20時25分00秒 | 輸入横型エンジン編
先ずまたお詫びなんだけど忙しくてメールを全く返信出来ずホント申し訳ないです。
ただ近日中には必ず返信するのでもうしばらくお待ち下さい。












週末は色々やってて全く進まなかったんだが今日からエンジンをバリバリ作るぞ♪と朝から頑張る予定だったが、
終わってみれば本業の方で一気に3件から修理依頼がありたった1日で今月の借地代を稼ぐ事が出来た。

ただ空いた時間でエンジンもちゃんと作っていてロンシン125の腰上を組んでいたんだけど、
元からヘッドの右側のカバーが交換されてはいたんだが、
この形状だと油圧がベアリングの球の隙間から逃げてしまいカムに回らなくなってしまうため、
仕方なく平田商会に行き金属シールのベアリングを購入して片側だけシールを外して交換しておいた。

ロンシンの右側カバーは先がカムの中に刺さるような構造だから油圧はあまり逃げないんだが、
ほとんどのカバーは写真のように片側シールが前提だからこのままだとカムとロッカーアームがカジってしまうと思われる。

まぁそれでも少しの間乗ってて平気だったからこのまま帰そうかとも考えたが、
もし焼き付いたら間違いなく私のせいにされるだろうし、
ベアリングも500円もしないんだから安心して使っていただく方にした。

ただ、交換したベアリングは6002なんだが中華ベアリングは国産より1ミリ程薄いため、
国産品に交換するとスプロケが外に1ミリズレる事になり、
チェーンラインとしては問題なくてもヘッドの丸いカバーの内側の抑えを1ミリ程削らないとカバーがスプロケを押してしまいクランクが回らなくなる。

そもそもベアリングなんぞ規格に合わせて作りゃ良いものをサイズをいちいち変更するとかやり方が可愛くないね。












夕方に本業からやっと帰って来て残業をして何とか完成した。

今回はフルパワー化と言うかリミッターをカットしたような感じなんだが、
本当はGPX125をお勧めしたいんだけどセル付きとなるとこのエンジンしか無く、
でも圧縮は上がってハイオクガソリン仕様となりハイカムを入れたから高回転まで気持ち良く回るエンジンにはなっている。

そしてこのエンジンを作るためロンシン125用のフルパワーキットを3セットも購入してしまったから、
セル付きは譲れないんだがパワーを何とかしたいって方は是非オーバーホールに出して下さいな。





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